カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

パリ美術館廻り_オルセー美術館

2010-04-06 23:20:22 |  └・フランス
<パリ・モンサンミッシェルの旅3日目>


パリの朝は美しい。
  
朝日は、街の優雅なアールヌーボーの曲線に沿ってまるで遊ぶように
流麗に輝いている。
 

この土地のおいしいものを食べ歩くため
早朝、腹ぺこのままホテルをでる。
フランスの朝と言えばクロワッサン
と、勝手に思っている私。
お腹をグーグー言わせながら、
評判のパン屋さんへ地下鉄を乗り継ぎ行ってみた。
  
うっかり通り過ぎてしまいそうな裏通りの小さなお店
木枠のレトロなショーウインドウの向こうには
朝早いにもかかわらず、香ばしい色のパンが
棚一杯にきれいに並べられている。
お店の奥のキッチンからパンを焼く香ばしいかおりと
ふんわりとした熱気が流れてくる。

どれもこれもおいしそうだけど、お行儀よく欲張らず
クロワッサンをひとつ朝食用に買った。
たったひとつクロワッサンを買っただけなのに
レジのおばちゃんがどうぞと、お魚の形のサブレをくれた。
きゃ☆うれしい!今日はいい日だっ。
 
近くの公園のベンチに座って頂く。
見上げる空は抜けるように青い。
クロワッサンは焼いてからまだ間もないあたたかさ
そっと端をかじってみる。
さくっと、でもパリパリ過ぎない、軽い食感、
甘すぎず、バター過ぎず
小麦のとても良い味わい。
とってもおいしい。
クロワッサンの層はとても薄く繊細で
大切なものを扱うみたいに食べ進める。

人を振り替えさせるようなインパクトはないけど
もし毎朝の食卓にのせるパンを選ぶとしたら
ここのクロワッサンにしたいかも。
そしたらきっと一日を
とても丁寧に過ごせそうな気がする。


さて、おいしい朝食でよい日となった今日、
張り切って美術館廻りに出かける。
 
  
美術館へと向かう道も
まるで美術館みたいに美しい。

やってきたのはオルセー美術館。
ここにも私の好きな印象派の絵が多く展示されている。

大好きなモネ、そしてゴッホの絵もあった。
やわらかなモネの絵と、鮮烈なゴッホの絵
対局にありそうなこのふたつどちらともをどうして私は好きなのか。
これは単に私が感じるだけなのだが、
モネの淡い色、ゴッホの鮮やかな色
色のトーンに違いはあれど
この描かれている光がどこか二人共通して
それが私の好きな何かなのだ。
例えるなら、ある光景を
ひとりは目を細めて見て
ひとりは目を見開いて見て描いた。
きっと私が好きなのはある光る景色なのだ。

そんな全く美術史にない事を勝手に思いめぐらせ回る。
もとの駅舎を利用した広々としたこの美術館の空間が
どこまでも自由に美しい絵画を鑑賞させてくれる気がしたのでした。

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