イタリア留学より一時帰国。
地元福岡に帰る前に東京の兄の家に一泊。
世界一やさしい私のお兄ちゃんは、
もう私のお兄ちゃんではなく、
お兄ちゃんの家族のお父さんだ。
あたたかな家族の家にお邪魔して、
あたたかなおでんとお風呂をいただいた。
きっとね、海外帰りならおでんとかが食べたいんじゃないかと思ったの。
奥さんの思いやりがうれしかった。
そうです!今や納豆さえ手作りできるようになった私だけど、
おでんの”練り物”を海外で手に入れるのはとっても困難。
おでん、食べたかったの~。
父が亡くなってから、
父代わりをしなければならないと気負って手厳しかった兄も、
どこまでも破天荒な妹に「何を考えているかわからん。。」と降参したようだ。
「まあ、体に気を付けて」とだけ言ってぽつねんとビールを傾ける兄、
大丈夫、元気だからと言わんばかりに家中のビールを飲み干す妹。
お兄ちゃん、覚えてる?
いつもお家で遊ぶお兄ちゃんと、いつも外に遊びにいっていない私。
今あなたが家庭を守るよきパパで、
今も私は外に行ったっきり帰って来ない。
思えば子どもの頃から変わってないね、私たち。
大丈夫、元気でがんばるよ。
せっかくの再会も一夜明け、早朝にまた家を出る妹。
今日福岡に帰るのだが、その前に浜松へ寄り道。
イタリアで出会った友達が浜松でレストランを開いたので、
共通の友人達と食べに行くことにした。
みんなで車に乗り合わせて、いざ浜松へ。
東京の朝焼けは美しい。
途中、高速のパーキングエリアで休憩。
ここで超有名なメロンパンがあるというので買ってみた。
朝なのもう列ができている。
かりっと甘いクッキー生地に、
ふんわりしっとりのパン。
ああ、このふんわりしっとりがイタリアには存在しない。
大体パンなんて翌日には乾燥してカッチカチになってるし。
それが当たり前だと知ると、
逆になぜ日本のパンがこんなにふんわりしっとりしているのか、
不自然にさえ思える。
東京からわざわざ浜松までご飯を食べに行こうなんて
ノリのいい私たちの旅だから、
くだらない話題で盛り上がっては
ウキウキと楽しく車は走っていく。
慣れない道をまわってようやくお店に到着。
レストランは三島駅のすぐ側。
シンプルで落ち着いた感じの1軒屋。
少しおしゃれして行きたいような感じのレストラン。
同期の留学生がもうこんなに立派なレストランを構えてる。
誇らしくもあり、何もない我が身を焦る気もあり。
もうお客様がけっこう入っていて、
ありゃ、忙しかったかな~、私たちはゆっくりで平気だからね~と声をかけると
すみません、とりあえずこれ食べててとテリーヌの盛り合せと
発泡ロゼワインを出してくれた。
ん~、おいしい~~!もういくらでも待っちゃう。
イタリア仕込みのスフレにイタリア、ヴォルテッラの赤ワイン。
広大な丘陵に燦々と注ぐ太陽とと遠く運ばれて来る海風が育てたこの地方のワインは
力強くありながら、どこか爽やかな軽さをまとって飲み易い。
海鮮のジェノベーゼパスタ。
イタリアのレシピに魚介のおいしい静岡ならではの良さが加わってなんともいい味。
右はポルケッタ(豚肉の香草焼き)
日本ではあんまり馴染みないけど、イタリアトスカーナ地方では
とってもポッピュラーな食べ物。
豚をまるごと香草と塩で味付けして焼いたもの。
豚の旨味もまるごとだからじっくりと身にしみ込んでいてとってもおいしい。
そして、ちょうど今日誕生日だった友達にサプライズバースデーケーキを用意してくれてた。
かわいいいちごケーキ。
ふだんはケーキなど焼かないコックさんなのに
まるでパティシエが作ったかと思う程のおいしさ。
ん~、スゴイ!やっぱり腕があるって、すごいね。
私たちからは花束と、紅茶の勉強をしている彼女へ
フィレンツェの手作りの銀製のティースプーン。
と、思ったけど、時差ボケまくりの私はせっかく買って来たプレゼントを
自分の荷物と一緒に福岡へ送ってしまい、わちゃっ!大失敗。
あわててコンビニでのし袋を買い、目録を作ってそれを渡した。
目録って、、はじめてもらったよと苦笑いの友達。
おほほのほ~。。
失態もこんなギャグで許してくれる私の友達は本当にいい人ばかりだ。
おいしい食事とワインですっかり楽しく楽しく、
時が経つのも忘れて、名古屋空港行きのバスを逃し、
あれま??となっている私の横で
すぐさま友達が携帯で電車の時間を調べてくれて
慌てて乗った新幹線では寝てしまい降りそこねかけたところを
間一髪で起きて降りたら、上着を忘れ、
そしたら隣の席の人がすぐさま気付いて扉まで持って来てくれ、
右も左も分からない名古屋駅で慌てふためいて空港への行き方を聞いたら、
駅の人は的確かつ親切に教えてくれて、なんとか空港行きの電車に間に合った。
はぁぁぁぁ~。
私を助けて下さったみなさん、本当にほんとうにありがとうございました。
そうして無事に、懐かしい福岡へ。
めんたいことお母さんの皿うどんが待つ家へ帰り着いたのでした。
<浜松のイタリアンレストラン>
■Restrante Il Marcampo
静岡県浜松市中区助信町10-8
053-443-7915
http://www.marcampo.com/
お友達なので大宣伝しちゃいます!!
でもお友達だから言うのではありません、
イタリア仕込みの腕とレシピは確かです。
お近くにお寄りの際はぜひっ!
