「こんにちわッ、テディちゃでス!
しょッくゥ、でしたでス……!」
「がるる!ぐるるるるる……!」(←訳:虎です!信じられない……!)
こんにちは、ネーさです。
今朝がたの報道で美術家・作家の赤瀬川原平さんの訃報に接しました。
つつしんで御冥福をお祈りしつつ、
路上観察学会ファンとして、
本日の読書タイムは、こちらの作品で赤瀬川さんの業績を偲びたいと思います。
―― 新 江戸東京たてもの園物語 ――
企画・編集は江戸東京たてもの園(東京都江戸東京博物館分館)と
スタジオジブリの皆さん、2014年7月に発行されました。
先日は、現在江戸東京たてもの園にて開催中の企画展
『ジブリの立体建造物展』図録を御紹介いたしましたが、
こちらは、いわば“常設展”部分の解説書、とでも申しましょうか。
「たてものえんにはァ~、たてものォ、いィ~ッぱいィ!」
「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:古いのも新しいのも!)
江戸東京たてもの園には、
江戸東京の歴史を伝える文化的価値の高い建物が
移築・復元・保存・展示されています。
大火や水害を免れた江戸の建物、
震災にも屈しなかった大正の建物、
戦災をくぐり抜けた昭和の建物など、
全27棟(2014年現在)。
「いりいろォ、ありまスゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:御殿も商店も!)
茶室の庵、
伊達家の門、
華族のお屋敷、
あるいはまた、あの!有名なお風呂屋さんや、
旅館さん、文具店さん、乾物屋さん、
はたまた穀物蔵、寛永寺灯籠、
郵便箱(郵便ポスト)、都電車両、ボンネットバス……と、
さまざまな展示物が園内に配されています。
それらについて、
本文中で専門家の立場から詳しく解説してくださるのは、
赤瀬川さんの盟友にして
建築家・建築史家の藤森照信さん。
「おおッ! あのォおかたもッ!」
「ぐるるー!」(←訳:登場だー!)
ええ、なんたって編集・企画にスタジオジブリさんが係わっているんですもの、
宮崎駿さん、
高畑勲さんも登場し、
藤森さんと昔の建物話に花を咲かせています。
「たのしそうなァ、たいだんッ、でスよッ♪」
「がるぐるるっ!」(←訳:話がはずむっ!)
また、たてもの園に移築された建物に、
かつて実際に住んでおられた方々の思い出話、
復元作業に関する学芸員さんのお話なども
建築マニアさんには
宝箱のように感じられるのじゃないかしら。
私ネーさ的には、
新宿区信濃町から移築されたデ・ラランテ邸のお話に
感激させられましたよ!
活字マニアの皆さまは御存知でしょう、
三島由紀夫さんの小説の舞台になった洋館が
JR中央線の車窓から見える四谷近くの高台にあったことを。
いずれボロボロに朽ちてしまうのじゃなかろうか……
と心配していたあの白い洋館は今、
江戸東京たてもの園で復活!
「やッたねッ!」
「ぐるる!」(←訳:お見事!)
《路上観察》精神にあふれたこの御本で、
東京来訪の予定がない方々も
江戸~昭和気分を満喫してくださいね。
おすすめの一冊です!
しょッくゥ、でしたでス……!」
「がるる!ぐるるるるる……!」(←訳:虎です!信じられない……!)
こんにちは、ネーさです。
今朝がたの報道で美術家・作家の赤瀬川原平さんの訃報に接しました。
つつしんで御冥福をお祈りしつつ、
路上観察学会ファンとして、
本日の読書タイムは、こちらの作品で赤瀬川さんの業績を偲びたいと思います。
―― 新 江戸東京たてもの園物語 ――
企画・編集は江戸東京たてもの園(東京都江戸東京博物館分館)と
スタジオジブリの皆さん、2014年7月に発行されました。
先日は、現在江戸東京たてもの園にて開催中の企画展
『ジブリの立体建造物展』図録を御紹介いたしましたが、
こちらは、いわば“常設展”部分の解説書、とでも申しましょうか。
「たてものえんにはァ~、たてものォ、いィ~ッぱいィ!」
「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:古いのも新しいのも!)
江戸東京たてもの園には、
江戸東京の歴史を伝える文化的価値の高い建物が
移築・復元・保存・展示されています。
大火や水害を免れた江戸の建物、
震災にも屈しなかった大正の建物、
戦災をくぐり抜けた昭和の建物など、
全27棟(2014年現在)。
「いりいろォ、ありまスゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:御殿も商店も!)
茶室の庵、
伊達家の門、
華族のお屋敷、
あるいはまた、あの!有名なお風呂屋さんや、
旅館さん、文具店さん、乾物屋さん、
はたまた穀物蔵、寛永寺灯籠、
郵便箱(郵便ポスト)、都電車両、ボンネットバス……と、
さまざまな展示物が園内に配されています。
それらについて、
本文中で専門家の立場から詳しく解説してくださるのは、
赤瀬川さんの盟友にして
建築家・建築史家の藤森照信さん。
「おおッ! あのォおかたもッ!」
「ぐるるー!」(←訳:登場だー!)
ええ、なんたって編集・企画にスタジオジブリさんが係わっているんですもの、
宮崎駿さん、
高畑勲さんも登場し、
藤森さんと昔の建物話に花を咲かせています。
「たのしそうなァ、たいだんッ、でスよッ♪」
「がるぐるるっ!」(←訳:話がはずむっ!)
また、たてもの園に移築された建物に、
かつて実際に住んでおられた方々の思い出話、
復元作業に関する学芸員さんのお話なども
建築マニアさんには
宝箱のように感じられるのじゃないかしら。
私ネーさ的には、
新宿区信濃町から移築されたデ・ラランテ邸のお話に
感激させられましたよ!
活字マニアの皆さまは御存知でしょう、
三島由紀夫さんの小説の舞台になった洋館が
JR中央線の車窓から見える四谷近くの高台にあったことを。
いずれボロボロに朽ちてしまうのじゃなかろうか……
と心配していたあの白い洋館は今、
江戸東京たてもの園で復活!
「やッたねッ!」
「ぐるる!」(←訳:お見事!)
《路上観察》精神にあふれたこの御本で、
東京来訪の予定がない方々も
江戸~昭和気分を満喫してくださいね。
おすすめの一冊です!