コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

順接の接続詞

2019-07-31 06:39:54 | Weblog
前回に
「接続詞」の効果を書きましたが、
この接続詞は
「それで」
「それから」
「へえ」
「もう少し詳しく話してください」
「もっと話が聞きたい」
など、
順接の接続詞が効果的です。

反対に
逆説の接続詞
「しかし」
「でも」
などは、
コミュニケーションを壊します。

また話を聞くときは、
「相手はどんなことを感じているのだろうか?」
「相手はどう思っているのだろうか?」
そんな、
相手の主観的な情報を聞いてみたいと思い、
聞いてみようと意図することが大切です。

単に先の述べた接続詞を入れれば
うまくいくというわけではありません。

「オウム返し」のスキルと組み合わせるとさらに良い。
そして、
あくまで前提として
「この話を聞いてみたい」と いう気持ちを持つことです。
機械的に接続詞を使っても、
聞かれるほうは
「ちゃんと聞かれている気がしない」
ということになりかねません。


あいづち名人になる

2019-07-30 06:42:07 | Weblog
人は基本的に、
他人の話は聞きたくない。
他人の話を聞くよりは、
自分の話を聞いてほしいと思っています。

頭では人の話を聞いたほうがいいと思っていても、
実際には聞くゆとりがないのです。

誰かが話しかけてきても、
頭の中は自分の仕事のことで一杯です。

あいづちを打ってはいても、
うわの空で聞いているふりだけしているということは
よくあるかもしれません。

同時に、
人を目の前にすると、
自分が何か話しかけなければならなりません。
何か気のきいたことを言わなければならない。
相手が飽きないような話題を提供しなければならない、
などと自動的 に考えてしまいます。

では、
どうすれば人の話を聞くことができるのでしょうか?

相手の話を聞くというのは、
言い換えれば、
相手に話させるということです。

そこで「あいづち」を上手に打つことです。

あいづちひとつで、
相手の気持ちは大きく変わります。

話をしていて、
相手が「はあ」とか「ふーん」などと気のない反応を返してきたら、
どうしますか?
話す気がなくなるはずです。

相手を話す気にさせる「あいづち」は、
「へえーっ!そうですか」
「それは面白いですね」
「驚いちゃいますね」
「うん、うん、それで?」
「素晴らしい!」
「それは大変!」
「すごい!」
「それはつらいですねえ」
「ぜひ、あなたの話を聞きたいんだ!」 というメッセージが伝わるように、
声の大きさ、
トーン、
顔の表情、
タイミング、
言葉の選択に気を配って、
あいづちを打つことです。

オウム返し後に提案する

2019-07-29 06:10:03 | Weblog
オウム返しの効果を前回話しましたが、
実際のコミュニケーションでは、
まかなか、
投げたボールが返ってこなかったり、
違うボールになって返ってきたりすることがよくあります。

A 「気分はどう?」
B「よくないんですよ」
A「そんなこと言ってないで、早く出かけたほうがいいよ」

よく耳にする会話の例だが、
これでは会話は完結していません。
Aさんは、
まずBさんの気分が悪いことを受け取り、
会話をひとつ完了させてから、
次のコミュニケーションを始める必要があるのです。

そのために、
相手が言ったのと同じ言葉を繰り返す
A 「気分はどう?」
B「よくないんですよ」
A「そうか、よくないんだね」

そして、コミュニケーションが完了し、
相手が安心感を持ったあとに、

A「早く出かけたほうがいいよ」と、
新しい提案や要望などのコミユニケーションを始めることです。

そうすることで相手は聞かれた感じを持ち、
行動を起こしやすくなるのです。


オウム返しで会話を完了

2019-07-27 17:06:47 | Weblog
聴くときに
オウム返しというスキルは
何度もお話をしてきました。

相手の言葉をまったく同じに繰り返すというスキルが
オウム 返しでした。

相手は「聞かれている」という実感を持ち、
そこに安心感を創り出すことができます。

コミュニケーションはキャッチボールです。

オウム返しの目的は、
コミュニケーションを完了させ
相手の安心感を高めることです。

コミュニケーションは基本的にキャッチボールと同じです。
ボールを相手に投げます。
そのボールが相手から返ってきます。
これでひとつのコミュニケーションが完了します。

同じボールを、
相手がとりやすいように返すのがコミユニケーションです。

A「気分はどうですか?」
B「あまりよくないですね」
A「そうですか。気分がよくないんですね」
これで、ひとつ完了。
これによって、
Bさんは聞かれたという実感を持ちます。
それが安心感につながり、
さらには行動につながっていきます。

本当に聴いているか?

