あるクラスで
担任と子どもが上手くいっていないクラスがあります。
どうも、担任の先生の持ち物に
わざと画鋲を刺していたようです。
担任の先生は
ベテランのやり手の男の先生です。
でも、上手くいかないんです。
どうしてだろうと考えてみると
子どもたちの「自己重要感」が満たされていないようです。
誰でも他人からバカって言われたら腹が立ちますね?
それが上司だろうと、同僚だろうと、後輩だろうと、
恋人だろうと、親・兄弟だろうと関係なく、腹が立つものです。
どうして腹が立つのでしょうか?
それは、
人は誰しも自分が重要な人間であるという自己重要感を持っているからです。
言い換えると
「自分は優秀な人間である」
「自分は才能のある人間である」
「自分は器の大きい人間である」
「自分は他人から好かれる人間である」
「自分は正しい人間である」
こういった気持ちのことです。
どうですか?
皆さんももっていますね。
いや、別に恥ずかしがることはありません、
それが普通なんです。
でもこういった認識は、他人の評価に基づいていものです
だから不安定です。
いくら自分自身を優秀な人間だと思っても、
正しい人間だと思っても、
他人が認めてくれなければ幻想と同じなんです。
自己重要感を満足させるため、
誰もが分野は違えども成功することを目指します。
成功すれば他人から評価され、
自己重要感を満足させることができるからです。
しかし、ここで失敗したりすると、
自分は重要な人間であるという
自己重要感が傷つくので落ち込みます。
でも、
なにかで成功する、
人から評価されるというのは非常に難しいのですよね。
なにしろ、とてつもない努力を要します。
努力しても必ず成功するなんて保証はありません。
そのため、多くの人は自己重要感を満足させるため
とても安易な道をたどります。
それが他人を中傷する、批判する、悪口を言うという手段です。
今回の例で言うといたずらです。
「あいつバカだ」と言って、
相手を貶めれば、
相対的に相手より自分の方が利口になったように思えます。
つまり、自己重要感を高められるわけです。
「国家の元首にあんな政策をして、
金持ちのボンボンには庶民のことが分からない」なんて、
相手を批判すれば、
その元首より頭が良くなったように思えます。
自己重要感が高められるわけです。
しかし、こういった中傷、批判、悪口にはとんでもない落とし穴があります。
それは、相手の自己重要感を傷つけて、
相対的に自分の自己重要感を高めているので、
相手の恨みを買うということです。
中傷、批判、悪口を言う人間は嫌われます。
「お前はバカだ」と言えば、下手をすると、
「バカだと!? なにを、お前の方こそ間抜けのクセに!」となって、
喧嘩に発展します。
そうならないとしても、
恨みを買うので、
相手から足を引っ張られたり、
陰口を言われたり、
自分にとってマイナスとなる行動を取られる可能性が高いです。
自己満足のために他人を傷つければ、
因果応報な目に会うわけですね。
逆に相手の自己重要感を満足させてあげれば、
他人から好かれ、
良好な人間関係が築けます。
しかし、
なぜか世の中には、
自分の自己重要感を満足させることばかりに躍起になって、
他人の自己重要感を満足させることには無関心、
むしろその逆といった人が多いです。
これは相手を「すばらしい!」などと認めると、
相対的に相手より自分の方が劣っているように錯覚して、
自分の自己重要感が傷つくからです。
または、
照れや恥ずかしさなどが原因としてあります。
だからこそ、
相手の自己重要感を満足させることを、
積極的に行った方が良いのです。
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こちらです。
(知人に紹介してください。配布フリーです)
http://www.katch.ne.jp/~k-kami/
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■ 「教師のほめ方叱り方コーチング」学陽書房
■ 「『いじめ・不登校』から子どもを救う!教室コーチング」明治図書
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どうも、担任の先生の持ち物に
わざと画鋲を刺していたようです。
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ベテランのやり手の男の先生です。
でも、上手くいかないんです。
どうしてだろうと考えてみると
子どもたちの「自己重要感」が満たされていないようです。
誰でも他人からバカって言われたら腹が立ちますね?
それが上司だろうと、同僚だろうと、後輩だろうと、
恋人だろうと、親・兄弟だろうと関係なく、腹が立つものです。
どうして腹が立つのでしょうか?
それは、
人は誰しも自分が重要な人間であるという自己重要感を持っているからです。
言い換えると
「自分は優秀な人間である」
「自分は才能のある人間である」
「自分は器の大きい人間である」
「自分は他人から好かれる人間である」
「自分は正しい人間である」
こういった気持ちのことです。
どうですか?
皆さんももっていますね。
いや、別に恥ずかしがることはありません、
それが普通なんです。
でもこういった認識は、他人の評価に基づいていものです
だから不安定です。
いくら自分自身を優秀な人間だと思っても、
正しい人間だと思っても、
他人が認めてくれなければ幻想と同じなんです。
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成功すれば他人から評価され、
自己重要感を満足させることができるからです。
しかし、ここで失敗したりすると、
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でも、
なにかで成功する、
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なにしろ、とてつもない努力を要します。
努力しても必ず成功するなんて保証はありません。
そのため、多くの人は自己重要感を満足させるため
とても安易な道をたどります。
それが他人を中傷する、批判する、悪口を言うという手段です。
今回の例で言うといたずらです。
「あいつバカだ」と言って、
相手を貶めれば、
相対的に相手より自分の方が利口になったように思えます。
つまり、自己重要感を高められるわけです。
「国家の元首にあんな政策をして、
金持ちのボンボンには庶民のことが分からない」なんて、
相手を批判すれば、
その元首より頭が良くなったように思えます。
自己重要感が高められるわけです。
しかし、こういった中傷、批判、悪口にはとんでもない落とし穴があります。
それは、相手の自己重要感を傷つけて、
相対的に自分の自己重要感を高めているので、
相手の恨みを買うということです。
中傷、批判、悪口を言う人間は嫌われます。
「お前はバカだ」と言えば、下手をすると、
「バカだと!? なにを、お前の方こそ間抜けのクセに!」となって、
喧嘩に発展します。
そうならないとしても、
恨みを買うので、
相手から足を引っ張られたり、
陰口を言われたり、
自分にとってマイナスとなる行動を取られる可能性が高いです。
自己満足のために他人を傷つければ、
因果応報な目に会うわけですね。
逆に相手の自己重要感を満足させてあげれば、
他人から好かれ、
良好な人間関係が築けます。
しかし、
なぜか世の中には、
自分の自己重要感を満足させることばかりに躍起になって、
他人の自己重要感を満足させることには無関心、
むしろその逆といった人が多いです。
これは相手を「すばらしい!」などと認めると、
相対的に相手より自分の方が劣っているように錯覚して、
自分の自己重要感が傷つくからです。
または、
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