青空の見える昼下がり、友達と隣町のプラートへ出かけた。
この町に行きたかった理由は２つ
最近、美術史を勉強していて興味を持ったフィリッポリッポの故郷であること
そして、イタリアお菓子の代表格、ビスコッティの生まれ故郷であること。
のんびりお昼から出かけ、プラートについて
まずはちょっと遅めのランチ。
最初に目についたお店に入った。
落ち着いた店内、オーナーらしきおじいちゃんに
お孫さんらしき子供たちが遊んでいたりするアットホームな感じ。
まずはトスカーナのアンティパスト盛り合わせに
赤ワインで遅いランチをのんびりと楽しむ。
頼んだパスタはズッキーニやなす、パプリカなど野菜たっぷり
うん、おいしい。
野菜の旨味と、塩加減もちょうどよく
素朴だけどなかなかいい味。
そしてデザート、ファッロ（スペルト麦）のケーキ。
ファッロのプチプチとした食感に
少しカラメルのような香ばしさと苦み
果実を煮たようなやわらかい甘さと
これまた素朴な味わいだけどとってもおいしかった。
おいしかったので何が入ってるのか聞いてみたけど
ファッロだけさ、と言ってた。
でもそれだけとは思えない味わい深さ。
んん～、作り方知りたい。
適当に入った割にはお店の雰囲気もいいし
味も結構おいしく、ちょっと当たりくじを引いた気分。
気分も上々に町を散歩。
ドゥオーモ前広場に着いた。
中世の面影をしっかり残こした広場、
小さくてかわいらしいドゥオーモ。
なんだか小さなテーマパークに来たみたいな気分になる。
広場の噴水にある彫刻が子供のカッパに見えた。
カッパのはずがない！と友達。
目を凝らしてみるけど遠く小さくて良くわからない。
バカバカしくなって二人で笑い転げる。
ドゥオーモ付属美術館でフィリポリッポの絵を１枚見た。
それ以外はドゥーオーもの地下から発見された
食器やら人骨やらが展示されていた。
暗く湿った地下室は
当時そこに埋められたものたちの気配がまんじりと留まっているような。
この小さな広場にあった中世の臭いはここから漂って来ていたのか。
気を取り直してビスコッティ発祥のお店を探す。
町の中心街にそのお店はあり、ほどなく見つかった。
１８５８年創業、古き良き時代そのままの店内。
特徴的な美しいブルーのパッケージ
古くから変わらずあるものはどうしてこんなにきれいなんだろう。
味見用に一袋買って、さらに町を散策。
古くから繊維工業で栄えたこの町
また、フィレンツェとピサ、有力都市の間にあったこともあり
いろんなものの名残を見ることが出来る。
とても小さな町だし、フィレンツェのように芸術の集まった華やかさ
シエナやルッカのようにお金と物が流通した裕福さはない。
でも、ちょっと見るのに興い町だ。
のんびりと、でも結構歩いたのでカフェで一服。
ふんわりと甘いボンボローネ（揚げドーナツ）で糖分補給。
一息ついてから
傾き始めたオレンジ色の陽を背中に浴びて、帰りの電車に乗った。
さて、家に帰ってお土産に買ったビスコッティを味見。
これがとってもおいしかった。
一般的なビスコッティは固くて歯が立たず
カフェやビンサントという甘いお酒につけて食べるのだけど
ここのは、もちろん固いけど、そのままでも食べられる。
さっくりと軽く、ふんわりと卵のよい香りがする。
長く残っている理由が分かった。
それから、同じお店に売っていたブリオッシュ。
気になってうっかり買ってしまった。
これまたふんわりと卵の良い香りがする
とっても味わい深いおいしさ。
そして、帰りにカフェしに寄ったBARにあったチョコレート。
おいしそうだったので、これまたうっかり買ってしまった。
これまたカカオの良い香りとしっかりした風味があり
中のクリームの組み合わせとかがなかなかイケてるおいしさ。
そっか、プラートは今やお菓子の町なのか？
美術館はことごとく休みでフィリッポリッポはあまり見れなかったけど
おいしいものに恵まれた小さな旅に大満足なのでした。
＜フィレンツェからプラートへの行き方＞
◆電車にて約２０分「Prato Centrale」か「Serraglio」で下車
イタリア国鉄 http://www.trenitalia.com/homepage.html
「Serraglio」の方が中心街へは近いです。
◆CAPのバスにて約４０分
CAP autolinee http://www.capautolinee.it/Default.asp
＜ランチにいったお店＞
■osteria CIBBE
piazza mercatale 49 Prato
tel 0574.607509
http://www.cibbe.it
＜ビスコッティのお店＞
■Antonio Mattei
via Ricasoli 20/22r
tel 0574.25756
＜カフェとお土産のチョコレートを買ったお店＞
■F&G chicolat
via magnoli 83 Prato
