母が個展を見に、わざわざ日本からやって来てくれた。
私の写真を見る為に地球を半周してくれる人はこの世に一人しかいない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/72/02b5d407a6b534f0e0cb86c4f6ae7ba9.jpg)
一人で海外旅行は愚か、住み慣れた博多の郵便局にも行けない母だから、
当然、叔母の付き添い付きでツアーにのって来てくれた。
ミケランジェロ広場についたところで母をピックアップ、
一緒に、個展を見て、フィレンツェ観光をした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/aa/468080873776cefd3021706e96cde3db.jpg)
まずは丘の上のサンミニアート教会へ案内。
ツアーではなかなか行かないけど、
フィレンツェで一番高い丘にある景勝地、
ドーモよりも古い歴史ある美しい教会だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/9b/e37b1f5f5d8076505c996243a1cb0251.jpg)
猫ものんびり昼寝する美しい日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/76/58f2050170423a04ddc0bb0810c5a5ad.jpg)
ピッティ宮殿に立ち寄って、パラティーナ美術館で
ラファエロの聖母子などを鑑賞。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/a2/078db568f1ddb0002e3df5d3d9ca8adf.jpg)
お昼はフェラガモプロデュースのレストラン
borgo san jocopoで素敵なランチ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/2d/2917efb63de116a22f1fae2d2f594dfc.jpg)
母の念願だったドゥオーモへ上る。
もう、次は上れる体力があるか分からないからと、
子としては少し淋しいコメントとは裏腹に、
正直70を越えたとは思えない快活な上りっぷりで、
結局この人は誰よりも健康なのに、年寄りぶったりしてと少々笑えてきたりもする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/c5/4db8da81abdfed8077e0d038daa0fdf0.jpg)
悠久の街フィレンツェの夕暮れは美しい。
オレンジ色に染まった街は一瞬時間が逆戻りしたように
あるノスタルジアを映し出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/85/9f60a0a3f82c037259676c9bf3bf266b.jpg)
母が私の写真をどう思ったかは分からないし、
こんな娘を持った母の気持ちは分からない。
長い母娘の歴史の中で、一点も交わらず、
血がつながっているのに分かり合えない不思議な母娘は、
長い年月と軋轢を経、風雨にさらされてその絆は固く結ばれたのか。
それは血よりも濃く、この夕焼けの色のように温かだ。
遠い異国の高い塔の上の強い風に吹かれながらふとそんなことに気付く。
こんな遠くまで、小さな私の小さな個展を見に来てくれてありがとう。
こんなにも私を思ってくれるのはあなたしかないない。
おかあさん、ありがとう。
私の写真を見る為に地球を半周してくれる人はこの世に一人しかいない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/72/02b5d407a6b534f0e0cb86c4f6ae7ba9.jpg)
一人で海外旅行は愚か、住み慣れた博多の郵便局にも行けない母だから、
当然、叔母の付き添い付きでツアーにのって来てくれた。
ミケランジェロ広場についたところで母をピックアップ、
一緒に、個展を見て、フィレンツェ観光をした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/7f/e5aa778aadb1d71e84ecef23ca1c63a6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/aa/468080873776cefd3021706e96cde3db.jpg)
まずは丘の上のサンミニアート教会へ案内。
ツアーではなかなか行かないけど、
フィレンツェで一番高い丘にある景勝地、
ドーモよりも古い歴史ある美しい教会だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/9b/e37b1f5f5d8076505c996243a1cb0251.jpg)
猫ものんびり昼寝する美しい日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/76/58f2050170423a04ddc0bb0810c5a5ad.jpg)
ピッティ宮殿に立ち寄って、パラティーナ美術館で
ラファエロの聖母子などを鑑賞。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/a2/078db568f1ddb0002e3df5d3d9ca8adf.jpg)
お昼はフェラガモプロデュースのレストラン
borgo san jocopoで素敵なランチ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/8e/3593d6ff9615bcb44fb3196431e2e511.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/2d/2917efb63de116a22f1fae2d2f594dfc.jpg)
母の念願だったドゥオーモへ上る。
もう、次は上れる体力があるか分からないからと、
子としては少し淋しいコメントとは裏腹に、
正直70を越えたとは思えない快活な上りっぷりで、
結局この人は誰よりも健康なのに、年寄りぶったりしてと少々笑えてきたりもする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/b5/1c098ad623f498d402f38c4475fd6a2a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/c5/4db8da81abdfed8077e0d038daa0fdf0.jpg)
悠久の街フィレンツェの夕暮れは美しい。
オレンジ色に染まった街は一瞬時間が逆戻りしたように
あるノスタルジアを映し出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/85/9f60a0a3f82c037259676c9bf3bf266b.jpg)
母が私の写真をどう思ったかは分からないし、
こんな娘を持った母の気持ちは分からない。
長い母娘の歴史の中で、一点も交わらず、
血がつながっているのに分かり合えない不思議な母娘は、
長い年月と軋轢を経、風雨にさらされてその絆は固く結ばれたのか。
それは血よりも濃く、この夕焼けの色のように温かだ。
遠い異国の高い塔の上の強い風に吹かれながらふとそんなことに気付く。
こんな遠くまで、小さな私の小さな個展を見に来てくれてありがとう。
こんなにも私を思ってくれるのはあなたしかないない。
おかあさん、ありがとう。