夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

にごりにしまぬ

2013-06-08 23:38:24 | 日記

朝、運動公園(岡山県総合グラウンド)を通りかかったら、野球場の裏手にある池の眺めに目をひかれ、つい立ち止まって見入ってしまった。周囲の木立や空の青までが、水面に映り込んでいる。


橋をはさんだ向こう側の池は、一面に蓮の葉で敷き詰められ、所々に真っ白な蓮の花が咲いている。
下の写真で分かるように、この池は泥だらけで濁っているのに、蓮は汚れなく美しい花を咲かせるのは不思議な気がする。

  蓮葉(はちすば)のにごりに染(し)まぬ心もてなにかは露を玉とあざむく(古今和歌集・夏・僧正遍照)



保護者会は今日でひと段落ついた。月曜日にあと数名を残すのみで、この時期に言っておかなければいけないことについては、だいたい伝えることができたと思う。

それにしても、やはり三年生の進路に関わる面談は、相当に気を遣う。担任は学校から任されて、その生徒の一生を左右する進路決定の指導を行っている。その責任の重さを忘れてはならないと思う。