2019-07-25 07:12:29 | Weblog
コ-チングのほとんどは、
「聴く」ことと「聴き分ける」ことです。

「聞く」ではなく
「聴く」です。

コーチングを学ぶというのは、
聴く能力を高めることに他なりません。

聴く能力を高めれば、
相手が自分でも気づいていなかった可能性を
引き出すことができます。

会話とは「話し手」と
「聴き手」がいることによって成り立ちます。

ところが、
実際には何を話すかに注意が集中してしまい、
相手の話をきちんと聴いていないことがあります。

自分が会話している場面を思い浮かべてみてください。
相手が話しているとき、
聴き手である自分は
聴いているふりをしながら、
実は次に何を話すか考えていることはないだろうか?

確かに、
あいづちは打っているかもしれませんが、
しっかり聴いているわけではありません。

世の中には、
話し手ばかりで、
聴き手はとても少ないようです。

誰かに
「話を聴いてほしい」というと、
その話を聞いて「忠告」を始める人もいます。
問題を解決しなければと思い、
身構える人も多いようです。
その話に批判を加えてくる人もいるかもしれません。

しかし願いは
ただ「私の話を聞いてほしい」ということだけです。

まずはただ「話を聴こう」とする姿勢を持つことが大切です。

ペーシングで相手に合わせる

2019-07-23 06:39:02 | Weblog
ペーシングとは、
相手にペースを合わせることを意味します。
親密さをつくるための基本的なスキルです。

なぜ相手に合わせることで
親密さを創り出せるのでしょうか。

たとえば、
高級ホテルに入るときはきちんとした服装をします。
外国に行けばその国の習慣に合わせます。
周囲の人が礼儀正しく振る舞っていれば、
自分も言葉遣いに注意を払ったりします。

どの場合も、
なるべく周囲の人に強い防衛意識を持たせず、
受け入れてもらおうという気持ちの表れです。

その場に合わない身なりや言動をしている人に対しては、
たとえ平気なふりはしていても、
どこかで強く防衛を働かせるものだからです。

相手に合わせることで、
相手の防衛意識を弱め、
相手との間に親密さを創り出すことができます。

ペーシングは次のように行います。

1 視線を軽く合わせる。視線の高さを合わせる。
相手が立っていれば立つ。すわつていればすわる。

2 同じ速さ、同じ声のトーンで話す。

3 共通の話題について話す。

4 相手の話を途中でさえぎらない。

5 相手の言葉をオウム返しに繰り返す。

6 同じものを注文する。同じものを飲む、食べる。

7 自分の環境や気持ちを話す。
「少し緊張しています」「あなたに会えZ嬉しいです」など、
目の前にいる人に、まず自分から、
思っていること、感じていることを伝えていきます。
つまり「わたしたちは同じことを感じていますね」ということです。
それが、相手の緊張を解き、
同時に自分の緊張も解くために効果がります。

日常的にペーシングを繰り返すと、
親密さが増し、こちらの伝えたい情報がスムーズに相手に入り、
こちらの聞きたい情報がスムーズに相手から
出てくるという状態が作り出せます。

自分が相手とは違う意見を言いたいときも、
ペーシングが役に立ちます。

相手の意見が、
たとえ自分と違うものであっても、
まず「そうかもしれないね」と、
その可能性には承認を与えた上で、
自分の意見を言うことです。

ただし、
「そうかもしれないね、でも・・・・・・」
ではなくて、
「そうかもしれないね。
それから・・・という考え方もあると思う」
というように言葉を順節で繋いでいきます。

そうすると、
「わたしの言うことのほうが正しいよ」というメッセージを
相手に与えずにすみます。


出会いがしらの「最高の一言」

2019-07-19 06:24:53 | Weblog
今朝、
最初に会った人に、
どんな一言をかけただろうか?
そのときの相手の顔はちゃんと見ていただろうか?

