「こんにちわッ、テディちゃでス!
はやくもォ、ころもがえッ?」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!長袖カモン!)
こんにちは、ネーさです。
一気に季節が加速した9月の始まりは、
そうです、読書の秋の到来でもありますね。
そこで、本日の読書タイムは、
“実りの秋“を想わせる
↓こちらのクラシックSF作品を、さあ、どうぞ~♪

―― ガニメデの少年 ――
著者はロバート・A・ハインラインさん、
原著は1950年に、
日本語版は1987年に発行されました。
英語原題は『FARMER IN THE SKY』、
巨匠ハインラインさんによる
《開拓者の物語》です。
「ふむむッ! でてェこないィのでスかッ?」
「ぐるーるがーるる?」(←訳:パワードスーツは?)
起動戦士たちが装着するパワードスーツ――
名作『宇宙の戦士』中で描かれ
ハインラインさんの代名詞にもなっている
パワードスーツは、
この作品には登場しません。
その代わり、と申しましょうか、
重要な意味合いを持っているのは……
宇宙船メイフラワー号。
「きいたことォ、ありまスゥ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:世界史の教科書!)
合衆国建国の歴史に名を残す、
大型帆船メイフラワー号。
同じ名前を持つ船が、
いままた出港しようとしています。
ただし目的地は、
“新世界“北米大陸ではなく、
木星の第3衛星ガニメデ。
「まんいんッおんれいィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:荷物も満載!)
ギリギリまで人と荷物を積み込み、
メイフラワー号が旅立つのは、
植民のため、なんです。
地球はもう、
人口過密と食糧危機のため、
どこにいても青息吐息……
閉塞感に圧し潰され、
人々の表情は晴れません。
「ごはんがァ、ないィ……!」
「がるるるる!」(←訳:つらいよう!)
先行き暗い地球での生活に見切りをつけ、
“新天地“に夢を託す一団の中に、
ひとりの少年がいました。
ビル(ウィリアム)・ラーマ―くんは、
家族とともに
ガニメデに入植しようとしているところ、
ですが……。
「みたころもォ、ないィところッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:しかも厳寒!)
地球から遠く離れた、
見たことも行ったこともない土地。
帰りたくなったとしても
到底すぐには帰れない、
そんな土地。
希望と、
底なしの不安がせめぎ合う
ガニメデでの生活は、
ビル少年をどう変えてゆくのか――
「こんなんのォ、れんぞくゥ?」
「がるるぐる!」(←訳:苦悩も連続!)
宇宙船にメイフラワー号と
名をつけたことからも
推察できるように、
著者・ハインラインさんが描きたかったのは
宇宙に於ける“建国者たち“の姿だったのでしょう。
パワードスーツと異星人が激突する
ド派手なアクション、
未来の先端技術が世界を救う、
といったシーンは出てきませんが、
人類未踏の地と対峙する
ビル少年の物語は
独特の魅力を放っています。
クラシカルなSF好きさんに、
ハインラインさんのファンの方々に
おすすめのこの御本、
残念ながら現在は絶版となっていますので、
古書店さんや図書館で
探してみてくださいね。
「あきのォよぞらにィ、
もくせいをォさがしつつゥ~」
「ぐるがるる♪」(←訳:ぜひ一読を♪)
はやくもォ、ころもがえッ?」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!長袖カモン!)
こんにちは、ネーさです。
一気に季節が加速した9月の始まりは、
そうです、読書の秋の到来でもありますね。
そこで、本日の読書タイムは、
“実りの秋“を想わせる
↓こちらのクラシックSF作品を、さあ、どうぞ~♪

―― ガニメデの少年 ――
著者はロバート・A・ハインラインさん、
原著は1950年に、
日本語版は1987年に発行されました。
英語原題は『FARMER IN THE SKY』、
巨匠ハインラインさんによる
《開拓者の物語》です。
「ふむむッ! でてェこないィのでスかッ?」
「ぐるーるがーるる?」(←訳:パワードスーツは?)
起動戦士たちが装着するパワードスーツ――
名作『宇宙の戦士』中で描かれ
ハインラインさんの代名詞にもなっている
パワードスーツは、
この作品には登場しません。
その代わり、と申しましょうか、
重要な意味合いを持っているのは……
宇宙船メイフラワー号。
「きいたことォ、ありまスゥ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:世界史の教科書!)
合衆国建国の歴史に名を残す、
大型帆船メイフラワー号。
同じ名前を持つ船が、
いままた出港しようとしています。
ただし目的地は、
“新世界“北米大陸ではなく、
木星の第3衛星ガニメデ。
「まんいんッおんれいィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:荷物も満載!)
ギリギリまで人と荷物を積み込み、
メイフラワー号が旅立つのは、
植民のため、なんです。
地球はもう、
人口過密と食糧危機のため、
どこにいても青息吐息……
閉塞感に圧し潰され、
人々の表情は晴れません。
「ごはんがァ、ないィ……!」
「がるるるる!」(←訳:つらいよう!)
先行き暗い地球での生活に見切りをつけ、
“新天地“に夢を託す一団の中に、
ひとりの少年がいました。
ビル(ウィリアム)・ラーマ―くんは、
家族とともに
ガニメデに入植しようとしているところ、
ですが……。
「みたころもォ、ないィところッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:しかも厳寒!)
地球から遠く離れた、
見たことも行ったこともない土地。
帰りたくなったとしても
到底すぐには帰れない、
そんな土地。
希望と、
底なしの不安がせめぎ合う
ガニメデでの生活は、
ビル少年をどう変えてゆくのか――
「こんなんのォ、れんぞくゥ?」
「がるるぐる!」(←訳:苦悩も連続!)
宇宙船にメイフラワー号と
名をつけたことからも
推察できるように、
著者・ハインラインさんが描きたかったのは
宇宙に於ける“建国者たち“の姿だったのでしょう。
パワードスーツと異星人が激突する
ド派手なアクション、
未来の先端技術が世界を救う、
といったシーンは出てきませんが、
人類未踏の地と対峙する
ビル少年の物語は
独特の魅力を放っています。
クラシカルなSF好きさんに、
ハインラインさんのファンの方々に
おすすめのこの御本、
残念ながら現在は絶版となっていますので、
古書店さんや図書館で
探してみてくださいね。
「あきのォよぞらにィ、
もくせいをォさがしつつゥ~」
「ぐるがるる♪」(←訳:ぜひ一読を♪)