地元福岡に帰る前に東京の兄の家に一泊。
世界一やさしい私のお兄ちゃんは、
もう私のお兄ちゃんではなく、
お兄ちゃんの家族のお父さんだ。
あたたかな家族の家にお邪魔して、
あたたかなおでんとお風呂をいただいた。
きっとね、海外帰りならおでんとかが食べたいんじゃないかと思ったの。
奥さんの思いやりがうれしかった。
そうです!今や納豆さえ手作りできるようになった私だけど、
おでんの”練り物”を海外で手に入れるのはとっても困難。
おでん、食べたかったの~。
父が亡くなってから、
父代わりをしなければならないと気負って手厳しかった兄も、
どこまでも破天荒な妹に「何を考えているかわからん。。」と降参したようだ。
「まあ、体に気を付けて」とだけ言ってぽつねんとビールを傾ける兄、
大丈夫、元気だからと言わんばかりに家中のビールを飲み干す妹。
お兄ちゃん、覚えてる?
いつもお家で遊ぶお兄ちゃんと、いつも外に遊びにいっていない私。
今あなたが家庭を守るよきパパで、
今も私は外に行ったっきり帰って来ない。
思えば子どもの頃から変わってないね、私たち。
大丈夫、元気でがんばるよ。
せっかくの再会も一夜明け、早朝にまた家を出る妹。
今日福岡に帰るのだが、その前に浜松へ寄り道。
イタリアで出会った友達が浜松でレストランを開いたので、
共通の友人達と食べに行くことにした。
みんなで車に乗り合わせて、いざ浜松へ。
東京の朝焼けは美しい。
途中、高速のパーキングエリアで休憩。
ここで超有名なメロンパンがあるというので買ってみた。
朝なのもう列ができている。
かりっと甘いクッキー生地に、
ふんわりしっとりのパン。
ああ、このふんわりしっとりがイタリアには存在しない。
大体パンなんて翌日には乾燥してカッチカチになってるし。
それが当たり前だと知ると、
逆になぜ日本のパンがこんなにふんわりしっとりしているのか、
不自然にさえ思える。
東京からわざわざ浜松までご飯を食べに行こうなんて
ノリのいい私たちの旅だから、
くだらない話題で盛り上がっては
ウキウキと楽しく車は走っていく。
慣れない道をまわってようやくお店に到着。
レストランは三島駅のすぐ側。
シンプルで落ち着いた感じの1軒屋。
少しおしゃれして行きたいような感じのレストラン。
同期の留学生がもうこんなに立派なレストランを構えてる。
誇らしくもあり、何もない我が身を焦る気もあり。
もうお客様がけっこう入っていて、
ありゃ、忙しかったかな~、私たちはゆっくりで平気だからね~と声をかけると
すみません、とりあえずこれ食べててとテリーヌの盛り合せと
発泡ロゼワインを出してくれた。
ん~、おいしい~~!もういくらでも待っちゃう。
イタリア仕込みのスフレにイタリア、ヴォルテッラの赤ワイン。
広大な丘陵に燦々と注ぐ太陽とと遠く運ばれて来る海風が育てたこの地方のワインは
力強くありながら、どこか爽やかな軽さをまとって飲み易い。
海鮮のジェノベーゼパスタ。
イタリアのレシピに魚介のおいしい静岡ならではの良さが加わってなんともいい味。
右はポルケッタ(豚肉の香草焼き)
日本ではあんまり馴染みないけど、イタリアトスカーナ地方では
とってもポッピュラーな食べ物。
豚をまるごと香草と塩で味付けして焼いたもの。
豚の旨味もまるごとだからじっくりと身にしみ込んでいてとってもおいしい。
そして、ちょうど今日誕生日だった友達にサプライズバースデーケーキを用意してくれてた。
かわいいいちごケーキ。
ふだんはケーキなど焼かないコックさんなのに
まるでパティシエが作ったかと思う程のおいしさ。
ん~、スゴイ!やっぱり腕があるって、すごいね。
私たちからは花束と、紅茶の勉強をしている彼女へ
フィレンツェの手作りの銀製のティースプーン。
と、思ったけど、時差ボケまくりの私はせっかく買って来たプレゼントを
自分の荷物と一緒に福岡へ送ってしまい、わちゃっ!大失敗。
あわててコンビニでのし袋を買い、目録を作ってそれを渡した。
目録って、、はじめてもらったよと苦笑いの友達。
おほほのほ~。。
失態もこんなギャグで許してくれる私の友達は本当にいい人ばかりだ。
おいしい食事とワインですっかり楽しく楽しく、
時が経つのも忘れて、名古屋空港行きのバスを逃し、
あれま??となっている私の横で
すぐさま友達が携帯で電車の時間を調べてくれて
慌てて乗った新幹線では寝てしまい降りそこねかけたところを
間一髪で起きて降りたら、上着を忘れ、
そしたら隣の席の人がすぐさま気付いて扉まで持って来てくれ、
右も左も分からない名古屋駅で慌てふためいて空港への行き方を聞いたら、
駅の人は的確かつ親切に教えてくれて、なんとか空港行きの電車に間に合った。
はぁぁぁぁ~。
私を助けて下さったみなさん、本当にほんとうにありがとうございました。
そうして無事に、懐かしい福岡へ。
めんたいことお母さんの皿うどんが待つ家へ帰り着いたのでした。
<浜松のイタリアンレストラン>
■Restrante Il Marcampo
静岡県浜松市中区助信町10-8
053-443-7915
http://www.marcampo.com/
お友達なので大宣伝しちゃいます!!
でもお友達だから言うのではありません、
イタリア仕込みの腕とレシピは確かです。
お近くにお寄りの際はぜひっ!