カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

GW☆陶器市

2006-05-01 13:16:13 |  └・九州ぶらり旅

ゴールデンウィーク!今年は暦も良く、とってもゴールデン
我が家のGW恒例行事「陶器市」へ。父のナビの下、渋滞をさけつつ裏道を行く。今年は有田のとなり、波佐見まで足を伸ばす。波佐見焼きの代表といえば白山陶器。白磁にシンプルモダンなデザインが特徴で、私はこの感じが好きなのだ。多くの業者が出店するメイン会場を過ぎ、窯元が集まる中尾山へ。山道をうねうねと上ると、山間に煉瓦の煙突が建ち並ぶ集落が現れた。山の懐に抱かれひっそりとたたずむ風情がなんともファンタジックに思え、知らない町を歩く時のわくわく感が胸を鳴らす。

以前から注目していた陶房「青」へ。特に青色にこだわったという作品を一度見てみたかった。作品はどれもモダンな感じ。シンプルだけどどこか存在感をかもし出すのは、作り手の心がこもっているからか。
夏の新作「めだか」のシリーズは、その澄んだ水の中を涼しげに泳ぐめだかが実にかわいらしく、まるで透ける様な青色が特に美しかった。こんな食器をたとえば季節に合わせて使うならば、それはどんなにか豊かな食卓となるだろう。
色々と目で楽しみ、普段使いにお気に入りをひとつだけ購入。陶器市期間中で4割引だった、ラッキ
お店を出ると、向かいが工場で、たくさんの素焼きの器が並べられていた。興味津々に覗いていたら、見学どうぞ、と声をかけられた。ではでは遠慮なく。一つ一つ丁寧かつ見事なリズムで釉薬に器をくぐらせている方がいた。しかも素手で!かゆくなったりしないのか尋ねると、それは大丈夫だが、冬は冷たくてつらいのだそう。奥では若者が手際よく焼きの準備をしていた。窯のそばにいくだけでもかなりの熱気。それからかなり高齢と見受けられるおばあちゃんが一つ一つ窯に入れる器のチェックをされていた。
全部手作業、一つ一つ丹念にされている姿を、器をいとおしく包むその手を見て、さっき器を割引で買ったことを後悔した。こんなに手をかけて作られている物、それ相応の料金をお支払いしたかった。が、まぁ、お祭りなのでね。とにかく、この器、作られた方のことを思いながら、大切に永く使おうと深く心に誓った。

腹ごしらえに、窯元がやっているレストラン「文化の陶 四季舎」へ。昔の陶器の窯を利用してピザを焼いてくれる。火力が強いおかげで、ピザはあっという間にパリッパリの焼き上がり。ふんだんにのった野菜がうれしいおいしい、手作り感たっぷりのピザ。昔の陶房そのままの雰囲気ごといただいて、満腹。

さてさて、中尾山を下り、有田にも寄り、今年の陶器市ツアーを終える。そしてこれが今年の戦利品。手前の水玉柄が「陶房 青」の作品。奥の2つは「白山陶器」で、以前福岡のショップで見かけて目をつけていたものを半額でゲット生活をちょっと楽しくさせる仲間が増えて、ちょいゴキゲンなのでした。