コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

Canの筋肉

2016-01-29 06:10:24 | Weblog
世の中には
「私にはできない」
「こんなに難しい問題無理だ」
と始める前からあきらめてしまう姿をよく見かけます。

この最初からあきらめる人と、
いろいろなことに挑戦しようとする人には、
「Canの筋肉」の違いが影響しています。

Canの筋肉とは、
なんらかの課題に対する「こうすればできそうだ」という感覚や、
「自分ならきっとできるだろう」と信じる自分の能力への信頼のことです。

Canの筋肉の強い人は、
困難や難問にぶつかっても、
「自分にはできるはずだ」とあきらめず努力をし、
たとえうまくいかなくても再チャレンジする行動力があります。
その結果、様々なことにチャレンジします。

逆に、Canの筋肉の弱い人は、
やる前から「自分にはできないに違いない」という無力感があり、
やる気や自信を喪失しています。
問題を処理できる能力があっても、
自分の力を信じられないため、
目標を低く設定したり、
すぐにあきらめてしまいます。

そこで、
大切なのは「自分にはできると信じる心」を育てるということです。
その方法を4つ紹介します。
➀ 達成体験をもつ
② ロールモデル
③ 励まし
④ 心身ともに安定させる

この中で②のローモデルという言葉が聞き慣れないので説明します。

ロールモデルとは、
平たく言えば、「お手本」のことです。

子どもでいえば他の生徒や教員、
家族では親や兄弟、
会社では同僚や上司、時には後輩もロールモデルになります。

問題に対処したり困難を乗り越えたりする姿を見せるだけでなく、
過去にどのように逆境を乗り越えてきたのかを
伝えることも役に立ちます。

たとえば、
大人は自分が子どもと同じ年齢の頃にどんな大変な経験をし、
どうやってそれを乗り越えたのか、
そしてどんな教訓を得てどんな成長につながったのかを伝えてください。

また、
TVなどの有名人、
歴史上の偉人もロールモデルとして重要な役割を果たします。

ぜひ、
ロールモデルになりうる人物の生き方や、
彼らがどのように成功したのかを、
考えてみましょう。


信念は、もつのではなく貫く

2016-01-28 06:17:42 | Weblog
信念とは、
なんでしょうか?

信念とは、
正しいと信じ、
堅固に守る自分の考えです。

自分の軸がしっかりしているからこそ、
ぶれない人生が歩めます。
特に夢をかなえるときには「信念が大切」です。

信念と人生は、
比例します。
信念が曲がっていれば、
人生も曲がります。

信念が真っすぐであれば、
人生も真っすぐ歩めます。

「信念をもっています」と言いますが、
もっているだけでは何もなりません。

信念は、
もつものではなく、
貫くものです。

人生では、
必ず障害が現れます。
そこで信念を曲げてしまうと、
意味がないのです。
壁があれば、
勢いで貫いてしまいましょう。
少し助走をつけて体当たりすれば、
壁が壊れます。
信念を貫くから、
真っすぐな人生が歩めるのです。


同じ出来事でも、他人と自分は違う

2016-01-27 05:51:46 | Weblog
人はさまざまな情報を脳に送り、
記憶として蓄積します。
その際、経験、文化、言語、信念、価値観、認知など、
その人特有のフィルターを通しています。
そのために、脳に記憶された体験は、実際の体験とは異なります。

先日もこんなことがありました。
妻と自動車に乗っているときに、
道路脇で小学生がサッカーをしていました。
私は、「へぇ!ここでサッカーをしているんだ」
と独り言を漏らしたときに、
妻がこう続けました。

「こんなところでサッカーをやっていて危ないわ・・・」と。
私は思わず
「んっ!私は寒い中、サッカーやっている小学生は元気だね!」
と言いたかったのに・・・と、
言葉を押しとどめました。

いつも一緒にいる私たちでも、
同じ出来事が起きたとき、
そのとらえ方は全く違うのを認識したのです。

人には、
その人特有のフィルターを通して蓄積された体験・記憶があり、
それを「地図」と呼びます。
この地図は人それぞれにより異なります。

ちなみに、
日本地図が土地そのものではないように、
地図というのは、
人が他人とコミュニケーションするために、
体験を一般化したり、
省略したりして使っているものです。

