「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぐおおォ~んッ! ていきあつゥ~ッ!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!身体が重い~!)
こんにちは、ネーさです。
西から迫り来る低気圧のせいで、
動くのも辛い……んですけど、
そんな日でも、さあ、読書タイムですよ。
本日は、ちょっと変わりダネな、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 警視庁公安捜査官 ――
著者は勝丸円覚(かつまる・えんかく)さん、
2024年5月に発行されました。
『スパイハンターの知られざるリアル』と副題が付されています。
「こッ、こうあんッ??」
「ぐるるがるるー……!」(←訳:スパイハンター……!)
イアン・フレミングさんの小説や
トム・クルーズさんの映画、
コミック作品『スパイファミリー』などでも耳にする
《スパイ》。
私たち一般市民にとって
フィクションとしか思えない”彼ら“は、
どうやら実在しているらしい……
それも、現在の日本に、少なからぬ人数の《スパイ》が……!
というのも、
著者・勝丸さんは、
警視庁の公安部外事課に勤務し、
スパイやテロ対策に従事していたんです。
「こうあんッけいさつゥ?」
「がるぐるるる~!」(←訳:怖いところだ~!)
公安部とは、何をする部署なのか。
勝丸さんは、
第1章『公安捜査官、鬼の修業ものがたり』
第2章『スパイVS公安警察、水面下の死闘』
第3章『スパイハンター マル秘テクニック』
第4章『公安警察、噂の真相』
第5章『実録・公安警察、秘匿ファイル』
第6章『スパイ&テロから身を守るために』
と、6つの章に分けて、
公安捜査官さんたちの仕事ぶりを紹介してゆきます。
捜査技術の習得、
尾行のノウハウから、
追跡していた対象者が忽然と姿を消したこと、
情報の受け渡し方法を見抜くこと、
海外で行動する場合は、などなど、
任務に成功した例、
また逆に、失敗してしまった例までも。
「うむむゥ? しッぱいィ、するのでスかッ?」
「ぐるるがるぐるるる~…」(←訳:彼らも人間だからね~…)
公安捜査官さんのお仕事ぶりを読みながら、
ふと連想したのは、
映画『シンゴジラ』のワンシーンです。
首相官邸で取材している記者さんたちの会話の、
『国を守るってたいへんですね』
という、一見平凡なようでいて、
しんみりと、
どこか寂しさを感じさせられる呟き。
決して神々しいスポットライトを浴びることのない
公安捜査官さんたちの、
リアル(現実)なのだけれど、
フィクションでもあるような、
マル秘な活動の打ち明け話は、
ノンフィクション好きな方々に、
警察小説好きな方々におすすめです。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