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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 秘密の顔は、秘密のままに ~

2024-11-26 22:03:18 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ぐおおォ~んッ! ていきあつゥ~ッ!」

「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!身体が重い~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 西から迫り来る低気圧のせいで、

 動くのも辛い……んですけど、

 そんな日でも、さあ、読書タイムですよ。

 本日は、ちょっと変わりダネな、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

            ―― 警視庁公安捜査官 ――

 

 

 著者は勝丸円覚(かつまる・えんかく)さん、

 2024年5月に発行されました。

 『スパイハンターの知られざるリアル』と副題が付されています。

 

「こッ、こうあんッ??」

「ぐるるがるるー……!」(←訳:スパイハンター……!)

 

 イアン・フレミングさんの小説や

 トム・クルーズさんの映画、

 コミック作品『スパイファミリー』などでも耳にする

 《スパイ》。

 

 私たち一般市民にとって

 フィクションとしか思えない”彼ら“は、

 どうやら実在しているらしい……

 それも、現在の日本に、少なからぬ人数の《スパイ》が……!

 

 というのも、

 著者・勝丸さんは、

 警視庁の公安部外事課に勤務し、

 スパイやテロ対策に従事していたんです。

 

「こうあんッけいさつゥ?」

「がるぐるるる~!」(←訳:怖いところだ~!)

 

 公安部とは、何をする部署なのか。

 勝丸さんは、

 

 第1章『公安捜査官、鬼の修業ものがたり』

 第2章『スパイVS公安警察、水面下の死闘』

 第3章『スパイハンター マル秘テクニック』

 第4章『公安警察、噂の真相』

 第5章『実録・公安警察、秘匿ファイル』

 第6章『スパイ&テロから身を守るために』

 

 と、6つの章に分けて、

 公安捜査官さんたちの仕事ぶりを紹介してゆきます。

 

 捜査技術の習得、

 尾行のノウハウから、

 追跡していた対象者が忽然と姿を消したこと、

 情報の受け渡し方法を見抜くこと、

 海外で行動する場合は、などなど、

 任務に成功した例、

 また逆に、失敗してしまった例までも。

 

「うむむゥ? しッぱいィ、するのでスかッ?」

「ぐるるがるぐるるる~…」(←訳:彼らも人間だからね~…)

 

 公安捜査官さんのお仕事ぶりを読みながら、

 ふと連想したのは、

 映画『シンゴジラ』のワンシーンです。

 

 首相官邸で取材している記者さんたちの会話の、

 『国を守るってたいへんですね』

 という、一見平凡なようでいて、

 しんみりと、

 どこか寂しさを感じさせられる呟き。

 

 決して神々しいスポットライトを浴びることのない

 公安捜査官さんたちの、

 リアル(現実)なのだけれど、

 フィクションでもあるような、

 マル秘な活動の打ち明け話は、

 ノンフィクション好きな方々に、

 警察小説好きな方々におすすめです。

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

コメント
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