おシャカ様は私たち衆生の為に命懸けで行われたのですから
犬死させては困るではありませんか。
二千五百余年間、それが潜在意識となって私たち衆生は
生まれ変わり、死に変わりして今日に至っているのです。
今日は昔の今日と同じです。
おシャカ様も眼は横、鼻は縦についていたのです。
天地と我とは離れられないものです。
元来が一つのものなのです。
「奇なる哉、奇なる哉、一切衆生 悉皆成仏」
(きなるかな、きなるかな、いっさいしゅじょう しっかいじょうぶつ)
と、叫ばれたのです。
私たち衆生を 「仏」 にしようと、おシャカ様は命懸けで行われたのです。
「常不軽菩薩(じょう ふぎょう ぼさつ)」 は人を見ると、「皆仏なり」
といって拝んだと言います。
私たち衆生は 「仏」 なのです。