カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

ただいま、ふる里太宰府

2012-02-23 22:22:49 |  └・九州ぶらり旅

私のふる里、太宰府。
怒濤のショート帰国中にやらなくていけないことは山盛り。
まずは市役所に行って諸々の手続き。
留学中に入れ違いで届いてしまった様々な書類をに、
こういうわけでして、と申し立てをしておかなくてはいけない。
日本にいたころはめんどくさーーーーい!と憤慨していたところを、
そんな全ての手続きが整然とされず、なんともかんとも歯がゆいイタリアを知ってからは、
日本の構築化された社会がとてもありがたく感じるこの頃。
接客マナーを持って接してくれる職員さんに、
ああ、もうほんとお世話になってありがとうございます、という気分になった。
 

市役所に来たからには、すぐ側のこちらにも寄らねば、
天満宮さんにただいま帰りましたとご挨拶。
なぜか実家に帰るよりも、太宰府天満宮に来る方が”ただいま”という気分になる。
1300年を越える古の都の景色が
幼い私の記憶に色濃く刻まれたせいかもしれない。
時を越えたものだけが持つ深い情趣は
無垢な子どもの心に強いシンパシーを与えたに違いない。

例年ならちょうど梅の頃。
期待して行ったけど、今年はまだ少ししか咲いてない。
日本、寒かったのかな。。
この庭に咲く梅の花を愛で、ただよう淡く気高い香りに包まれるのが大好きだ。
見たかったな。。
 
 
でも、大好きな梅が枝餅はいつでもある!
花より団子といつもの松屋さんへ。
美しい日本庭園をながめながらのお茶。
さいこーだねっ。
うん、もう最高さっ。
苔の織りなす穏やかな緑、しっとりとした空気、
寒空にうつむき加減にぽつりと咲く可憐な白梅、
小さく鳴く鳥、遠くに森の鳴る音。
皮はぱりっと香ばしく、中もっちり餅に甘くてふくよかな餡、梅が枝餅。
ただいま、ふる里。
ちょっぴり泣けてきちゃう程に、あたたかく、
あたたかく郷里は私を包んでくれるのでした。

<梅が枝餅を食べたお店>
■「松屋」
太宰府市宰府2-6-12
9時~18時 定休日/不定