「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぱふゥ! おもしろかッたでスゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるぅ!」(←訳:虎です!幕末もいいなぁ!)
こんにちは、ネーさです。
大河ドラマ『青天を衝け』第3回、
と~っても楽しゅうございました♪
次はさらに劇的展開が?と
日曜日の放送を待ちながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

―― ゴシックの解剖 ――
著者は唐戸信嘉(からと・のぶよし)さん、
2020年12月に発行されました。
『暗黒の美学』と副題が付されています。
先日、石岡瑛子さんの回顧展図録
『血が、汗が、涙がデザインできるか』
をご紹介しました折に、
映画『ドラキュラ』について触れました。
映画の原作である小説『ドラキュラ』は、
ゴシック・ロマンの名作といわれていますが……
じゃあその、《ゴシック》って、なぁに?
「えッとォ、ふらんけんしゅたいんッ?」
「ぐるっる・がるーる?」(←訳:ゴシック・ロリータ?)
御本冒頭の『はじめに』と、
第一章『《ゴシック》の起源』で
著者・唐戸さんは述べています。
ルネサンス時代の考え方では、
宇宙(コスモス)の中心は、人間。
しかし、18世紀に到り、
人間中心主義から、
より中世的な、
神を中心に据えた宇宙観(コスモロジー)が
復活してゆき、
ゴシックが生まれた――
そこには、
神という無限なるもの(非人間的なもの)への
憧れが込められている。
「ふむむゥ、だからァ~ふらんけんしゅたいんッ!」
「がるるる!」(←訳:吸血鬼も!)
そう、憧れとはいっても、
その世界観は“ダーク”。
明るい陽光に満ち満ちた世界ではなく、
淡く鈍い光が揺れる
黄昏の世界です。
第二章『吸血鬼』、
第三章『人工生命――人造人間・アンドロイド・AI』
第四章『分身――ドッペルゲンガー・悪魔憑き・二重人格』
と、各章では、
いかにもゴシック!な
名作が取り上げられていますが、
第五章『廃墟』には、
SF作家H・P・ラヴクラフトさんや
コナン・ドイルさん、
第六章『地下』では、
宮崎駿さん監督作品『カリオストロの城』も、
ゴシック作品として登場!
「ふァ? るぱんさんもォ?」
「ぐるるるがるっる?」(←訳:カリ城もゴシック?)
「びッくりィ!」
怪奇譚、幽霊譚、
幻想文学からSF、
ついには映画・アニメーション。
近代から現代へ、
おそらくは未来へも続いてゆく
《ゴシック》解剖論は、
意外なことに
明朗で雄弁でポップですらあります。
特に、ラヴクラフトさんのファンの方々に
おすすめの一冊ですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
ぱふゥ! おもしろかッたでスゥ~!」
「がるる!ぐるるがるるぅ!」(←訳:虎です!幕末もいいなぁ!)
こんにちは、ネーさです。
大河ドラマ『青天を衝け』第3回、
と~っても楽しゅうございました♪
次はさらに劇的展開が?と
日曜日の放送を待ちながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

―― ゴシックの解剖 ――
著者は唐戸信嘉(からと・のぶよし)さん、
2020年12月に発行されました。
『暗黒の美学』と副題が付されています。
先日、石岡瑛子さんの回顧展図録
『血が、汗が、涙がデザインできるか』
をご紹介しました折に、
映画『ドラキュラ』について触れました。
映画の原作である小説『ドラキュラ』は、
ゴシック・ロマンの名作といわれていますが……
じゃあその、《ゴシック》って、なぁに?
「えッとォ、ふらんけんしゅたいんッ?」
「ぐるっる・がるーる?」(←訳:ゴシック・ロリータ?)
御本冒頭の『はじめに』と、
第一章『《ゴシック》の起源』で
著者・唐戸さんは述べています。
ルネサンス時代の考え方では、
宇宙(コスモス)の中心は、人間。
しかし、18世紀に到り、
人間中心主義から、
より中世的な、
神を中心に据えた宇宙観(コスモロジー)が
復活してゆき、
ゴシックが生まれた――
そこには、
神という無限なるもの(非人間的なもの)への
憧れが込められている。
「ふむむゥ、だからァ~ふらんけんしゅたいんッ!」
「がるるる!」(←訳:吸血鬼も!)
そう、憧れとはいっても、
その世界観は“ダーク”。
明るい陽光に満ち満ちた世界ではなく、
淡く鈍い光が揺れる
黄昏の世界です。
第二章『吸血鬼』、
第三章『人工生命――人造人間・アンドロイド・AI』
第四章『分身――ドッペルゲンガー・悪魔憑き・二重人格』
と、各章では、
いかにもゴシック!な
名作が取り上げられていますが、
第五章『廃墟』には、
SF作家H・P・ラヴクラフトさんや
コナン・ドイルさん、
第六章『地下』では、
宮崎駿さん監督作品『カリオストロの城』も、
ゴシック作品として登場!
「ふァ? るぱんさんもォ?」
「ぐるるるがるっる?」(←訳:カリ城もゴシック?)
「びッくりィ!」
怪奇譚、幽霊譚、
幻想文学からSF、
ついには映画・アニメーション。
近代から現代へ、
おそらくは未来へも続いてゆく
《ゴシック》解剖論は、
意外なことに
明朗で雄弁でポップですらあります。
特に、ラヴクラフトさんのファンの方々に
おすすめの一冊ですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