いつも読んでいただいて心から感謝いたします。
神谷和宏 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/ です。
メッセージの‐つの分け方として、
「Youメッセージ」と「1メッセージ」というものがあります。
「あなたはああしなさい」
「あなたはこうしなさい」という指示・命令は、
すべてYouメッセージです。
家で本を読んでいる時、
横で子供が騒いでいるのがうるさければ、
「うるさい、静かにしなさい」と言います。
あなたがうるさい、
あなたが静かにしなさい、
という言い方で、すべて主語はYouになります。
「静かにしなさい」と言って静かにしたら、
「静かにしたな。偉いぞ」という、
服従に対する評価になります。
このYouメッセージを繰り返すと、
相手には反発心が生まれ、
だんだんと言うことを聞かなくなります。
敵対関係が生じるのです。
しかもYouメッセージに対する答えは、
YesかNoかの二通りしかありません。
メッセージを送られた側は、
従うか、従わないか、この二つしかないのです。
ですからこのメッセージには創造性も、自主性も働きません。
従えばどんな未来が来るかもつかめないし、
メリットもわからず、対等なパートナーシップも出てきません。
つまり、必要なものが全部落ちてしまうのが
Youメッセージなのです。