人と親密さをつくるためには、
そんなひとことが大切です。

ゆつくり腰を落ち着けて、
相手と向かい合って、
じっくり話すことだけが、
いい関係を作る方法とは限りません。

むしろ、
出会いがしら、
すれ違いながるの
一言が大切なのです。

「おはよう」
「こんにちは」
といったあいさつ。

「どこへ行くの?」
「調子はどう?」といった質問。
あるいは「おしゃれはネクタイだね」
「顔色がいいね」という具合に、
相手がどう見えるかについて話したりするのもいいでしょう。

廊下などで人と出会った瞬間の一言、
通りがかりの一言をなおさりにしていては、
いい関係を築くことはむずかしい。

挨拶でも質問でも、
内容は何でもいい。

最上の声のトーン、
ボリューム、
素晴らしい表情で、
口にすることがポイントです。

これまで何万回と言った「おはよう」でも、
その気になれば毎日、
新しい気持ちで言うことがでさるはずです。



アイス・ブレイクで緊張をほぐす

2019-07-18 06:18:01 | Weblog
セミナーの開始には必ず
アイス・ブレイクを行います。
これは、
私が主催する場合のみならず、
参加するセミナーでも行われます。

アイス・ブレイクの文字通りの意味は
「氷を砕く」ことです。
「その場をうちとけさせる」という意味があります。

コーチングを始める時は
コミュニケーションをスタートさせる時には、
まずアイス・ブレイクに意識を向けることです。

「100%のコミュニケーションのうち、
90%をアイス・ブレイクのために使ったとしても、
無駄ではない」

と言われます。
それほどアイス・ブレイク破大切なのです。

緊張したままでは人の話をきちんと聞くことはできません。
だから、
まず最初に、
お互いの緊張を解く必要があります。
お互いがここは「安全」な場所だ、
この人は「安心」できそうだと納得するまで、
時間を使う必要があります。

アイス・ブレイクをうまく使い、
相手の防衛をどれだけ解けるかに比例して、
こちらが伝えられる情報の量は増えます。
同時に、
相手から引き出せる情報の量にも大きな差が出ます。

アイス・ブレイクで大切なのは、
相手を理解することです。

自分のワクにはめ込まないこと、
そして、何かを共有できるという感覚が、
アイス・ブレイクの重要なポイントです。


安心感から始める

2019-07-17 06:14:21 | Weblog
「さあ、会話を始めるぞ」
「相手からいろいろな考えや思いを引き出すぞ」
と意気込んでも、
まず最初はお互いに緊張があります。

相手にも、
「何でもしゃべって大丈夫かどうか?」
と不安があります。

お互いの間に厚いシャッターが下りたままでは、
その向こう側にあるものを引き出すのは
簡単なことではありません。

だからまずは、
自分と相手との間に安心感を創り出す必要があります。
この安心感は
「親密感」と言い換えてることもできます。

相手と親しくなるために
コミュニケーションを交わすのではなく、
最初から安心感をもって
コミュニケーションを交わしていきたい。

ではどうすれば、
安心感を創り出すことができるのだろうか?

それにはいくつかの方法があります。
今後それを紹介したいと思っています。

安心感を創るということは、
一見簡単そうはことでありながら、
実は人間のあり方の本質に関わるテーマです。


コミュニケーションが可能にするもの

2019-07-16 06:09:49 | Weblog
誰もがコミュニケーションが大切であると言います。

では、
コミュニケーションで何ができるのか?

あまりに多くのことがあるので、
一口で答えるのは困難です。

今日はこのコミュニケーションに対して
考えを列挙します。

例えば次のようなことがあげられます。

・感情を沈静化し、心の自然治癒力を高めることができる。
・身体を自由にコントロールし、ストレス耐性、免疫力を高め、
健康な状態を保持することができる。
・思考を正常化し、頭脳の明断さ、分別を身につけることができる。
・洞察力や直感力を養うことができる。
・自己表現、感情表現をスムーズに行えるようになる。
・共感ある人間関係、パートナーシップを構築することができる。
・行動力を強め、能力・才能を開花させることができる。
・バイタリティー、自主性、創造性、モチベーションを高めることができる。
・責任力、対応力、オーナーシップを高めることができる。
・素直さや許容度の広がり、価値観の広がり、見識を得ることができる。
・リーダーシップ、フォロワーシップ、カリスマ性を身につけることができる。
・調和や触発、ムーブメントをつくり出すセンスを身につけることができる。
・その結果、「場」を生成し、パラダイム・シフトを引き起こすことができる。
・すると、シンクロニシテイが起こってくる。

難しい表現をしましたが、
コミュニケーションは、これらのことをすべて可能にします。

それも、
自分自身だけでなく、
周囲も変化させていくのがコミュニケーションの力なのです。