地図は土地ではありません。
人はそれぞれ固有の地図を持ち、
それを基準に考え行動しているのです。
同じ体験をしても、
人によってとらえかたが違うのは、
この地図の違いから来ているのです。

「コミュニケーシヨンが難しい」と言われますが、
あらかじめお互いの地図の違いを理解しておけば、
余分な気遣いは少なくてすみます。
地図の違いは端的に言えば、
大切にしている考えの違いです。
そして、相手の地図を理解することは、
相手をより深く理解することになり、
万が一、
対立することがあっても、
相手の地図に合わせた対応のしかたを考えることもできます。


感情イメージを空中に拡大させる

2016-01-25 06:00:48 | Weblog
多くの人は嫌な感情に出くわすと、
それに対してフタをして、
感情を隠そうとします、
しかしながら、
感情を隠そうとすればするほど感情は蓄積されていってしまいます。

たとえば友人にからかられて悲しい思いをした場合、
あの時もこうだった、
この時もこうだったと蓄積され、
後々大きな問題に発展するときがあります。

そんな時には、「感情イメージを空中に拡大させる」ことです。

友人にからかわれてとても悲しい思いになった時に、
その悲しい思いは、
体のどの部分で感じるのか?
胸か頭か、指先か、足先か?
奥の方か?表面か?
感情を感じる部分はいったいどこなのかを考えて絵に書き出します。

次に、その感情は色や形で表すといったいどうなるのか?
印をつけてみます。
たとえば、黒っぽくキリキリしたものなのか?
もやっとしたどす黒いものなのか?
その感覚を強く意識します。

これだけでも、
かなり自分を冷静に見ることができることを感じるでしょう。

さらに、
この感情をイメージの中での色を変えてみたリ、
形を変えてみたりして、
拡大します。

そして、
最後に全身に満たしていきます。
体全体にあえてネガティブエネルギー充満させるのです。

さらに、
部屋中に、地球上に充満させようとすると、
ふわっとネガティブな感情が軽くなる瞬間があります。
このネガティブエネルギーがニュートラルに変わるのです。

最初は、
一人になれる場所や布団の中で行うことが良いでしょう。

この感情操作を繰り返すことで、
同じような場面に遭遇しても
うまく対処ができるようになります。

この事実は私にどんなことを気づかせようとしているのだろうか?

2016-01-22 06:07:04 | Weblog
昨日は感情をコントロールするためには、
事実に対して解釈を変えることが必要であることを書きました。

しかし、こんな質問をよく受けます。
「言われることはわかりますが、そのような気持ちになれません。
大病を患ってしまって、
だから『人の気持ちがわかる』なんて思えない」ということです。

この気持ちは非常によくわかります。
そのときの対処方法です。

「この事実は、私にどんなことを気づかせようとしているのだろうか?」

私は、その時にこのように自問自答するようにしています。

たとえば
「病気になったことは、私にとってどんな気づきがあるだろうか?」
「愛する人が亡くなった。これは私にとって何を意味しているのだろうか?」
「試験に失敗した。これは私にとって、どんな意味があるのだろうか?」
「大切な会議に遅刻してしまった。
これは私にとって何を気づかせようとしているのだろうか?」
などです。

少しスピリッチャル話になりますが、
「苦しみは気づきのチャンス」と言われています。
色々な苦しみに出会った時、
原点に返ってものごとを考え、
自分自身が気づかなければいけないことに気づけるかどうかが、
その苦難を乗り越えるための源となるのです。

気づかなくてはいけないことに気づくためには、
困った時ほど自分自身としっかり向き合う姿勢が大事です。

苦しみの中に、
どこかに自分の気づかない弱さ、
愚かさがあったとすれば、
それは何なのか?
それに気づけば、
同じような失敗を繰り返したり、
人からひどい仕打ちにあう前に
上手に回避することだってできるのです。

そのためにも、
変えられない事実は、
「自分に何を気づかせようとしているのか?」
をいつも自問自答したいです。