夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

福山市立大学

2013-06-26 23:26:09 | 日記

出張で、福山市立大学の説明会へ。
この大学は、もとは市立の女子短大だったのだが、一昨年に改組して共学の四年制大学へ移行し、同時に新キャンパスを設置して「福山市立大学」として開学したのだ。
岡山市や倉敷市からは十分通学圏内なので、本校の卒業生もこの二年で四人ほど進学している。
私が現在教えている三年生の中からも、きっとこの大学を目指す者が出てくるはずだし、ぜひ一度はどんなキャンパスか見ておきたいと思っていた。


今日は朝からあいにくの大雨で、岡山県南部では警報が出てしまい、学校は休校になってしまった。
午後になって、やや小降りになってきた雨の中、高速道路を飛ばして現地へ急ぐ。
大学に着いた頃、ようやく雨が上がったが、まだ雲が多い。
説明会の会場となった研究棟の窓から見ると、「港町キャンパス」という名前の通り、福山内港に隣接して埋立地に建てられていることがよく分かる。
ちなみに、昨年の大学祭は「港輝祭」という名前で行ったそうだ。

 
大学の建物は近代的な雰囲気でまだ真新しく、ここで学べる学生たちが羨ましい。
構内の花壇には、福山市の市花であるバラが植えられており、雨に濡れて可憐さを増していた。
…説明会が終わって、研究棟を出たところ、偶然、卒業生とばったり。
もともと少人数の大学なので、顔を合わせてもおかしくはないのだが、やはりうれしい。
少し立ち話をして、楽しそうに大学生活を送っているなあ、と感じつつその場を後にした。


帰るときには、だいぶ明るくなった空が、港の水面に映り込んで、なんだか印象派の絵画のようだった。
福山駅から自転車で十五分程度、市の中心部なのに、こんなにロケーションのいい大学も珍しい。
期末考査前で、何かと忙しい時期ではあるが、実際に行ってみてよかった。