コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

タ食を一人だけで食べていないか

2021-04-30 06:57:32 | Weblog
夕食を一人で食べるといっても
一人暮らしや
コロナ禍で仕方なく食べる人をさしているわけでは
ありません。

失敗と成功は、
いい協力者をどれだけ自分のまわりに
引きつけられるかで決まるということです。

その人を信じ、
意見を参考にすれば、
成功への道が開けます。

そんなすばらしい協力者を見つけよう。

一方、
否定的な人間はどうするだろうか。

誰も信じられず、
一人ぽっちでタ食をとるような寂しい生活を送る
人間に成功は訪れません。

社会的な尊敬を得られなければ、
成功は失敗になります。

ある大金持ちの葬式がありました。

ところが、
式に参加したのは葬儀屋と数人だけで、
彼を惜しんで涙する参列者はほかに誰もいませんでした。

息子が三人もいたが、
誰も姿を見せませんでした。

葬儀屋はこう話してくれました。

「この人の頭の中は、
いつも金、
金だった。
子供たちや奥さんのために
時間をつくるなんてとんでもない、
そんな暇があれば、
せっせと株で稼ぎまくるという人でした。
病気になっても看病する人もいない、
孤独な生活でした。
寂しさが彼の死を早めたと医者は言っていました」

こんな成功は、
成功と言えるだろうか。


人を信じること

2021-04-28 06:27:55 | Weblog
「あなたの成功の秘密は何ですか?」

これまでこの質問を
多くの成功者たちに投げかけてみると、
例外なく同じ答が返ってました。

「すばらしい協力者がいたからです」 と。

逆に、
経営があやしくなった会社の経営者にも聞いてみました。

「こうなった原因は何ですか?」
やはり、
答はどれも同じでした。

「一緒に働いていた人間が役立たずでした」と。

この興味深い現象を解釈すると、
積極思考人間は、
人を信じ、
その人の最高の力を引き出すことができる、
つまり人に対しても肯定的だと
いうことにはならないでしょうか。

あなたは、
他人から信頼されたい、
自分の考えを信じてほしい、
自分の知識やアドバイ スに耳を傾けてほしいと
願ったことはありませんか。

そして、
相手が助けてほしいと言った時は、
惜しまず、
心をこめて協力をします。

それが成功への鍵です。


どんな激しい嵐もいつかはやむ

2021-04-27 07:17:41 | Weblog
どんなものだってピークのあとは降下します。

山あれば谷あり。
下がり切れば、
あとはのぼるしかありません。

苦しみだって同じことです。

永遠に続くはずがありません。
いつかは終わります。

このことをしっかり心にとめておけば、
どんな嵐にも耐えられます。

絶望のあまり自殺をしようとした男に、
こう話しました。

「自殺なんて馬鹿なことはやめなさい。
あなたの苦しみなんて、
ほんの一時的なもの。
それに永遠の答を返すなんて、
もったいないと思いませんか?」

いつかは嵐がやみます。
一夜明けると、
太陽は顔を出します。

冬きたりなば春遠からじ。

あなたは、
もしかして、
問題を大げさに考えすぎて、
そのマイナス効果に目を向けすぎてはいないだろうか?

未来を予想できるばかりに、
自分の今日や明日をあまりにも暗く
一絶望的に考えすぎてはいないだろうか?
もう一度考え直してみましょう。

そうすれば、
問題がそれほど深刻ではないことがわかるかもしれません。

自分より悪条件の人でさえ、
問題を乗り切っているのだから、
自分にできないはずはありません。

この苦しみに打ち勝てば、
自分はもっと賢く、
すばらしい人間になれるはずです。

こう考えれば、
気が楽になるはずです。


夢を実現するキーワード:自信

2021-04-26 07:00:34 | Weblog
1955年、
ウォルト・ディズニーが
ディズニーランドを建設するために
オレンジ林を焼きはらっていました。

「夢を実現する秘訣を知っている人にとって、
可能性は無限に広がっていくのですね。
この秘訣とは、
好奇心、自信、勇気そして持続性の四つであり、
そのうちいちばん重要なのは、
自信だと思います」

ウォルト・ディズニーは、
たしかにその秘訣を知っていたのです。

あなたの夢だって実現可能なはずです。
それには、
まず夢をもつことからスタートです。

もちろん誰でも心に夢を描きます。

だが問題は、
その夢をどうするかなのです。

誰でも、
夢をみごとに実現させた人を
見るたびにうらやましく思うでしょう。
だがたぶん、
あなたにだって夢はあるはずです。

ただ、
あなたはまだその夢に対して何ら働きかけをしていません。
そこにちがいがあるのです。

何かすばらしいアイデアが浮かんだら、
忘れないようにメモなどをして、
しっかり頭の中につかまえておく。
そして、
それがやがて夢になり、
それを実現するための方法を直感的に、
あるいは訓練をかさねて習得していく。

それには、
先ほどの好奇心、自信、勇気と持続性
の四つの要素が必要なのです。


このプレッシャーさえなければ

2021-04-23 06:27:18 | Weblog
このプレッシャーさえなければ、
人はどんなことにもチャレンジできるだろう

今、
人生のどの時点まで到達し、
何をしているか、
これまでにどれだけの業績を上げたか?

いつ、
どこで、
いかなる理由により失敗をしたか?

そんなことに関係なく、
次の質問に答えてほしい。

●絶対失敗しないとわかっているとしたら、
どんな夢をもつだろうか?

●経済力が無制限にあるとしたら、
どんなゴールを設定するだろうか?

●やってのける自信があるとしたら、
どんな計画を立てるだろうか?

●目の前に立ちふさがる
障害を克服する知恵と力を備えているとしたら、
どんな事業に乗り出すだろうか?

●権力をもつ人に
自分のアイデアを売りこむ技術があるとしたら、
今頃はどんなエキサイティングな仕事に
ついていたと思うだろうか?

誰でも夢はもてる。
誰でも計画は立てられる。
夢をみる才能さえあれば、
成功は過程であり、
失敗は終点ではないのである。


もう年だから

2021-04-22 06:21:26 | Weblog
「もう年だから」。
この言葉が口ぐせになっている人は少なくありません。

しかし、
そういう人は間違いなく、
老化が進んでしまいます。

加齢と老化はまったくの別物で、
実際高齢であっても老化が進んでいない人もいれば、
若年層でありながら、
老化が始まっている人も存在するのです。

この言葉には、
夢のある言葉や将来を
バラ色に彩るようなトキメキというものがまるでありません。

そうすると、
おのずと生き方そのものが消極的になったり、
卑屈になったり、
逃げ腰の人生を歩 むようになってしまいます。

日本に住んでいる数学博士、
ピーター・フランクルさんのお父さんが
作ったお話を紹介しましょう。

「子ふくろうが 親ふくろうに聞きました。
『人間は、何歳までなら若くて、
何歳からが年をとったと言うの』。
親ふくろうは答えました。
『人間には過去や経験や思い出があるんだよ。
また同じように夢や希望や計画がある。
両方を天秤に乗せて、夢、希望、思い出が
重い人を年をとった人と言うんだよ』」

まさしくこの話のとおり、
老化は心理作用の産物なのです。

私は60歳を超えていますが、
自分を青年だと思っています。
そのことによって私の体は青年のホルモンが支配しているため、
「加齢によって失ったものは何もない」と感じています。
これは気のせいではなく、
本当に若いホルモンが出ているからです。

「今が人生の黄金時代、過去に蒔いた種の実りを収穫する時期だ」

これは、
私自身が好んでよく使うフレーズです。

江戸時代の儒学者で幅広い教養人でもあった貝原益軒が、
「60までにタネをまく。60過ぎが人生の収穫期なのである」
と言い、
なんと60歳を過ぎてから
亡くなるまでの26年間に代表的な作品を
残したことに刺激されて私自身が編み出した言葉です。
この言葉によって、
長寿の喜びを現実のものにしたいと思っています。


夢にぼた餅

2021-04-21 07:23:43 | Weblog
「夢にぼた餅」
こう言って離婚にまつわるさまざまな困難を切り抜け、
心穏やかな生活を手に入れた女性がいます。

