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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

都大路の、ちょっと向こうに。

2010-11-22 23:24:15 | ブックス


 町を歩いていると、すれ違った女子高校生さんたちが、
 寒~いっ!!
 と叫んでおりました。寒ぅ~い東京・多摩地方から、こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:虎ですっ!)

 日曜日と祝日の狭間である本日は、
 ちょこっと旅気分で、異国の都市のガイド本を御紹介いたしましょう。
 日本も寒いけれど、今頃は日本以上の冬支度に染まっているかもしれない花の都へ、
 さあ、ひとっ飛び~!!




                     ―― パリのすみっこ ――




 編集・文は鈴木るみこさん、’10年10月に発行されました。
 活字マニアの皆さまは、
 それにテディちゃ、虎くんも、『クウネル』という雑誌を御存知のことでしょう。

「ふァいッ!
 しッてまスゥ! ほんやさんでェ、みましたでスッ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:可愛い雑誌だよね!)

 この御本は、
 書店さんの雑誌コーナーに行けば、ほら、すぐに見つけられる
 キュートでラブリーな『クウネル』から生まれました。
 『クウネル』2006年1月1日号と、
 2010年1月1日号のパリ特集から記事を選び、再編集をして、
 さらに新しい記事やデータをも加え、
 こ~んなにステキな一冊が完成!

 メインストリームではないかもしれない、
 でも、愛しい、無くなってほしくない、
 パリの街角の、大切なあれやこれや……。

 おフランス贔屓ではない御方も、
 きっとパリが好きななってしまう、
 そんな御本です♪

「きれいなァ、しゃしんがァ、い~ッぱいッ♪」
「ぐるるがるるがる?」(←訳:表紙写真のこれは、なぁに?)

 表紙写真の被写体さんは、
 分かりますかしら?
 パステル――画材の、パステルなんです。

 『ラ・メゾン・デュ・パステル』。
 かつては画家のドガさんがこのお店のパステルを手に、
 あの有名な、踊り子さんたちの画を描きました。
 そのころは繁盛していた『ラ・メゾン・デュ・パステル』さんでしたが、
 第二次世界大戦の後、衰退の危機を迎えます……
 お店の規模は小さくなってゆく一方……
 製造するパステルの色数も減っていって……

 でも!
 ここで立ち上がったひとがいます。
 創業者アンリ・ロシェさんを祖先に持つ、イザベルさん!
 彼女の奮闘のおかげで、
 ドガさんも使ったパステルが現代に息を吹き返したのです。

「すごいィぞッ、いざべるおねえさんッ!」
「がるるるー!」(←訳:立派ですー!)

 『ラ・メゾン・デュ・パステル』があるのは、
 パリ3区のランビュトー通り。
 すぐに見つけられる……かな?

「がんばッてェ、さがそうゥッ!」
「ぐるるるがる~♪」(←訳:見つかるといいな~♪)

 『クウネル』の旅人さんたちは、
 他にも心躍る《すみっこ》をたくさん紹介してくださいます。
 廃線になった線路が見下ろせる橋、
 ぞうきん犬?の出現、
 ノートルダム寺院の奇々怪々な怪物番人たち、
 建築家ガルニエによって設計された回転木馬は
 今もなお現役で子供たちを背に乗せて走り、踊り……。

「わはァ♪
 めりィごーらんどォ、だいィすきィッ!!」
「がるるっ!」(←訳:ボクもっ!)

 クリスマスシーズンにパリ旅行を計画している御方は、
 はいっ! 手を挙げてー!
 メイジャーなガイドブックでは得られない、
 魂宿る《すみっこ》のものがたりを、
 旅立つ前に、ぜひ!

「こころォ、ほわほわッ♪
 たのしィ、すみッこゥ!」
「ぐるるるがるるがる!」(←訳:すみっこにこそ、人生がある!)
 
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