おシャカ様は何物も何人も元来「実相そのもの」であることを「自覚」なされたのです。
「実相その物が、その物を証明する処」に「真の救い」が有(在)るのです。
この「不動なる教え、即ち自らが自らを救う」という至極明確な最終の教えを「真の宗教」というべきではないでしょうか。
現今では「真の宗教、真の救い」は「人の考えや学問の研究では、手の届く処のものではない」ということから判断としない有様です。
しかし、おシャカ様の教えは、知識人が確かに頷き得る教えではないでしょうか。
それ故に世界の多くの知識人の間には「法(禅)」が広がりつつあると私は思っています。