金曜日、なんだかくたびれて、帰って夕飯を作る気力もなく
お惣菜でも買って帰ろうとデパ地下をうろついていると
飲み会のお誘いの電話がかかってくる。
なんだか飲みたいなぁ～って思ってたところなの、ナイスタイミング☆
私はきっとバッカスに祝福されて生まれてきたのかも。
二つ返事で友人と合流する。
上人橋通りの裏路地にある寿司屋「貴味」。
カウンターメインの小さなお店、移転したばかりだからお店はぴかぴかだけど
白髪交じりの大将と女将さんの間の長年培ったしっくりとした感じが
このお店をまるでなじみのお店みたいな居心地にしているみたい。
どのお魚もおいしかったけど、特に穴子がおいしかった。
それは脂がのってるというより
身そのものが脂を内包して、とろけるような心地。
脂っこくなく、上品な味わい。ああ、おいしい。
今まで食べた中でも一番かもっ！
お酒を飲むとご飯がすすまないタイプで、
ほとんど寿司を食べられなかった私に友人がお土産を持たせてくれた。
なんて素晴しい人なの！ホント私の周囲はいい人ばかりだ。
寿司折なんて持って帰るのはじめて～。
これを持って千鳥足で帰宅すれば絵に描いた酔っ払いだわ。わーい。
ぐったりとするほどに仕事を詰められたウィークデーも
すっかりなかったことになった金曜の夜なのでした。
■貴味