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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

画家さんの『奇妙』な?素顔。

2012-11-01 23:20:21 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぱふゥ! こごえるゥ!」
「がるる!ぐるぐるるがるぅ!」(←訳:!虎です!冬物出さなきゃ!)

 こんにちは、ネーさです。
 日ごと寒くなる11月となりました。
 むくむくフリースを着込んでの読書タイム、
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  



 
               ―― もっと知りたいエル・ゴレコ ――



 
 著者は大保二郎さん、松原典子さん、2012年10月に発行されました。
 『生涯と作品』と副題が付されています。
 『東京美術』さんの《アート・ビギナーズ・コレクション もっと知りたい》シリーズの
 最新刊ですね。

「ふむむゥ? える・ぐれこォおじさんッ?」
「ぐるるがるがるるー!」(←訳:有名な画家さんだー!)

 宗教的な主題の作品で知られる画家、エル・グレコさん。
 エル・グレコは、いわば通称です。
 スペイン語の男性定冠詞EL(エル)に
 イタリア語のGreco(グレコ)を合成したこの名の意味は、
 『ギリシア人』。
 エル・グレコさん、
 ギリシアのクレタ島生まれのギリシア人だったのです。
 本名は、ドメニコス・テオトコプロスさん。

「あはァ! どめにこすおじさんッ♪」
「がるぐるがるる!」(←訳:神話の島クレタ!)

 近頃の私ネーさ、
 或る展覧会の広告を見るたび、
 う~ん、そっくり!と感心しておりました。

 すっごく似てるわ!
 なんだか兄弟みたいー!
 エル・グレコさんの画と
 『ジョジョの奇妙な冒険』って!!

「ふぁァ?? じょじょゥ???」
「ぐるるがっるっるぐる?」(←訳:漫画のジョジョのこと?)

 ええ、そうです。
 荒木飛呂彦さん著『ジョジョの奇妙な冒険』ですよ♪
 11月4日まで『ジョジョ展』が開催されておりますが、
 ……似てる!
 見れば見るほど似てるでしょ!
 面長の顔、
 濃いめの目鼻立ち、
 頭が小さく手足が長くて、
 ドラマチックな画面構成!

 もちろん偶然の一致なのでしょうけれど、
 エル・グレコさんの生涯をこの御本で学び、
 あらためて驚かされました。

 えっ?
 エル・グレコさんの生きた時代って、ルネッサンス後期?
 ミケランジェロさんやティツィアーノさん、ヴェロネーゼさんと
 ほぼ同時代の人なの?
 なんかこう……もっと近代の画家さんかと思いこんでいました……!
 あの大胆な筆致、色遣い!

「ふゥ~むッ? るねッさんすゥ??」
「ぐるるがるがるるるる!」(←訳:とてもそう見えないね!)

 1541年、クレタ島に生まれ、
 26歳の頃にヴェネツィアへ渡って後、
 10年間を過ごして、
 35歳の時にスペインへ。
 1614年に没するまで、エル・グレコさんはこの“異郷”に居を定め、
 制作に力を注ぎます。

 日本では、早くも1922年(大正11年)、
 エル・グレコさんの作品が紹介されています。
 倉敷の大原美術館で現在も展示中の
 『受胎告知』が
 はらばると地球を半周して到来したのでした。

「ほんとにィ、はるばるゥ~!」
「がっるぐるがるる!」(←訳:やって来たんだね!)

 図版の印刷は美しく、
 当時のスペインの時代背景、
 エル・グレコさんの生涯を分かりやすくまとめ上げた一冊です。
 アート好きさん、
 歴史好きさんにもおすすめ、ですよ~♪

「あきはァ、あーとのォ、あきッ♪」
「ぐっるがるるるがるがるるぐるがる!」(←訳:もっと知ろうドメニコスおじさんを!)



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