看護師のYさんです。
Yさんは役者志望の男性と「できちゃった結婚」をしました。
ふたりのつきあいは長く、
十年以上の長い春を経ての結婚でした。

ところが結婚した途端、
Yさんは夫の生活力の低さに悩まされました。
夫は定職に就かず、
しかも芝居の練習を口実にアルバイトも休みがちで、
そのうえ女ぐせが悪く、
さらにドラッグにまで手を出してしまいました。
Yさんはついに離婚を決意しました。
夫に失望したのはもちろんのこと、
大好きな看護師の仕事をしているときにさえも、
イライラする自分を抑えきれなくなってしまったからです
Yさんが夫の両親に離婚の申し出をすると、
「子どものために我慢しなさい」と、
まるでYさんの我慢がたりないような言われ方をされました。

それからは、
夫の親戚が入れ代わり立ち代わり、
Yさんの説得工作にやってきました。

「こんなにいろいろ言われるのなら、
離婚はあきらめようかな」。
そう思いかけた矢先、
Yさんは近所の和菓子屋さんのポスターを見て、
心がフッと軽くなるのを感じました。

「花より団子」
「ついた餅より心もち」。
そして極めつきがこの
「夢にぼた餅」だったのです。

この言葉に
「夢ではないかと疑いたくなるような幸運が舞い込んでくる」
という意味があることを知り、
Yさんはすっかり気に入ってしまいました。
もともと夢想家で甘いものに目がないYさん、
この言葉を使うと、
おばあちゃんがつくってくれた特大サイズのぼた餅や、
ぼた餅にまつわる田舎での楽しい思い出がよみがえりました。
目に見えない味方が増えたようで、
すっかり心丈夫になったYさんは、
誰かが離婚を思いとどまらせようとやってくる度に、
心のなかで「夢にぼた餅」と呪文のように言い続け、
無用な言い争いを避けました。

半年後、
夫の親戚もYさんに根負けをしていよいよ離婚が成立し、
子どもの親権も獲 得することができ、
まさに「夢にぼた餅」を経験することができたのです。

これは、
この言葉によって刺激されたYさんの
自律神経系が快感ホルモンの発生を促し、
心に余裕が生まれ、
良い結果につながったためです。

そもそもYさんは真面目で、
夫との関係でもいつも心のどこかで、
「私に責任があるのかも」
とストレスを感じていたのです。
当然、
感情や思考は袋小路にはまり、
それが事態を悪循環に導いていました。

ところが、
「夢にぼた餅」と言いつづけることで、
Yさんの頭のなかには楽しい思い出や
幸せな時間が次々と再現され、
脳はどんどん快感ホルモンを分泌しました。

離婚が成立した後の穏やかで
充実した生活をくつきり描き出したことで、
Yさんの意識もどんどん変わっていきました。

次第に勇気と自信がみなぎりはじめ、
忍耐力と大らかな心が培われていったのです。

母として、
また看護師として忙しい毎日を送っているYさんは、
今でもことあるごとにこの言葉をつぶやいて
自分自身をコントロールしています。

また彼女は、
この口ぐせを使うようになってから、
「笑顔が増えたね」、
職場の仲間からもそう言われるようになり、
主任昇格という幸運をも
手に入れることができました。


決心すればあとは簡単

2021-04-19 07:27:49 | Weblog
人が「できない」のは、
「やろう」と心に強く決めていないからです。

本気で決心したときには、
もうできたも同じなのです。
心に決めたものがあるときには、
もう実践の第一歩を踏み出しているものです。

今から二百年以上も前のイギリス人、
キャプテン・クックは大航海時代に、
水もれのする船を駆って、
太平洋の東端から極寒の南北両極まで、
人類史上例を見ない大探検を成し遂げました。

そんなクックを人々は世界一の船乗り、
あるいは世界一の発見者と呼んでいます。
クックは探検家として、
当時こんな野望を抱いていました。
「これまでの誰よりも遠くへ行きたいというだけでなく、
およそ人間に可能なかぎり遠くへ行きたい」
三度にわたって大航海をしたクックですが、
三度目の船の名前は、
奇しくも「リゾリユーション」号、
日本語にすると「決心」という意味です。
「決心」とはどんなに苦しくてもつらくても、
ひとたび決めたことを守り抜こうとすることです。

彼がなぜ、
海図のない時代に新しい海を切り開くことができたのか。
それは、
他の人が、
「とてもできない」
「行くことは不可能だ」
とあきらめてしまったことでも、
「とにかく行ってみよう」
「まず確かめてみよう」と前に進んだからです。

