
今日は10月31日……ハロウィンですね!
ではハロウィンに相応しい御本を、と探してみました。こちらです!
―― 百鬼夜行抄 ――
著者は今市子さん、第一話は1994年に発表され、
現在もシリーズは続いています。
「ネ、ネーさ、
ひゃっき……おに……テディちゃ、いやなよかん、するでスよゥ」
あらッ? わかっちゃいましたか。
そうです、この御本は『怖い』お話のコミック。
おばけ、出てきます。
幽霊も、出てきます。
妖怪とかも出てきちゃうのです。
「ぴえエ~ッ! こわいのォいやでスッ! ぶるぶるッ」
昨日は、同じ今市子さんの『文鳥様と私』をご紹介しました。
文鳥さんのお話を支流とするならば、
この『百鬼夜行抄』シリーズは今さんの本流、代表作です。
主人公は、飯島律(いいじま・りつ)くん。
律くんのお祖父ちゃんは、有名な幻想小説家さんでした。
お祖父ちゃんの血を引いたのか、
幼い頃から律くんには、
他の人には見えないものが見えるのです。
それは大概が、見えてもあんまり嬉しくないもので……。
「ぴイィッ、こわいィ~ッ」
怖い?
ええ、怖いお話ではあるんです。
でも、巧みに『笑い』のセンスが織り込まれていて、
読後感はほんわかしたり、さっぱりしたり。
怖い、だけじゃないんですよ。
笑いをもたらしてくれるのが、
お祖父ちゃんが律くんに遺してくれた式神の『青嵐』や、
律くんを《若さま》と仰いで御仕えする妖魔の
『尾白』と『尾黒』コンビ。
「お、おじろォ? おぐろォ……?」
ミニサイズの鴉天狗さんみたいなこの二人組(二羽組?)、
とってもファンが多いんです。
以前は海洋堂のフィギュアにもなったくらい。
「えッ? こわくないようかい、なのでスか」
この二人組に限っては、あまり怖くはありません。
物語も、ホラー色よりもファンタジー色が強く、
恐怖夜話はごめんだわ!という人も抵抗なく読めるでしょう。
巻が進むにつれ、律くんのいとこさんたちも登場し、
お祖父ちゃんの過去なども明かされたり、
律くんの世界は広がってゆきます。
画像は、ネーさ所蔵の文庫版ですが(現在9巻まで発行)、
やや大きなサイズの単行本も出ています。
また、舞台化、ドラマ化もされていますし(DVDになっています)、
ドラマCD(こちらは音声のみ)も製作されています。
本好きな御方には、『画集 百鬼夜行抄』をお奨めしたいですね。
今さんが描いたカラー画が素晴らしく美しくて、
うっとりしちゃうのです。
ぜひ本屋さんで実物を!
さあ、テディちゃもそうビビらずに、
ほんの少し怖いけれど
素敵に綺麗なアナザーワールドを覗き見てみませんか……?
「すこしィ? ほ、ほんとに、すこしィ、かなァ……?」
ではハロウィンに相応しい御本を、と探してみました。こちらです!
―― 百鬼夜行抄 ――
著者は今市子さん、第一話は1994年に発表され、
現在もシリーズは続いています。
「ネ、ネーさ、
ひゃっき……おに……テディちゃ、いやなよかん、するでスよゥ」
あらッ? わかっちゃいましたか。
そうです、この御本は『怖い』お話のコミック。
おばけ、出てきます。
幽霊も、出てきます。
妖怪とかも出てきちゃうのです。
「ぴえエ~ッ! こわいのォいやでスッ! ぶるぶるッ」
昨日は、同じ今市子さんの『文鳥様と私』をご紹介しました。
文鳥さんのお話を支流とするならば、
この『百鬼夜行抄』シリーズは今さんの本流、代表作です。
主人公は、飯島律(いいじま・りつ)くん。
律くんのお祖父ちゃんは、有名な幻想小説家さんでした。
お祖父ちゃんの血を引いたのか、
幼い頃から律くんには、
他の人には見えないものが見えるのです。
それは大概が、見えてもあんまり嬉しくないもので……。
「ぴイィッ、こわいィ~ッ」
怖い?
ええ、怖いお話ではあるんです。
でも、巧みに『笑い』のセンスが織り込まれていて、
読後感はほんわかしたり、さっぱりしたり。
怖い、だけじゃないんですよ。
笑いをもたらしてくれるのが、
お祖父ちゃんが律くんに遺してくれた式神の『青嵐』や、
律くんを《若さま》と仰いで御仕えする妖魔の
『尾白』と『尾黒』コンビ。
「お、おじろォ? おぐろォ……?」
ミニサイズの鴉天狗さんみたいなこの二人組(二羽組?)、
とってもファンが多いんです。
以前は海洋堂のフィギュアにもなったくらい。
「えッ? こわくないようかい、なのでスか」
この二人組に限っては、あまり怖くはありません。
物語も、ホラー色よりもファンタジー色が強く、
恐怖夜話はごめんだわ!という人も抵抗なく読めるでしょう。
巻が進むにつれ、律くんのいとこさんたちも登場し、
お祖父ちゃんの過去なども明かされたり、
律くんの世界は広がってゆきます。
画像は、ネーさ所蔵の文庫版ですが(現在9巻まで発行)、
やや大きなサイズの単行本も出ています。
また、舞台化、ドラマ化もされていますし(DVDになっています)、
ドラマCD(こちらは音声のみ)も製作されています。
本好きな御方には、『画集 百鬼夜行抄』をお奨めしたいですね。
今さんが描いたカラー画が素晴らしく美しくて、
うっとりしちゃうのです。
ぜひ本屋さんで実物を!
さあ、テディちゃもそうビビらずに、
ほんの少し怖いけれど
素敵に綺麗なアナザーワールドを覗き見てみませんか……?
「すこしィ? ほ、ほんとに、すこしィ、かなァ……?」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます