「こんにちわッ、テディちゃでス!
しゃくねつのォ、しちがつゥ??」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!下半期突入~!)
こんにちは、ネーさです。
2018年もあっ!という間に半分が過ぎて、
7月最初の読書タイムとなった今日は、
イキのいいSF作品から始めてみますよ♫
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― われらはレギオン 1 ――
著者はデニス・E・テイラーさん、
原著は2016年に、日本語版は2018年4月に発行されました。
英語原題は『WE ARE LEGION(WE ARE BOB)』、
『AI探査機集合体』と日本語副題が付されています。
「えーあいィ??」
「ぐるがる?」(←訳:人工知能?)
主人公のボブさんは、
“殆どの人が人工知能と呼ぶだろう存在”
です、が、厳密に言えば、
“心のコピー”なのだそうです。
「こころをォ、こぴィーできるのォ?」
「がるるるぐる!」(←訳:ますます混乱!)
ボブさん、
最初から人工知能もどきだった訳ではないんですよ。
2016年、
ボブことロバート・ジョハンスンさんは、
SF大会が開催されているラスベガスに滞在していました。
友人たちとディナーに行こうと、
ホテルから外へ出て、
横断歩道を渡り出した、その時。
クラクションが。
叫び声が。
想像を絶する痛みが。
「ぼぶさんッ!」
「ぐるがるるるるる!」(←訳:誰か助けてあげて!)
そうして、次に、
ボブさんが意識を取り戻したのは。
2133年6月。
「ふァ?」
「がるぅ?」
117年の歳月を超え、
ボブさんは甦りました。
ただし、人間としてではなく、
“人工知能と呼ぶだろう存在”にカタチを変えて。
ヒトの肉体はもうない。
いや、脳さえも、もうない。
冷凍保存された脳をスキャンし、
そのデータをコンピュータ・シミュレーションに変換した、
コンピュータ・プログラム。
それが、ボブさん。
「ほわわゥ! だいへんしんッ、なのでスゥ!」
「ぐるがるるるぅ?」(←訳:変身なのかなぁ?)
古来、人類は夢を見てきました。
頭脳はそのままに、
鋼鉄のように朽ちない、
年月にも毒されない、
不死身の身体を得られないものかと。
SFの世界でもね、
脳だけで生きてゆきた~い!っていうのは
大きなテーマになっていたんですけれど、
最新の研究では、脳だけ、ってダメらしいと
判明したんだそうです。
脳が機能するのは、
血液の循環や四肢の感覚など、
さまざまな要素、反応が
複雑に作用しあっているからこそ。
空間にポツンと脳がある、というような状態では
脳は脳でなくなる――
つまり、
脳だけで生きてゆくことは出来ない……。
って思われていたのに?
「ぼぶさんのォやりかたならッ?」
「がるるぐるがる?」(←訳:脳だけ人生アリ?)
22世紀に目覚めたボブさん。
彼を待っていたのはバラ色の脳ラだけイフなのでしょうか?
それとも……?
三部作の第一作目となるこの物語、
がっちり理系なSFが好きな御方に、
スペースオペラ系SFが好きな御方にもおすすめです。
ボブさんの脳だけライフを、
ぜひ、一読してみてくださいね♪
しゃくねつのォ、しちがつゥ??」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!下半期突入~!)
こんにちは、ネーさです。
2018年もあっ!という間に半分が過ぎて、
7月最初の読書タイムとなった今日は、
イキのいいSF作品から始めてみますよ♫
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― われらはレギオン 1 ――
著者はデニス・E・テイラーさん、
原著は2016年に、日本語版は2018年4月に発行されました。
英語原題は『WE ARE LEGION(WE ARE BOB)』、
『AI探査機集合体』と日本語副題が付されています。
「えーあいィ??」
「ぐるがる?」(←訳:人工知能?)
主人公のボブさんは、
“殆どの人が人工知能と呼ぶだろう存在”
です、が、厳密に言えば、
“心のコピー”なのだそうです。
「こころをォ、こぴィーできるのォ?」
「がるるるぐる!」(←訳:ますます混乱!)
ボブさん、
最初から人工知能もどきだった訳ではないんですよ。
2016年、
ボブことロバート・ジョハンスンさんは、
SF大会が開催されているラスベガスに滞在していました。
友人たちとディナーに行こうと、
ホテルから外へ出て、
横断歩道を渡り出した、その時。
クラクションが。
叫び声が。
想像を絶する痛みが。
「ぼぶさんッ!」
「ぐるがるるるるる!」(←訳:誰か助けてあげて!)
そうして、次に、
ボブさんが意識を取り戻したのは。
2133年6月。
「ふァ?」
「がるぅ?」
117年の歳月を超え、
ボブさんは甦りました。
ただし、人間としてではなく、
“人工知能と呼ぶだろう存在”にカタチを変えて。
ヒトの肉体はもうない。
いや、脳さえも、もうない。
冷凍保存された脳をスキャンし、
そのデータをコンピュータ・シミュレーションに変換した、
コンピュータ・プログラム。
それが、ボブさん。
「ほわわゥ! だいへんしんッ、なのでスゥ!」
「ぐるがるるるぅ?」(←訳:変身なのかなぁ?)
古来、人類は夢を見てきました。
頭脳はそのままに、
鋼鉄のように朽ちない、
年月にも毒されない、
不死身の身体を得られないものかと。
SFの世界でもね、
脳だけで生きてゆきた~い!っていうのは
大きなテーマになっていたんですけれど、
最新の研究では、脳だけ、ってダメらしいと
判明したんだそうです。
脳が機能するのは、
血液の循環や四肢の感覚など、
さまざまな要素、反応が
複雑に作用しあっているからこそ。
空間にポツンと脳がある、というような状態では
脳は脳でなくなる――
つまり、
脳だけで生きてゆくことは出来ない……。
って思われていたのに?
「ぼぶさんのォやりかたならッ?」
「がるるぐるがる?」(←訳:脳だけ人生アリ?)
22世紀に目覚めたボブさん。
彼を待っていたのはバラ色の脳ラだけイフなのでしょうか?
それとも……?
三部作の第一作目となるこの物語、
がっちり理系なSFが好きな御方に、
スペースオペラ系SFが好きな御方にもおすすめです。
ボブさんの脳だけライフを、
ぜひ、一読してみてくださいね♪