「こんにちわッ、テディちゃでス!
おおさかァ、いいなァ~♪」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!羨ましい~!)
こんにちは、ネーさです。
毎年恒例、大阪・造幣局の《桜の通り抜け》明日11日から!
一般公開は17日までで、今週末が見頃になりそうだとか。
有名なサクラ道をそぞろ歩いてみたいものですが、
本日の読書タイムは、
京都や堺など、関西を主な舞台とする
こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 信長と弥助 ――
著者はロックリー・トーマスさん、原著は2016年に、
日本語版は2017年2月に発行されました。
英語原題は『Yasuke In search of African Samurai』、
『本能寺を生き延びた黒人侍』と日本語副題が付されています。
「むゥ? あふりかんッさむらいィ??」
「ぐるがるる、ぐる?」(←訳:小説ですか、これ?)
戦国時代の日本の、
事実上の覇者となった織田信長公の配下に、
ひとりの黒人青年がいた――
と言ったら、
それはフィクションだろうと多くの方々は思い、
また日本史の研究家さんや歴史マニアさんは、
にやり、とすることでしょうか。
そう、『黒人侍』さんは実在の人物でした。
日本名を弥助(やすけ)と謂う、
史上初の“アフリカ系サムライ”さん。
「ほほゥ! ほんものゥ!」
「がっるる!」(←訳:びっくり!)
私ネーさも、以前に歴史の本で弥助さんの存在を知り、
驚くと同時に、
信長さんらしいなぁとも思いました。
海外の事象に好奇心満々、
家柄よりも実力主義、能力重視の信長さんならば、
異国からやって来た黒人青年を側近にすることも
軽々とやってのけるに違いない。
「でスねッ!」
「ぐるがる!」(←訳:有り得る!)
ありそうにないことも、信長公なら。
と、私たち日本人がすんなり納得してしまうところを
英国出身の著者・ロックリーさんは
見過ごさなかったのです。
16世紀の日本。
マルコ・ポーロが“黄金の国”と形容したジパングに
黒人青年が渡った……だけではなく、
その時代の覇者と出会い、
側近に取り立てられ、
またそれゆえ乱世の波に呑みこまれることになる――
なんという運命の不思議。
「しょうせつゥよりもォ、どらまちッくゥでス!」
「がるるぐるる!」(←訳:お伽噺みたい!)
弥助さんは、どこから来たのか。
どの国で生まれ、
どんな経路で日本に来たのか。
誰とともに来たのか。
どんな事情があって来たのか。
日本人との、信長公との出逢いは
幸福なものだったのだろうか。
そして、本能寺の変ののち、
弥助さんは……?
「どッ、どうなりィましたかッ??」
「ぐるるる?」(←訳:ご無事で?)
弥助さんに関する資料は少なく、
その中からロックリーさんは
弥助さんの痕跡を追い、推測します。
炎に包まれた本能寺から懸命に脱出し、
信長公の長子・信忠さんのもとへ
急を報せに走った青年の姿を。
「ほんのうじィ、もえちゃうゥ!」
「のぶながさまッ!」
数百年の時に隔てられ、
おぼろにかすむ、
しかし、確かにそこに実在していた
ひとつのいのち。
著者・ロックリーさんの丁寧な、
誠意あふれる追跡と追及のノンフィクション作品、
歴史好きさんは必読ですよ♪
ぜひ!
おおさかァ、いいなァ~♪」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!羨ましい~!)
こんにちは、ネーさです。
毎年恒例、大阪・造幣局の《桜の通り抜け》明日11日から!
一般公開は17日までで、今週末が見頃になりそうだとか。
有名なサクラ道をそぞろ歩いてみたいものですが、
本日の読書タイムは、
京都や堺など、関西を主な舞台とする
こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 信長と弥助 ――
著者はロックリー・トーマスさん、原著は2016年に、
日本語版は2017年2月に発行されました。
英語原題は『Yasuke In search of African Samurai』、
『本能寺を生き延びた黒人侍』と日本語副題が付されています。
「むゥ? あふりかんッさむらいィ??」
「ぐるがるる、ぐる?」(←訳:小説ですか、これ?)
戦国時代の日本の、
事実上の覇者となった織田信長公の配下に、
ひとりの黒人青年がいた――
と言ったら、
それはフィクションだろうと多くの方々は思い、
また日本史の研究家さんや歴史マニアさんは、
にやり、とすることでしょうか。
そう、『黒人侍』さんは実在の人物でした。
日本名を弥助(やすけ)と謂う、
史上初の“アフリカ系サムライ”さん。
「ほほゥ! ほんものゥ!」
「がっるる!」(←訳:びっくり!)
私ネーさも、以前に歴史の本で弥助さんの存在を知り、
驚くと同時に、
信長さんらしいなぁとも思いました。
海外の事象に好奇心満々、
家柄よりも実力主義、能力重視の信長さんならば、
異国からやって来た黒人青年を側近にすることも
軽々とやってのけるに違いない。
「でスねッ!」
「ぐるがる!」(←訳:有り得る!)
ありそうにないことも、信長公なら。
と、私たち日本人がすんなり納得してしまうところを
英国出身の著者・ロックリーさんは
見過ごさなかったのです。
16世紀の日本。
マルコ・ポーロが“黄金の国”と形容したジパングに
黒人青年が渡った……だけではなく、
その時代の覇者と出会い、
側近に取り立てられ、
またそれゆえ乱世の波に呑みこまれることになる――
なんという運命の不思議。
「しょうせつゥよりもォ、どらまちッくゥでス!」
「がるるぐるる!」(←訳:お伽噺みたい!)
弥助さんは、どこから来たのか。
どの国で生まれ、
どんな経路で日本に来たのか。
誰とともに来たのか。
どんな事情があって来たのか。
日本人との、信長公との出逢いは
幸福なものだったのだろうか。
そして、本能寺の変ののち、
弥助さんは……?
「どッ、どうなりィましたかッ??」
「ぐるるる?」(←訳:ご無事で?)
弥助さんに関する資料は少なく、
その中からロックリーさんは
弥助さんの痕跡を追い、推測します。
炎に包まれた本能寺から懸命に脱出し、
信長公の長子・信忠さんのもとへ
急を報せに走った青年の姿を。
「ほんのうじィ、もえちゃうゥ!」
「のぶながさまッ!」
数百年の時に隔てられ、
おぼろにかすむ、
しかし、確かにそこに実在していた
ひとつのいのち。
著者・ロックリーさんの丁寧な、
誠意あふれる追跡と追及のノンフィクション作品、
歴史好きさんは必読ですよ♪
ぜひ!