言葉を変えれば、
「より遠くへ行くんだ」と決めたクックは、
途中で何があっても明るく前向きに「楽観主義」を貫き、
ただただ前へ突き進んだのです。
「より遠くへ行き、新しい海を切り開く」
ことを決心した時点で、
クックにはその成功のイメージしか頭にありませんでした。
と同時に、
クックの強い決心は、
大探検の航海への第一歩、
またその成功への第一歩をも確実に踏み出させていたのです。

反対に、
彼が途中で決心を覆し、
「やっぱり無理だったんだ」
「いくらがんばっても前 には進めない」
とマイナス思考になっていたら、
キャプテン・クックの名は、
今の時代に語り継がれることもなかったのです。
クックの船長としての決意を端的に示す事実があります。

当時、
長期の航海につきものだった壊血病を防止するために、
上陸地点でさかんに調達した生肉を食べない者を
鞭で打ったのです。
クックは航海を成功させるためには
船員の健康が不可欠であると考えました。
「より遠くへ行く」という目的を果たすために、
敢えて非情とも思える行為に徹したのです。

クックは決心することによって、
己を信じる勇気を奮い立たせました。
そして力強いリーダーシップを発揮した結果、
世界一の船長の名誉を手中におさめたのです。

人が決心を躊躇する理由のひとつに
「怖いから」ということがあります。
「やろう」と 決めて進んだ先にあるだろう
「未知の出来事」に対して、
うまくいく保証がない、
だから「怖い」のです。

しかし、
心を決めれば、
勇気と知恵がわいてきます。
そうすれば、
自然と脳が全力であなたの味方をし、
成功へと導いてくれるのです。
恐れずに、
やるべきことをさっと決めて、
さっと実行すれば実現できるものなのです。


考えるよりまず実践

2021-04-16 07:29:45 | Weblog
穴のあいた絵本『はらぺこあおむし』で、
世界中の子どもを虜にした童話作家エリック・カールさん。

彼は「可能性は無限なんだ」
「考えるよりまず実践」と信じて、
70歳を過ぎた今も
子どもの頃の無垢な心を失わずに絵本を書きつづけています。

独特な色を生み出すエリックさんは、
色の魔術師とも言われ、
色の楽しさや想像力を働かせる
おもしろさを子どもたちに伝えるため、
ときどきワークショップを開いています。

「さあ、好きなように色を塗ってごらん。
君だけのオリジナルの色紙をつくればいいんだよ」
「さあ、穴のあいた紙をみんなにあげるよ。
好きな物語をつくってみよう」

こういうと、
たいてい小さな子どものほうが、
思いきりよく筆を動かし、
また、独創的な物語を短い時間でつくり上げてしまいます。
ところが、
年長になればなるほど、
頭で考えてしまい、
なかなか思いきった作品をつくれません。

「失敗したっていいじゃない。
思いきって筆を動かせばいいんだよ」
「物語が頭のなかでまとまらないなら、
まとまらないイメージをそのまま絵にしてみたらどうだろう」

エリックさんがこうアドバイスすると、
それまで筆のとまっていた子どもたちが
ふっきれたように絵筆を動かすのです。

「はみ出しちゃいけないとか、
きれいにしあげなくちゃいけないとか、
そんなことは考えなくていいんです。
失敗を恐れるから何もできなくなってしまう。
子どもというのはみんな一人ひとり違った力を持っている。
だから、
何も考えずに、
ただ描きたいように描けば
それだけで素晴らしい作品になるんです。
大人はついつい頭でじつくり考えがちです。
でもそんなことより、
予期せぬ出来事のほうが重要な場合がたくさんある。
よけいなことは考えずにまずはやってみること。
大人はそうやって、
子どもの可能性の芽を伸ばしてあげなければいけないんです」
とエリックさんは語ります。

人は成長するに伴い、
頭のなかで現実だけが優先するようになっていきがちです。
すると、
あれこれ考えをこねくりまわすうちに、
「できるはずがないじゃないか」
「失敗するに決まっているじゃないか」
とネガティブなシミユレーションを頭のなかで繰り返し、
どうしても初めの一歩が踏み出せなくなってしまいます。
そうするうちに、
まわりからの評価もネガティブになってしまうのです。

