「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふうゥ~…おわッちゃッたのでスかァ~…」
「がるる!ぐるるる~る!」(←訳:虎です!とわ子さ~ん!)
こんにちは、ネーさです。
ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』が最終回を迎え、
寂しくなりました……。
ステキな物語を送り出してくれた
俳優さん&スタッフさんに大きな拍手を送りつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのアンソロジー作品を、どうぞ~♪

―― 『新青年』名作コレクション ――
編者は『新青年』研究会の皆さん、
2021年4月に発行されました。
テーマは伝説の雑誌『新青年』!
「えどがわァらんぽさんッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:横溝正史さん!)
ええ、そうですね、
日本に於ける”探偵小説の父“江戸川乱歩さん、
横溝正史さん、夢野久作さん……と、
綺羅星のような作家さんたちの作品が
誌面を飾った『新青年』。
創刊は1920年、
探偵小説の他に、
時代小説や現代小説、
映画などアート評論も掲載され、
エンタ色の強い総合雑誌であったようです。
この御本では、
1章『探偵小説の成立』(1920~1926)
2章『花咲くモダニズム』(1927~1932)
3章『探偵小説の新展開』(1933~1938)
4章『戦時のロマンティシズム』(1939~1945)
5章『新時代の夢』(1946~1950)
と、5つの章に分けて、
各時代に活躍した作家さんの
作品を収録&解説し――
「あッ! これこれッ!」
「がるぐる~る!」(←訳:これ愉し~い!)
えへん、この御本には、
小説以外にも、
これは面白たのしいわ!と、
つい前のめりになってしまうページがあるんです。
それは、各章ごとの、
《誌面ギャラリー》。
雑誌発行当時の、
見開きの誌面が紹介されていて、
おお、なんと!
江戸川乱歩さん著
『二銭銅貨』の第一頁と挿絵が!
横溝正史さん著『鬼火』の、
竹中英太郎さんの挿絵が!
なんていう具合に、
当時の雑誌のデザイン力を
目の当たりにすることが出来ます。
中でも驚かされたのは、
「きょうりゅうゥ、しゅつげんッ?」
「ぐるる!」(←訳:翼竜も!)
1939年8月号掲載の、
『地底獣國(前篇)』は、
久生十蘭さんが阿部正雄名義で著した
“冒険怪奇探検長篇”?
コナン・ドイルさんの『失われた世界』か?
ジュール・ヴェルヌさんの探検物語なの?
というような挿絵で、
これはいったい……?
いやもう、久生十蘭さんが
恐竜モノを書いていたとは、
私ネーさ、ショックです……
これは、探さないと!
「ぶたいはァ~…」
「がるーるるる?!?」(←訳:オホーツク海?!?)
また、作家さんたちが
頻繁に、
あるいは気軽に、
筆名(別名)を使っていたことも
新たな発見でした。
これも、アンソロジーならではの良さ、でしょうか。
冒頭の『はじめに』、
巻末の『補章』も必読の
よりぬき『新青年』名作コレクションは、
ミステリ好きさんにも、
デザイン好きな方々にもおすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね♫
ふうゥ~…おわッちゃッたのでスかァ~…」
「がるる!ぐるるる~る!」(←訳:虎です!とわ子さ~ん!)
こんにちは、ネーさです。
ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』が最終回を迎え、
寂しくなりました……。
ステキな物語を送り出してくれた
俳優さん&スタッフさんに大きな拍手を送りつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのアンソロジー作品を、どうぞ~♪

―― 『新青年』名作コレクション ――
編者は『新青年』研究会の皆さん、
2021年4月に発行されました。
テーマは伝説の雑誌『新青年』!
「えどがわァらんぽさんッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:横溝正史さん!)
ええ、そうですね、
日本に於ける”探偵小説の父“江戸川乱歩さん、
横溝正史さん、夢野久作さん……と、
綺羅星のような作家さんたちの作品が
誌面を飾った『新青年』。
創刊は1920年、
探偵小説の他に、
時代小説や現代小説、
映画などアート評論も掲載され、
エンタ色の強い総合雑誌であったようです。
この御本では、
1章『探偵小説の成立』(1920~1926)
2章『花咲くモダニズム』(1927~1932)
3章『探偵小説の新展開』(1933~1938)
4章『戦時のロマンティシズム』(1939~1945)
5章『新時代の夢』(1946~1950)
と、5つの章に分けて、
各時代に活躍した作家さんの
作品を収録&解説し――
「あッ! これこれッ!」
「がるぐる~る!」(←訳:これ愉し~い!)
えへん、この御本には、
小説以外にも、
これは面白たのしいわ!と、
つい前のめりになってしまうページがあるんです。
それは、各章ごとの、
《誌面ギャラリー》。
雑誌発行当時の、
見開きの誌面が紹介されていて、
おお、なんと!
江戸川乱歩さん著
『二銭銅貨』の第一頁と挿絵が!
横溝正史さん著『鬼火』の、
竹中英太郎さんの挿絵が!
なんていう具合に、
当時の雑誌のデザイン力を
目の当たりにすることが出来ます。
中でも驚かされたのは、
「きょうりゅうゥ、しゅつげんッ?」
「ぐるる!」(←訳:翼竜も!)
1939年8月号掲載の、
『地底獣國(前篇)』は、
久生十蘭さんが阿部正雄名義で著した
“冒険怪奇探検長篇”?
コナン・ドイルさんの『失われた世界』か?
ジュール・ヴェルヌさんの探検物語なの?
というような挿絵で、
これはいったい……?
いやもう、久生十蘭さんが
恐竜モノを書いていたとは、
私ネーさ、ショックです……
これは、探さないと!
「ぶたいはァ~…」
「がるーるるる?!?」(←訳:オホーツク海?!?)
また、作家さんたちが
頻繁に、
あるいは気軽に、
筆名(別名)を使っていたことも
新たな発見でした。
これも、アンソロジーならではの良さ、でしょうか。
冒頭の『はじめに』、
巻末の『補章』も必読の
よりぬき『新青年』名作コレクションは、
ミステリ好きさんにも、
デザイン好きな方々にもおすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね♫