白い夢のような（銀のぶどう/白らら）

先日取材でであった前原のお菓子屋さんの「ざるちーずけーき」に触発され、昔の味の記憶がよみがえった。
今やどのお菓子屋にもあるフレッシュチーズケーキ、全国に広まるほどに一大ブームを巻き起こしたきっかけとなったのが「銀のぶどう」の「白らら」。当時は行列をなす人気ぶりで、テレビにも取り上げられた。ああ、あれがもう一度たべたい。ちょうど東京へ帰省する友達にお土産をたのんだ。
そうしてはるばる東京から「白らら」がやってきた。ああ、ありがとうさっそくいただく。ふっわふわ、重力なんてないくらいに軽い、空に浮かぶ雲か天使の羽か。口に入れるとあっという間、まるで夢のようにしゅわっと溶ける。そう、これこれ。これだわ～、このふわふわ感がたまらない。あとに残るチーズの風味は熟成前の若さあふれる爽やかな酸味ほんのり甘く。
もちろん、他のお店のものだってそのお店なりのおいしさはある。けど、私は青春の淡い夢のような味わいのこのケーキがやっぱり好きなのでした。

■銀のぶどう
東京大丸など都内百貨店と羽田空港にも取り扱いがあります。詳細は↓
http://www.ginnobudo.jp/kashi/namakashi.html