「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぱふゥ! いまがァみごろォ、なのでェ~スゥ!」
「がるる!ぐるるがーる!」(←訳:虎です!紅葉のピーク!)
こんにちは、ネーさです。
多摩地域の紅葉は、例年よりちょっと遅れて、
今週末あたりがいちばんの見頃、になりそうです。
色とりどりの~♪とJUDY&MARYの名曲を口遊みながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~!
―― アメリカ印象派 ――
監修は坂上桂子(さかがみ・けいこ)さん、
著者は大橋菜都子(おおはし・なつこ)さん、
2024年1月に発行されました。
『American Impressionism』と英語題名が、
『摩天楼・大自然・新しい女性』と日本語副題が付されています。
「ふァいッ! いんしょうはァ~といえばッ!」
「ぐるが~る!」(←訳:モネさ~ん!)
現在、国立西洋美術館で開催されている『モネ展』
(2024年10月5日~2025年2月11日)は、
午前中は入館待ちになるほど
(午後の方が待ち時間なしで入館できるそうです)、
ミュージアムショップでは
コラボ商品は品切れや予約販売が続出……と
たいへんな人気ぶりです。
人気の理由として、
昔から日本人は印象派の画家さんが大好きだから、
などと言われていますが、
印象派好きなのは日本人に限りません。
米国人も、印象派が大好き。
「びじゅつかんにィ~どッさりィ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:買いまくりました!)
19世紀末から20世紀初頭は、
米国が最も富み栄えた時代でした。
当時の米国経済は、
大英帝国に集まっていた富を陵駕する勢いで、
巨大な財産を有する個人資産家を
産み出してゆきました。
そして、
彼ら――カーネギー氏、メロン氏といった
大資産家さんたちが、
人生の後半に行き着いたのは、
福祉事業と、
芸術品の収集でした。
「こだいのォ、ちょうこくゥ!」
「がるるるるるぐる!」(←訳:ルネサンスの名画!)
大資産家さんは、
人類の宝、と呼ばれるような
古典的名作が大好き♪
ではありましたが、
同時代の人気作家/作品の購入も
せっせと行ったのです。
かくして、
大資産家さんたちの邸宅、
資産家さんが出資後援する公共施設には
欧州の人気画家さんの傑作が
静かに増えてゆくことに。
ドガさん、ルノアールさん、
モネさん、スーラさん……
そこに、
欧州で活動する米国人画家さんの作品も加われば、
米国のアート好きさんや市民さんにも
《波》は確実に押し寄せます。
「あめりかにもォ、たんじょうゥ!」
「ぐるるがぅるるー!」(←訳:印象派フォロワー!)
この御本で紹介されているのは、
パリやロンドンで画家生活を送った
ホイッスラーさん、サージェントさんの他、
NYの摩天楼を描いたクーパーさん、
広大な西部の光景を描いたパーシャルさんなど、
米国にルーツを持つ画家さんたちの作品です。
私ネーさのおすすめは、
フィラデルフィア出身の画家セシリア・ポーさん!
小粋でシックな肖像作品
『アーネスタ』は
89ページに掲載されていますよ。
「これはァすてきィでスゥ!」
「がるるるるるるぐるるがる!」(←訳:メトロポリタン美術館収蔵!)
印象派の影響を受けつつ、
やがて、その先へ。
モネさんたちの生んだ《波》が描く潮流と文様を、
アート好きな活字マニアさんは
ぜひ、ご覧になってくださいね~♪