「こんにちわッ、テディちゃでス!
きょうはァ、どらちゃんのォおたんじょうびィ♪」
「がるる!ぐっるーがーるるー!」(←訳:虎です!ハッピーバースデー!)
こんにちは、ネーさです。
今日9月3日は、ドラえもんくんの誕生(予定)日!
2112年のその日を前倒しでお祝いしながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~♪

―― 名画の謎 対決篇 ――
著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、2015年7月に発行されました。
『ギリシャ神話篇』『旧約・新約聖書篇』『陰謀の歴史篇』に続く
《名画の謎》シリーズ最新作です。
「こんかいィはァ、たいけつゥ!するのでスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:決闘だ!)
いや、あのね、プロレスじゃないんですから、
グーパンチで殴り合うわけじゃありません。
ただ……飛んでいなくもないかしらね、
丁々発止と、火花が。
「らいばるゥ!」
「がるる!」(←訳:好敵手!)
著者・中野さんがリングアナと化し、おっと失礼、
公正な選択眼で取り上げるのは、
例えば、御本表紙のように、
“好対照”なふたり――
オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ妃エリザベートさんと
フランス皇帝ナポレオンⅢ妃ウージェニーさん。
御二方は、出自こそ違えど、
同時代人であり、
皇妃という階級(というか立ち位置)であり、
ともにその美貌で名高く、
その上、ヴィンターハルターさんという
当時最高の肖像画家さんによって
永遠の麗姿を後代に伝えられることになったのも
共通していますが……
「どちらがァ、びじんッ?」
「ぐるるるがる?」(←訳:どちらが幸せ?)
セレブ度と、好感度に関しては、
おそらく多くの人がエリザベート皇妃に軍配を上げるでしょう。
けれども、どちらのお妃さまが幸福であったか、
その判断は――
「うむむむッ?」
「がるぅ!」(←訳:難しぃ!)
比較に値する美しい男性ふたり、も
中野さんは名画の海から釣り上げます。
リゴーさん描く『ルイ十五世の肖像』と
レーニさん画『聖セバスティアヌスの殉教』。
王と聖人、ふたりの美男に注がれる視線の複雑さが
読み手の嘆息を誘います。
「れきしッてェ~」
「ぐるっ!」(←訳:重いっ!)
人間(ひと)に限らず、
場所もまたライバルになるのだと
中野さんが指摘するのは、
ルノワールさん画『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』と
ピカソさん画『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』です。
ルノワールさんが描いて24年ののち、
同じ場所をピカソさんが描いたら、どうなるのか、
どんな違いが生じるのか――
これはもう、皆さま、
御自身の眼で、じっくり眺めて&読んでくださいね!
「らいばるたちのォ、こころのうちをォ~」
「がるぐる?」(←訳:誰ぞ知る?)
対決、というよりも、
対照の妙を、
わかりやすく解説してくれる著者・中野さん。
早くも次の《名画の謎》が楽しみです♪
なお、『名画の謎 ギリシャ神話篇』が
先ごろ文庫化されました。(↓こちらです!)

「おおッ! ぶんこサイズゥはァ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:程よい小ささ!)
単行本が欲しいけど
本棚は満杯で……と泣いている活字マニアさん、
書店さんの文庫コーナーをチェックです!
きょうはァ、どらちゃんのォおたんじょうびィ♪」
「がるる!ぐっるーがーるるー!」(←訳:虎です!ハッピーバースデー!)
こんにちは、ネーさです。
今日9月3日は、ドラえもんくんの誕生(予定)日!
2112年のその日を前倒しでお祝いしながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~♪

―― 名画の謎 対決篇 ――
著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、2015年7月に発行されました。
『ギリシャ神話篇』『旧約・新約聖書篇』『陰謀の歴史篇』に続く
《名画の謎》シリーズ最新作です。
「こんかいィはァ、たいけつゥ!するのでスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:決闘だ!)
いや、あのね、プロレスじゃないんですから、
グーパンチで殴り合うわけじゃありません。
ただ……飛んでいなくもないかしらね、
丁々発止と、火花が。
「らいばるゥ!」
「がるる!」(←訳:好敵手!)
著者・中野さんがリングアナと化し、おっと失礼、
公正な選択眼で取り上げるのは、
例えば、御本表紙のように、
“好対照”なふたり――
オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ妃エリザベートさんと
フランス皇帝ナポレオンⅢ妃ウージェニーさん。
御二方は、出自こそ違えど、
同時代人であり、
皇妃という階級(というか立ち位置)であり、
ともにその美貌で名高く、
その上、ヴィンターハルターさんという
当時最高の肖像画家さんによって
永遠の麗姿を後代に伝えられることになったのも
共通していますが……
「どちらがァ、びじんッ?」
「ぐるるるがる?」(←訳:どちらが幸せ?)
セレブ度と、好感度に関しては、
おそらく多くの人がエリザベート皇妃に軍配を上げるでしょう。
けれども、どちらのお妃さまが幸福であったか、
その判断は――
「うむむむッ?」
「がるぅ!」(←訳:難しぃ!)
比較に値する美しい男性ふたり、も
中野さんは名画の海から釣り上げます。
リゴーさん描く『ルイ十五世の肖像』と
レーニさん画『聖セバスティアヌスの殉教』。
王と聖人、ふたりの美男に注がれる視線の複雑さが
読み手の嘆息を誘います。
「れきしッてェ~」
「ぐるっ!」(←訳:重いっ!)
人間(ひと)に限らず、
場所もまたライバルになるのだと
中野さんが指摘するのは、
ルノワールさん画『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』と
ピカソさん画『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』です。
ルノワールさんが描いて24年ののち、
同じ場所をピカソさんが描いたら、どうなるのか、
どんな違いが生じるのか――
これはもう、皆さま、
御自身の眼で、じっくり眺めて&読んでくださいね!
「らいばるたちのォ、こころのうちをォ~」
「がるぐる?」(←訳:誰ぞ知る?)
対決、というよりも、
対照の妙を、
わかりやすく解説してくれる著者・中野さん。
早くも次の《名画の謎》が楽しみです♪
なお、『名画の謎 ギリシャ神話篇』が
先ごろ文庫化されました。(↓こちらです!)

「おおッ! ぶんこサイズゥはァ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:程よい小ささ!)
単行本が欲しいけど
本棚は満杯で……と泣いている活字マニアさん、
書店さんの文庫コーナーをチェックです!