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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 見る喜びの《鉄道橋》 ~

2021-03-26 23:38:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むゥ~んッ! ざんねんッなのでス!」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!惜しい~!)

 こんにちは、ネーさです。
 『シン・ウルトラマン』公開延期の報に
 ちょっとションボリ……な一日の終わりには、
 さあ、元気を補給すべく読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― 美しき鉄道橋の世界 ――



 著者は武田元秀(たけだ・げんしゅう)さん、
 2021年2月に発行されました。
 《旅鉄BOOKS 036》号は、
 題名にありますように
 橋・橋・橋!の橋まみれな一冊です。

「あらためてェ、かんしんッしましたでス!」
「ぐっうるがるるるぐるる!」(←訳:橋ってこんなにキレイ!)

 橋。

 それも、人や車のためではなく、
 鉄道のための、橋。

 その《鉄道橋》が
 かくも美しい建築物だったとは。

 『世界の車窓から』を観たりしていると、
 わあ、スイスの鉄道って
 どこを撮っても絵になるなぁ~などと
 感心することはあったにせよ、
 《鉄道橋》だけを
 観察することはなかった、のですが。

「これからはァ、じィ~ッとォ!」
「がるっるぅるるるるる!」(←訳:見入っちゃいそうです!)

 御本の冒頭部分には、
 著者・武田さんによる『はじめに』と、
 『鉄道カメラマンが選ぶ美しき鉄道橋』が
 掲載されています。

 武田さんの言葉に導かれて眺める
 4人のカメラマンさんによる
 《鉄道橋》の“絶景“は、

 徳島県の吉野川第二橋梁(坪内政美さん撮影)、

 埼玉県の荒川橋梁(佐々倉実さん撮影)、

 茨城県の北浦橋梁(松尾聡さん撮影)、

 宮崎県の高千穂橋梁(牧野和人さん撮影)。

「えにィなるゥ~!」
「ぐっるがるるるぅ~…」(←訳:橋ってすごいなぁ~…)

 本文は、

 第1章『北海道/東北/関東』
 第2章『中部/近畿』
 第3章『中国/四国/九州』

 という3つの章に分けて、
 各地の《鉄道橋》が紹介されていますが、
 意外にも、
 東京には見るべき橋梁が多くて
 驚かされました。

 青梅街道架道橋、
 いわゆる新宿大ガード。
 カオスだわね~でもこれも《鉄道橋》なのね~。
 
 それに、
 JRと地下鉄が行き交う
 御茶ノ水橋梁も、
 見応えがありますね。

「これもォいいなァ♪」
「がる~!」(←訳:埼玉~!)

 秩父鉄道の安谷川橋梁も、
 首都圏内では指折りの美橋でしょうか。

 他に、
 富山の千垣橋梁や、
 大分の笹無田川橋梁も、
 個性的だわ。

「ふゆのォ、ゆきげしきィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:初夏の新緑!)

 日本の風景に溶け込みながらも、
 それぞれがワンアンドオンリーな
 《鉄道橋》たち。

 開通年、素材、形式なども
 しっかり明記されていて、
 鉄道マニアさんだけでなく、
 建築好き&歴史好きな方々も
 楽しめる《鉄道橋》ガイドです。
 本屋さんで、図書館で、
 ぜひ、探してみてくださいね~♪