お家で、お散歩を。

「こんにちわッ、テディちゃでス！
　ついにィ、けッしょうゥせんッ、きたるゥ！」
「がるる！ぐるがるぅ！」（←訳：虎です！頂点だよぅ！）

　こんにちは、ネーさです。
　日本は全国的に酷暑ですが、
　きっとロシアもアツくなってるでしょうね。
　2018W杯、トロフィーを持ち帰るのはフランスかクロアチアか？
　私ネーさとしましては、
　ユーヴェの選手さんがいるクロアチアを応援しながら、
　さあ、キックオフの時間までは、
　読書タイムでリラックスを～♪

　　



　　　　　　　――　東京郊外スペクタクルさんぽ　――



　著者は宮田珠己（みやた・たまき）さん、2018年4月に発行されました。
　あ、皆さん、落ち着いてくださいね、
　今は駄目です、今は。
　高温注意報！熱中症に注意！と連日報道されている夏季の昼間は、
　お散歩も身体に良くありませんからね。

「すずしくゥなッたらァ～」
「ぐるるるがるる！」（←訳：行こうよ散歩に！）

　ええ、そうです。
　今より涼しくなったら。
　これほど常識外れな猛暑が一段落したら、
　出掛けてみたいわ、ここ！
　というようなお散歩コースが
　この御本では紹介されています。

　足に自信あり！な方々には、
　房総半島某所の、素掘りトンネル！

　かつては盛況を偲んで、足尾銅山へ！

　都内で“砂漠”とえば、ここ！
　伊豆大島の三原山へ！

「あうううゥッ！
　ええェとォ、もうゥ～ちょッとォ～…」
「がるるるるるぐるるるるるる？」（←訳：おとなしめのスペクタクルは？）

　そうね、
　体力は普通レベルなのよね、という方々には、
　こんなお散歩はいかがかしら？

　隠れキリシタンの魔鏡を所蔵する
　神奈川県大磯の澤田美喜記念館へ。

　或いは、
　神奈川県の大船駅と江ノ島を結ぶ
　湘南モノレールに乗る旅へ。

「えッ？　まきょうゥ？？」
「ぐるるーるぅ？」（←訳：モノレールぅ？）

　歴史の香りが濃い《魔鏡》実見記と、
　対照的にコドモ心をそそる
　モノレール体験記。

　著者・宮田さんは
　世界各地のジェットコースターを乗り倒した怒涛の体験記
　『ジェットコースターにもほどがある』の著者さんでもありますから、
　モノレール描写はお手のもの♪

　大船～江ノ島間の、
　全長6.6キロメートル、
　8つの駅を結ぶ短い“交通機関”ではありますけれど、
　湘南モノレールと、
　市街地を走るモノレールの大きな違いは……

　高低差が、すごい。

　トンネルがあり、坂があり、登りがあり、
　スピードもある！

「わうゥ！　たしかにィ、それッてェ～！」
「がるるるるる！」（←訳：スペクタクル！）

　そして、海。

　大船から乗って、
　片瀬山駅を過ぎると、
　左手には海が見渡せてくる……

　江ノ電と比べても遜色ないパノラマを、
　湘南モノレールは体験させてくれる？

「いいなァ、ものれーるゥ！」
「ぐるるぅがるる！」（←訳：いいなぁ夏の海！）

　東京周辺、ちょこっと遠出をして
　お散歩を楽しみたい御方に
　おすすめのショートトリップガイド、
　暑い日には涼しいお家の中で、
　一読してみてくださいね♫