tel 0574.27308
この町に行きたかった理由は２つ
最近、美術史を勉強していて興味を持ったフィリッポリッポの故郷であること
そして、イタリアお菓子の代表格、ビスコッティの生まれ故郷であること。
のんびりお昼から出かけ、プラートについて
まずはちょっと遅めのランチ。
最初に目についたお店に入った。
落ち着いた店内、オーナーらしきおじいちゃんに
お孫さんらしき子供たちが遊んでいたりするアットホームな感じ。
まずはトスカーナのアンティパスト盛り合わせに
赤ワインで遅いランチをのんびりと楽しむ。
頼んだパスタはズッキーニやなす、パプリカなど野菜たっぷり
うん、おいしい。
野菜の旨味と、塩加減もちょうどよく
素朴だけどなかなかいい味。
そしてデザート、ファッロ（スペルト麦）のケーキ。
ファッロのプチプチとした食感に
少しカラメルのような香ばしさと苦み
果実を煮たようなやわらかい甘さと
これまた素朴な味わいだけどとってもおいしかった。
おいしかったので何が入ってるのか聞いてみたけど
ファッロだけさ、と言ってた。
でもそれだけとは思えない味わい深さ。
んん～、作り方知りたい。
適当に入った割にはお店の雰囲気もいいし
味も結構おいしく、ちょっと当たりくじを引いた気分。
気分も上々に町を散歩。
ドゥオーモ前広場に着いた。
中世の面影をしっかり残こした広場、
小さくてかわいらしいドゥオーモ。
なんだか小さなテーマパークに来たみたいな気分になる。
広場の噴水にある彫刻が子供のカッパに見えた。
カッパのはずがない！と友達。
目を凝らしてみるけど遠く小さくて良くわからない。
バカバカしくなって二人で笑い転げる。
ドゥオーモ付属美術館でフィリポリッポの絵を１枚見た。
それ以外はドゥーオーもの地下から発見された
食器やら人骨やらが展示されていた。
暗く湿った地下室は
当時そこに埋められたものたちの気配がまんじりと留まっているような。
この小さな広場にあった中世の臭いはここから漂って来ていたのか。
気を取り直してビスコッティ発祥のお店を探す。
町の中心街にそのお店はあり、ほどなく見つかった。
１８５８年創業、古き良き時代そのままの店内。
特徴的な美しいブルーのパッケージ
古くから変わらずあるものはどうしてこんなにきれいなんだろう。
味見用に一袋買って、さらに町を散策。
古くから繊維工業で栄えたこの町
また、フィレンツェとピサ、有力都市の間にあったこともあり
いろんなものの名残を見ることが出来る。
とても小さな町だし、フィレンツェのように芸術の集まった華やかさ
シエナやルッカのようにお金と物が流通した裕福さはない。
でも、ちょっと見るのに興い町だ。
のんびりと、でも結構歩いたのでカフェで一服。
ふんわりと甘いボンボローネ（揚げドーナツ）で糖分補給。
一息ついてから
傾き始めたオレンジ色の陽を背中に浴びて、帰りの電車に乗った。
さて、家に帰ってお土産に買ったビスコッティを味見。
これがとってもおいしかった。
一般的なビスコッティは固くて歯が立たず
カフェやビンサントという甘いお酒につけて食べるのだけど
ここのは、もちろん固いけど、そのままでも食べられる。
さっくりと軽く、ふんわりと卵のよい香りがする。
長く残っている理由が分かった。
それから、同じお店に売っていたブリオッシュ。
気になってうっかり買ってしまった。
これまたふんわりと卵の良い香りがする
とっても味わい深いおいしさ。
そして、帰りにカフェしに寄ったBARにあったチョコレート。
おいしそうだったので、これまたうっかり買ってしまった。
これまたカカオの良い香りとしっかりした風味があり
中のクリームの組み合わせとかがなかなかイケてるおいしさ。
そっか、プラートは今やお菓子の町なのか？
美術館はことごとく休みでフィリッポリッポはあまり見れなかったけど
おいしいものに恵まれた小さな旅に大満足なのでした。
＜フィレンツェからプラートへの行き方＞
◆電車にて約２０分「Prato Centrale」か「Serraglio」で下車
イタリア国鉄 http://www.trenitalia.com/homepage.html
「Serraglio」の方が中心街へは近いです。
◆CAPのバスにて約４０分
CAP autolinee http://www.capautolinee.it/Default.asp
＜ランチにいったお店＞
■osteria CIBBE
piazza mercatale 49 Prato
tel 0574.607509
http://www.cibbe.it
＜ビスコッティのお店＞
■Antonio Mattei
via Ricasoli 20/22r
tel 0574.25756
＜カフェとお土産のチョコレートを買ったお店＞
■F&G chicolat
via magnoli 83 Prato
tel 0574.27308