頭でっかちになって恐怖心の固まりになっている人は、
自分の可能性を信じて、
まず最初の一歩を踏み出してみましょう。
「失敗は成功の母」とも言います。
失敗したら、
失敗を次のステップに活かせばいいのです。
始めなければ失敗はないかわりに、
当然成功もありません。
失敗など恐れず、
まず実践することです。

人生「やったもんがち」なのです。
私たちの体内の生化学反応を支配する自律神経系には
「意識」を引きがねとすることによって、
いろいろと反応を変えながら、
その意識の内容を現実のものに変化させくれる働きがあります。
意識が強ければ強いほど、
心と体が共鳴します。

「考えるよりまず実践」という言葉には、
ひたすら前に進むという強い意志が込められていますから、
この言葉によって「やる気」にスイッチが入り、
次第に生命活動さえも活性化し、
心も体も喜びの状態になります。

そうすればおのずと良い結果が出るはずです。
「考えるよりまず実践」、
自分の可能性の芽を引き出すスイッチになる言葉です。


できないことはない!

2021-04-15 07:28:19 | Weblog
「自分にできないことはない。やればできる!」

こう言って運命を切り開いた男性がいます。
大学卒業のとき、
自分の可能性にチャレンジしたいと
企業への就職活動を見送り、
紆余曲折を経ながら、
ついにはプロのスノーボーダーの地位を手に入れた
杉元明さんです。

そもそも日本スノーボード協会では、
ハーフパイプやスノーボードクロスなどについては
プロ資格を認めていましたが、
杉元さんが得意とする
「ストレートジャンプ」という競技については
プロ資格を認めていませんでした。

企業へ就職すべきかどうか悩みに悩んだ末に
やっと決心したプロへの道でしたが、
それも「資格」という壁にさえぎられました。

しかし、
杉元さんは方向転換をしませんでした。
「アマチュアであっても、
自分のやるべきことの価値はプロと同じだ」
との信念を貫いたのです。

彼がプロに匹敵する実カと姿勢をアピールしつづけた結果、
これまでアマチュアには商品提供しか行わなかった
ヨネックスがついに杉元さんと契約を結びました。
これは、
規定の資格とは別の視点で、
ヨネックスが杉元さんを
プロだと認めたということに他なりません。

こうして自分の力で運命を好転させた杉元さんは、
今は競技大会参加だけでなく、
次の世代にスノーボードの楽しさを伝えようと、
まさしくプロとしてのフィールドで大活躍をしています。

また、
大人になって始めたオーボエの力で
自分の心の病気を克服したAさんも、
この言葉で自分を奮い立たせてきたひとりです。

Aさんは十九歳を過ぎるまで、
特に好きな音楽もなく、
また楽器に興味もなく毎日を過ごしていました。
ところがある日、
オーボエ奏者・宮本文昭さんの音楽に触れ、
無性にオーボエが吹きたくなりました。
実はAさんは聴覚障害のあるご両親のもとで育てられ、
小さなときからご両親の過度の期待を背負い、
また友だちからの差別などに悩まされた結果、
高校生のときにうつ病と
パニック障害になってしまっていたのです。

突然呼吸困難に見舞われ、
死をも意識する……
そんな毎日のなかで、
Aさんを支えたのがオーボエでした。
それから、「プロのオーボエ奏者になること」を
人生の目標に掲げたAさんはどんなときにも、
自分に言い聞 かせました。

「同じ人間がやっていること。
やってできないことはない」と。
ときには、
「今さら頑張っても、プロにはなれないのではないか
という不安が頭をよぎり、
くじけそうになることもありました。
しかしAさんはなんとか9年間オーボエをつづけ、
今でもプロになるという目標を見据えることで、
心のバランスを取り戻し、
さまざまな心の病気を克服しているのです。

人はともすれば、
「できない」
「無理だ」
という言葉を選びがちです。
しかし、
否定的な言葉を発すると、
脳細胞は残酷にもその意向に沿って、
すぐさま「できない理由」を山ほど探して、
結果「できない」ということを確定してしまいます。

しかし、
肯定的な言葉や気持ちでとり組む姿勢が変わらない限り、
脳細胞というのは解決を求めて活動しつづけます。
「できないことはない!」
目標を一度決めたらこう信じて、
何がなんでもやり抜いた人が勝つのです。