テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

プチ・レポ 国立近代美術館で《高畑勲 展》!その2

2019-09-27 22:26:49 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いまだァ、さめやらぬゥ~かんどうッ!」
「がるる!ぐるるがるぐる!」(←訳:虎です!今日は続編です!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい、前回記事に続き、
 本日も読書タイムをサボってお送りいたしますのは、
 ↓こちらの展覧会のプチレポートですよ。
 
  


 ―― 高畑勲 展 ―日本のアニメーションに遺したもの― ――


 東京国立近代美術館にて、
 2019年7月2日から10月6日まで(月曜休館)
 開催されている企画展示です。

 前回記事では、
 会場内に展示されていた『ハイジ』のジオラマと、
 美術館1階ロビーに設置されていた
 アルムおんじの山小屋内部の再現コーナーの様子を
 画像でご報告しました。
 
 今回、あらためて御紹介いたしますのは、
 ↓こちらの、展覧会公式図録です。
 
  

 ↑上の画像は、図録の表紙側のもので。

  

 裏表紙はどうなっているかというと、
 ↑こんな感じですね。

「ずッしりィ、なのでス!」
「がる~る!」(←訳:重た~い!)

 縦29.6㎝、
 横23㎝、
 厚さ2㎝、
 重量は約1055g……
 腕や肩にけっこうズシリとくる重さです。

 いえ、この重さは、
 内容の充実度に比例しているのかもしれません。
 
 図版資料も、
 解説文も、
 並々ならぬ本気っぷり!
 
「へんしゅうゥしゃさんッ、ありがとうゥ!」
「ぐるるがるるぐるぅ!」(←訳:入魂のお仕事ですぅ!)

 日本のアニメーション史に興味をお持ちの方々、
 映画マニアさんは必見必読の一冊です。

 なお、現段階では、
 一般の書店さんには流通していないようなので、
 展覧会へは行けないけど、
 図録だけでも欲しい!という御方は
 国立近代美術館に直接お問い合わせくださいね。
 
  

 ↑上の画像は、展覧会場入り口でいただいた
 会場案内図です。

 残念だったのは、
 会場のどこにも
 映画『リトル・ニモ』関連の資料が
 見当たらなかったことでしょうか……

 米国のスタジオと
 日本のテレコム・アニメーションフィルムが共同制作した
 ウィンザー・マッケイさん原作の長編アニメに、
 高畑さんと宮崎駿さんは主要スタッフとして
 参加する予定でした。
 (図録p128ページには
 『ニモ』に言及したコラムが掲載されています)
 
 結局は、宮崎さん、そして高畑さんも
 『ニモ』プロジェクトから離れてしまうのですが、
 そこに到るまでに、
 米国側のスタッフさんと
 資料やデザインのやり取りが相当あった、らしいのです。

 以前に私ネーさが聞いたところでは、
 宮崎さんがフラップター
 (ラピュタに出てくる飛行機械ですね)型の
 乗り物のデザインを米国に送ったら、
 やはり『ニモ』プロジェクトに参加していた
 SF作家レイ・ブラッドベリさんが
 『very good!』
 と書き込んで送り返してきた、とか。

「わううゥ! それはッ!」
「がるぐる!」(←訳:国宝だよ!)

 ブラッドベリさんのコメントが入った
 宮崎駿さんのデザイン画……

 想像するだけで鳥肌が立ちます。
 そんな重要文化財がこの世に存在するのなら、
 ああ、一目でいい、
 見てみたい!!

「みたいィ~でス!」
「ぐるるるぅ~…」(←訳:見たいなぁ~…)

 どうか、いつの日か、
 《高畑勲 展 Ⅱ》が開催されますように、
 そこには宮崎さん×ブラッドベリさんの画が
 展示されますように……。



 なお、《高畑勲 展》は
 来春、岡山県立美術館へ巡回予定です
 (2020年4月10日~5月24日)。
 西日本にお住まいの皆さま、
 ぜひ、お出掛けくださいな♪



 
 
 
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