テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《伝説》、ここに再現!

2014-07-25 21:36:29 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 せみのォこえがァ、すッごいィ~でス!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!大音量です!)

 こんにちは、ネーさです。
 窓のすぐ外で鳴くセミくんたちに困っちゃいつつも、
 さってと、読書タイムでリラックス♪
 涼しい場所を確保したら、
 はい、本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



            ―― 私の上海バンスキング ――



 写真と文は明緒(あきお)さん、2013年12月に発行されました。
 『My SHANGHAI VANCE-KING   A Photographic Chronicle of“SHANGHAI VANCE-KING.”1996-2012』と
 英語題名が付されています。

 『上海バンスキング』――
 って、テディちゃと虎くんは知ってるかしら?

「むゥ? どこかでェ、きいたことォ、あるよゥなッ???」
「ぐるがっるる!がるるる!」(←訳:ボク知ってる!お芝居だ!)

 ええ、そうなんです。
 『上海バンスキング』とは、
 演劇好きな方々にとっては、

 《伝説の音楽劇》
 《小劇場空前のロングランヒット》
 《演劇界の大事件》

 として語られる《伝説》の舞台のこと。

「でんせつゥ~!?!」
「がるるるぐるる!」(←訳:ホントに伝説的!)

 1979年1月。
 東京・六本木のオンシアター自由劇場で
 ある舞台が幕を開けました。
 それが、
 『上海バンスキング』。

 初日の観客数は、わずか30人……だったのですが、
 一週間後には当日券を求めるお客さんの
 長蛇の列が生まれました。

 以降、全公演、満席。
 長期の公演も、全国ツアーも
 チケットがたちまち完売してしまう大人気ぶり。

 けれど、1994年、
 自由劇場のリーダー・串田和美さんは突然、
 『上海バンスキング』の封印を宣言します。
 さらには2年後、劇団を解散。

「ええッ、それじゃァ~…!」
「がるぐるるるるぅ!」(←訳:もう観られないぃ!)

 かくて、《伝説》と化した舞台は、しかし。

 2010年3月、
 『上海バンスキング』は
 オンシアター自由劇場オリジナルメンバーによって
 東京・渋谷のシアターコクーンにて再演の運びとなりました!

「わはォ~いィッ♪」
「ぐっるぅ!」(←訳:やったぁ!)

 この御本は、写真家の明緒さんが目にし、そして撮影した、
 再演の楽屋風景、
 出演者さんたちのポートレート、
 実際の上海の風景、
 そして《演劇》を巡る文章から成っています。

「ものくろォしゃしんがァ~」
「がるるるぐるぐる!」(←訳:ステキに格好いい!)

 一場の夢――演劇。

 そんな空間が好きでたまらない御方に、ぜひ♪
 そしてもちろん、
 『上海バンスキング』をこの眼で見たぞ!という御方にも、ぜひ♪
 写真集好きさんにも、おすすめの一冊ですよ~♪♪




コメント
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