夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

文化祭

2012-09-29 18:01:45 | 日記
今日は生徒たちが心待ちにしていた文化祭。

朝から一生懸命たこ焼き液を作って焼いてトッピングして、を飽きもせずに繰り返していた。たこ焼きを出す模擬店は一つしかなかったので、よく売れて、出来たたこ焼きは、並べる先から売れて行く。また作って並べて売れて、という感じだった。

私も一つ食べさせてもらったが、表面はパリッとして中身はトローリで、とても美味しかった。他の先生方からも好評をいただいた。

閉会式のときに、文化祭の人気投票アンケートの結果が発表され、「八つ足本舗」は模擬店部門の2位だった。たこ焼きの味もさることながら、看板やメニューの短冊、「これが一番人気!」のポップなど、飾り付けにも工夫を凝らしていたのが評価されたのだろう。

こうした面では、美術班の実質的リーダー、「H画伯」の活躍が光った。それにしても、この一見ふざけた感じの看板(H画伯は普段は絵がうまい)といい、京都の銘菓をパクッた屋号(「井筒八ッ橋本舗」から訴えられたらどうするんだ)といい、彼らは遊び心満載で、自分たちの文化祭を大いに楽しんでいるようだった。

片付け・清掃や機材の返却、収支決算を済ませた後、教室で彼らの労をねぎらい、ジュースを振る舞ってやったら、
「先生も一緒に乾杯しましょう」
と言われ、文化祭リーダーのO君の発声で、
「かんぱーい!!」
コーラで乾杯なんて、とても久しぶりで、なんだか新鮮だった。

私にとって、高校の文化祭が特別な意味を持つ記憶であるように、今日のことも、生徒たちが大人になったときに、高校時代のいい思い出になるのだろうか?ぜひそうなってほしい。

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