母がお花見旅行から帰ってきた。
名古屋、金沢、安曇野などを青春18キップで巡ってきたらしい。
いつまでも青春とは素晴しいことだ。
お土産は金沢の和菓子だった。
手前は「垣穂」という、きな粉と胡麻のお菓子。
これがとってもおいしい。
香ばしい胡麻、さらに香り高いきな粉を
なめらかもっちりの求肥がうまく纏め上げられている。
甘みは素材の本来持つものを活かし、余計な加糖は抑えられているといった風。
福岡にだっておいしい和菓子はそれなりにあると思っていたけど
本場のものはやっぱり格段においしい。
技術的に言えば、ほんとそれは薄い刃先一枚の差なんだろうだけど
でもそれは圧倒的な差となって感じる。
その刃先一枚を研ぎ澄ますために費やす努力、それは如何ばかりか。
何かを成すならそれほどまでにやらなければ
小さなお菓子にそんな事を思ったりする春なのでした。
■和菓子 村上
http://shop.wagashi-murakami.com/shopbrand/004/O/