宿坊に泊まることも楽しみのひとつでした。
初体験、わくわくです。
今回のツアーで宿泊したのは、高野山 金剛峯寺の目の前にある天徳院 。
二代将軍の徳川秀忠の二女珠姫の戒名から
天徳院と名づけられ、菩提寺となっています。
その他、五代将軍綱吉の母、桂昌院からの
赤穂四十七義士のお位牌も祀られているそうです。
ゆるキャラの高野くんもお出迎えです。
私たちは、このお玄関の2階がお部屋でした。
お玄関を入ると、
綺麗に磨き上げられた、廊下が伸びていて
廊下からは、見事な庭園も見ることができます。
お坊さんがお部屋まで、キャリーバックを運んでくれて
私たちが通されたのは、二間続きの58番のお部屋。
畳が真新しくて、久しぶりに嗅いだ畳の香りで、癒されます。
さすが宿坊、障子だけで、鍵などはないのです。
鍵の閉じ込めの心配もなく、忘れっぽい私にはピッタリ!?
この日は、トラピックスとクラブツーリズムのお客様で満室でした。
これが夕食です。
体に優しい精進料理の数々。
旬のお野菜や穀類、豆類、干物や海藻など
殺生をしない食物を使われています。
名物の胡麻豆腐、黒豆煮、八寸、熱々の精進揚げなど…
思ったよりも、味が濃く、美味しく頂きました。
これから、まぁーちゃんのスイーツを食べる私たちには、
ヘルシーな食事でよかったです(笑)
宿坊に泊まって何が心配かというと
やはりトイレとお風呂。
トイレは、和式を覚悟していましたが、意外にもウォシュレットで快適。
お風呂は3か所あって、この日は女性が多いので2か所が女性用。
ご覧のとおり、とても綺麗で、シャンプーはありましたよ。
アメニティはないものの、清潔な洗面台。
勿論、ドライヤーもないので、持参しました。
ここには、鏡がありますが、お部屋には小さな鏡が一つ、
朝、顔を洗う洗面所は、お湯は出ますが、鏡がないの。
これだけが、少し不便でした。
歯磨き粉が顔に付いていても気が付かなかった人も一人いたしね(笑)
食事の間に、お布団も綺麗に、敷いてくださってました。
てっきり自分で敷くと思っていたので、荷物を運んでくれたりと、
宿坊なのにサービス満天なんですね。
食べて、飲んで、喋って、夜は更けていきます。
いつもなら、明日は帰るんだよねって、寂しくなりますが
今回の旅は、まだ明日も明後日もあるから嬉しい。
でも、明日は早朝のお勤めに出るので、おやすみなさい!
一夜明けて、顔が寒くて目が覚めました。
高野山は、900メートルの山の上、朝晩は、冬のように冷え込みます。
慌てて、ヒ―タ―をオンにしました。
高野山、唯一の重要文化財の庭園を見ながら、本堂へと向かいます。
向いに見えるのが本堂。
本堂は残念ながら、撮影がNG。
ここで、30分ほどの、勤行です。
さすが年齢層が高いツアーなので、自由参加といっても
お堂の中は、ぎっしりです。
どこかで見たことのある光景、お経と…
主人の実家と同じ、真言宗だったんだわとここで気づく私。
朝のお勤めが済んで、
朝食も美味しく完食!
新緑の美しいお庭に見惚れて
意外にも快適な宿坊体験に満足して、8時に出発です。
熊野へとバスは走ります
そこからが、私たちにとっては本当の苦行だったのかも!?