コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

なぜを多用すると・・

2022-07-29 07:36:00 | Weblog
「何でこんな問題を起こしたんだ」
「どうしてこの目標が達成できないんだ」などと、
なぜを多用する人をよく見かけます。

ほんとうに言いたいいことは
「君は、こういう問題を起こすべきではなかった」
「この目標を達成してほしいと期待していた」
といったメッセージを、
疑問文を使って表現する癖と言えるでしょう。

しかし、
これは答えようがありません。

「なぜ、どうして」
という言い回しには、
相手を責める気持ちが反映しています。


共感するだけでも

2022-07-28 07:29:28 | Weblog
相手の話を聴くのが人の中には、
「相手の話を聴くのはかまわないが、
私にも解決できない問題を相談されても困る」
と思う人もいます。

こういう方は、
「誰かから相談されたら、
全部自分が解決してあげなければならない」
と思い込んでいます。

しかし、相手の立場からすれば、
誰かが解決してくれなくても、
「私の辛さをわかってくれている」
という認識だけで
安心することもあります。

解決よりも、
共感が重要な場合もあるのです。


教え込むのではなく引き出す

2022-07-27 07:28:33 | Weblog
これまでのティーチングは、
相手の外側から内側へ、
知識や技能を教え込む、
叩き込む、
という発想に立っていました。

コーチングは、
相手の内側にあるアイディアや意見、
やる気、
自発性、
責任感などを
「引き出す」ところに力点があります。

ですから、
傾聴の力が大切です。

特に「うなずき」は、
手押しポンプが水を汲み上げるように、
相手から言葉や気持ちを引き出す効果絶大です。

まずは、
首を横ではなく、
縦に動かす習慣をつけましょう。


Yes、butの罠

2022-07-26 07:24:23 | Weblog
否定しないで相手の発言を
受け止めようと意識しつつも、
「確かに君の言い分にも一理あるんだが・・・」
「私もそう思うんだけれども、ただ・・・」
というように、
直後にbutが続いて、
結局、否定しているのと変わらない場面を
よく見かけます。

このような場合、
「君の意見はわかった。私の〇〇に対する考えは……」
というように、
いったん文を完結させ、
逆接の接続詞を使わずに、
新しい発言をするテクニックが役に立ちます。


オウム返し

2022-07-25 07:27:09 | Weblog
オウム返しとは、
相手の発言をくり返すことです。

相手の発言の全部または一部を、
おうむ返しにリビートすることも、
「私はあなたの話をちゃんと聴いています」
というメッセージを雄弁に伝えます。

あいづちをわっていても、
同じパターンが延々と続くと、
話し手は
「この人はほんとうに聴いているのか」
と不安に感じるものです。

重要な情報や印象に残ったフレーズを復唱することで、
話についてきてくれているという安心感を与えます。

長い発言は、
要約して返すと、
さらに効果的でしょう。


あいづちのポイント

2022-07-23 07:55:01 | Weblog
「なるほど」
「そうだったんだあ」
「それで」
「ほんま」など、
短い言葉で相手の発言を受け止めるのが
「あいづち」です。

「はあ」
「ふーん」
「へえー」
「ほうー」
なども使えます。

ただし「ひいー」というのは
聞いたことがありませんが……。

何も言わずに、
うなずくだけより、
ごく短くても音声を発したほうが、
相手の話すリズムにはプラスになるでしょう。

相手が話しやすくなるように、
良い意味で「調子に乗せる」のが、
あいづちのポイントです。


ペーシング

2022-07-22 07:12:45 | Weblog
生物学的・運動機能論的に
「うなずく」を定義すると、
「首の上下運動」ということです。

決して、
難しいことではありません。
ただ一つだけ、
正しいうなずき方の秘決をあげるとするならば、
「相手の話のリズムに合わせる」
ということです。

コーチングでは、
相手の声の大きさや高低、
スピードなどに合わせることを
「ペーシング」と言います。

自分のペースを守るのではなく、
相手のリズムに合わせるのが
正しいうなずき方、
正しい聴き方です。


アクティブリスニングの3要素

2022-07-21 05:38:04 | Weblog
否定しないで相手の話を聴こう、
と頭の中で思っているだけでは、
相手に伝わりません。

態度で示すことが大切です。

私は
「あいづち、うなずき、オウム返し」を
アクティブリスニングの3要素と呼んでいます。

「聴く」行為は、
決して受け身ではなく、
相手に話させてあげる、
相手の話をサポートする
積極的なエネルギーの注ぎ方と言えるでしょう。

相手の聴く姿勢の如何によって、
相手を黙らせることも、
しゃべらせることもできるのです。


頭こなしに否定しない

2022-07-20 05:16:33 | Weblog
上司が部下の話を聴こうと思っていても、
部下の意見が間違っている、
あるいは、
気に人らない、
ということもあります。

そんな時、
「いったい何をえているんだ」
などと、
頭ごなしに否定するのは困りものです。

これでは、
話をする気持ちが
萎えてしまいます。

相手の意見が、
自分の考えとは異なっていても、
いったんは受け止める心の余裕が必要です。

すべてに賛成する必要はありませんが、
「否定しない」ことが
対話の基礎と言えるでしょう。


氷山の水面下に

2022-07-19 07:21:43 | Weblog
相手のやる気は、
様々な要因で変動します。

転勤や異動、
昇進昇格、
業績の好不調など、
職場の中の要素が影響することは
間違いありません。

しかし、
氷山の水面ドには、
90%の体積が隠れているように、
職場以外の要因が仕事に対するやる気に
影響を与えることも多いのです。

健康状態や家庭の事情、
プライベートな人間関係など、
様々な要素があります。

効果的なコーチングのためには、
ある程度、
氷山の水面下の部分も把握する
必要があります。