このところ私は日本のあるものが恋しくてたまらない。
それは熱いお湯をはった湯船と
仲良しのお友達たちだ。
家にはシャワーしかなく、
芯まで冷え込む石の街にあって
お風呂で温まれないのは非常に辛いのだけど、
ないものは仕方ないと
大人らしく湯船は我慢しよう。
でも友達はどうにも恋しくてたまらない。
ホームシックならぬフレンドシック。
生まれついての丸顔笑顔と
なにげに図太い態度とは裏腹に、
自己表現が全くもって苦手で
意思を人に伝えることができない
ヘンテコで欠点だらけの私を、
指をさして責めるでも無く
むしろ面白がって
あるがままを許し受け入れてくれる友人たち。
人は生まれる時に神様からひとつ贈り物をされるというが
私が受け取った贈り物は間違えなく
良い友に出会える縁だったのだと思う。
そんな素晴らしいものに恵まれていながら
どうして私はその友人達から自ら離れ、
ひとりも理解者のいない異国の地で
こんな心細い思いをしているのか。
みんなに会いたい。。
何の話のついでだったか
急に同居人がおしるこを作ってくれた。
そのほっこりとした小豆の甘み
それは私が食べたくて仕方なかった日本の味。
大好きなおしるこ。
その懐かしい味に色んな事を思い出した。
三度の飯より甘いおやつが大好きな私。
イタリア出発前に、
好物のチョコレートはイタリアでもあるから心配なけど
餡子が食べられなくなるなんてどうしようと真剣に悩む私を
ばかだねぇと笑っていた友人達。
それでも一緒に和菓子食べ歩きに付合ってくれたり
出発の時、丸ボーロや羊羹を持たせてくれたりした。
いつもいつもあたたかくやわらかく私を理解し
側にいてくれた友達。
私は本当に愛されていたと思う。
気付いたらボロボロ泣いていた。
おしるこを食べながらボロボロ涙する私を
同居人は怪訝な様子で見ている。
この同居人が私の友達ほどに私を思ってくれてるとは思えないが
でも、野性的に勘のいいこの料理人が
私に差し出してくれた一杯のおしるこは
寂しさを吐き出せずにいた私を救ってくれた。
おしるこ作ってくれてありがとう。
ほんとうに、ありがとう。
そのやさしくやわらかな甘いおしるこに癒されて
深々と更ける凍てついた夜も今夜は辛くはないのでした。
それは熱いお湯をはった湯船と
仲良しのお友達たちだ。
家にはシャワーしかなく、
芯まで冷え込む石の街にあって
お風呂で温まれないのは非常に辛いのだけど、
ないものは仕方ないと
大人らしく湯船は我慢しよう。
でも友達はどうにも恋しくてたまらない。
ホームシックならぬフレンドシック。
生まれついての丸顔笑顔と
なにげに図太い態度とは裏腹に、
自己表現が全くもって苦手で
意思を人に伝えることができない
ヘンテコで欠点だらけの私を、
指をさして責めるでも無く
むしろ面白がって
あるがままを許し受け入れてくれる友人たち。
人は生まれる時に神様からひとつ贈り物をされるというが
私が受け取った贈り物は間違えなく
良い友に出会える縁だったのだと思う。
そんな素晴らしいものに恵まれていながら
どうして私はその友人達から自ら離れ、
ひとりも理解者のいない異国の地で
こんな心細い思いをしているのか。
みんなに会いたい。。
何の話のついでだったか
急に同居人がおしるこを作ってくれた。
そのほっこりとした小豆の甘み
それは私が食べたくて仕方なかった日本の味。
大好きなおしるこ。
その懐かしい味に色んな事を思い出した。
三度の飯より甘いおやつが大好きな私。
イタリア出発前に、
好物のチョコレートはイタリアでもあるから心配なけど
餡子が食べられなくなるなんてどうしようと真剣に悩む私を
ばかだねぇと笑っていた友人達。
それでも一緒に和菓子食べ歩きに付合ってくれたり
出発の時、丸ボーロや羊羹を持たせてくれたりした。
いつもいつもあたたかくやわらかく私を理解し
側にいてくれた友達。
私は本当に愛されていたと思う。
気付いたらボロボロ泣いていた。
おしるこを食べながらボロボロ涙する私を
同居人は怪訝な様子で見ている。
この同居人が私の友達ほどに私を思ってくれてるとは思えないが
でも、野性的に勘のいいこの料理人が
私に差し出してくれた一杯のおしるこは
寂しさを吐き出せずにいた私を救ってくれた。
おしるこ作ってくれてありがとう。
ほんとうに、ありがとう。
そのやさしくやわらかな甘いおしるこに癒されて
深々と更ける凍てついた夜も今夜は辛くはないのでした。