
町を歩いていると、すれ違った女子高校生さんたちが、
寒~いっ!!
と叫んでおりました。寒ぅ~い東京・多摩地方から、こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
日曜日と祝日の狭間である本日は、
ちょこっと旅気分で、異国の都市のガイド本を御紹介いたしましょう。
日本も寒いけれど、今頃は日本以上の冬支度に染まっているかもしれない花の都へ、
さあ、ひとっ飛び~!!
―― パリのすみっこ ――
編集・文は鈴木るみこさん、’10年10月に発行されました。
活字マニアの皆さまは、
それにテディちゃ、虎くんも、『クウネル』という雑誌を御存知のことでしょう。
「ふァいッ!
しッてまスゥ! ほんやさんでェ、みましたでスッ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:可愛い雑誌だよね!)
この御本は、
書店さんの雑誌コーナーに行けば、ほら、すぐに見つけられる
キュートでラブリーな『クウネル』から生まれました。
『クウネル』2006年1月1日号と、
2010年1月1日号のパリ特集から記事を選び、再編集をして、
さらに新しい記事やデータをも加え、
こ~んなにステキな一冊が完成!
メインストリームではないかもしれない、
でも、愛しい、無くなってほしくない、
パリの街角の、大切なあれやこれや……。
おフランス贔屓ではない御方も、
きっとパリが好きななってしまう、
そんな御本です♪
「きれいなァ、しゃしんがァ、い~ッぱいッ♪」
「ぐるるがるるがる?」(←訳:表紙写真のこれは、なぁに?)
表紙写真の被写体さんは、
分かりますかしら?
パステル――画材の、パステルなんです。
『ラ・メゾン・デュ・パステル』。
かつては画家のドガさんがこのお店のパステルを手に、
あの有名な、踊り子さんたちの画を描きました。
そのころは繁盛していた『ラ・メゾン・デュ・パステル』さんでしたが、
第二次世界大戦の後、衰退の危機を迎えます……
お店の規模は小さくなってゆく一方……
製造するパステルの色数も減っていって……
でも!
ここで立ち上がったひとがいます。
創業者アンリ・ロシェさんを祖先に持つ、イザベルさん!
彼女の奮闘のおかげで、
ドガさんも使ったパステルが現代に息を吹き返したのです。
「すごいィぞッ、いざべるおねえさんッ!」
「がるるるー!」(←訳:立派ですー!)
『ラ・メゾン・デュ・パステル』があるのは、
パリ3区のランビュトー通り。
すぐに見つけられる……かな?
「がんばッてェ、さがそうゥッ!」
「ぐるるるがる~♪」(←訳:見つかるといいな~♪)
『クウネル』の旅人さんたちは、
他にも心躍る《すみっこ》をたくさん紹介してくださいます。
廃線になった線路が見下ろせる橋、
ぞうきん犬?の出現、
ノートルダム寺院の奇々怪々な怪物番人たち、
建築家ガルニエによって設計された回転木馬は
今もなお現役で子供たちを背に乗せて走り、踊り……。
「わはァ♪
めりィごーらんどォ、だいィすきィッ!!」
「がるるっ!」(←訳:ボクもっ!)
クリスマスシーズンにパリ旅行を計画している御方は、
はいっ! 手を挙げてー!
メイジャーなガイドブックでは得られない、
魂宿る《すみっこ》のものがたりを、
旅立つ前に、ぜひ!
「こころォ、ほわほわッ♪
たのしィ、すみッこゥ!」
「ぐるるるがるるがる!」(←訳:すみっこにこそ、人生がある!)
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