「こんにちわゥ、ッテディちゃでス!
はちおうじィではァ、せきせつゥ、ぜろせんちィ!」
「がるる!ぐっるー♪」(←訳:虎です!ラッキー♪)
こんにちは、ネーさです。
雪まみれの週末にならなくて、ああ良かった♪
ホッとひと安心の今日の読書タイムは、
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 高い窓 ――
著者はレニモンド・チャンドラーさん、原著は1942年に、
画像の村上春樹さんによる新訳版は2014年12月に発行されました。
英語原題は『High Window』、
いうまでもなく、私立探偵フィリップ・マーロウさんが活躍する
極上のミステリ作品です!
「あめりかァでスねェ~」
「ぐるるがる~」(←訳:西海岸だね~)
そうですね、霧のロンドンとは正反対な?
米国西海岸の大都市と、
映画撮影にうってつけの、
明るく乾いた陽光。
暑いパサデナの陽光の下、
訪ねた屋敷で探偵マーロウさんは
或る老婦人からの依頼を受諾します。
義理の娘――
つまり息子の嫁を探してほしい、と。
「うゥ~むむゥ? ひとさがしィ?」
「がるるるぐる?」(←訳:家庭内の問題?)
一見、家庭内のトラブルかとも思える失踪の裏には
複雑な事情が渦巻いているようです。
お屋敷からは、もうひとつ、消えたものがありました。
とても貴重な、
珍しい金貨が、金庫からなくなった……!
「とうなんじけんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:難度倍増!)
消えたヒトを追い、金貨を追ううち、
事件の背後には
さらに一段と複雑な“過去”があることに
マーロウさんは気付かざるを得ません。
高い窓。
そこで起きた何かが、
この事件を動かしている――?
「こんがらがッてまスよゥ~!」
「がるるぐるるるる?」(←訳:正しい手掛かりは?)
英米圏では、ミステリというより、
ほとんど純文学に匹敵するほど
高く評価されているチャンドラー作品。
この御本の或る箇所で
探偵マーロウさんはこう述べています。
私は警官でもないし、密告屋でもないし、
裁判所の廷吏でもない。
ならば、マーロウさんは何者なのでしょうか。
探偵?
では、探偵とは、いったい何なのか――
「てつがくしゃッ?」
「ぐるる?」(←訳:傍観者?)
《私立探偵マーロウ》シリーズの最高傑作は
おそらく『ロング・グッドバイ』なのでしょうけれど、
こちらの『高い窓』もとても素晴らしい!
とりわけ、本文333ページに刻まれた美しさは……
本好きを自負する御方は、
ぜひぜひ読まねば!
「もうひとつゥ!」
「がっるる!」(←訳:こっちも!)
村上春樹さんの『訳者あとがき』も
どうか、読み逃しなきよう!
はちおうじィではァ、せきせつゥ、ぜろせんちィ!」
「がるる!ぐっるー♪」(←訳:虎です!ラッキー♪)
こんにちは、ネーさです。
雪まみれの週末にならなくて、ああ良かった♪
ホッとひと安心の今日の読書タイムは、
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 高い窓 ――
著者はレニモンド・チャンドラーさん、原著は1942年に、
画像の村上春樹さんによる新訳版は2014年12月に発行されました。
英語原題は『High Window』、
いうまでもなく、私立探偵フィリップ・マーロウさんが活躍する
極上のミステリ作品です!
「あめりかァでスねェ~」
「ぐるるがる~」(←訳:西海岸だね~)
そうですね、霧のロンドンとは正反対な?
米国西海岸の大都市と、
映画撮影にうってつけの、
明るく乾いた陽光。
暑いパサデナの陽光の下、
訪ねた屋敷で探偵マーロウさんは
或る老婦人からの依頼を受諾します。
義理の娘――
つまり息子の嫁を探してほしい、と。
「うゥ~むむゥ? ひとさがしィ?」
「がるるるぐる?」(←訳:家庭内の問題?)
一見、家庭内のトラブルかとも思える失踪の裏には
複雑な事情が渦巻いているようです。
お屋敷からは、もうひとつ、消えたものがありました。
とても貴重な、
珍しい金貨が、金庫からなくなった……!
「とうなんじけんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:難度倍増!)
消えたヒトを追い、金貨を追ううち、
事件の背後には
さらに一段と複雑な“過去”があることに
マーロウさんは気付かざるを得ません。
高い窓。
そこで起きた何かが、
この事件を動かしている――?
「こんがらがッてまスよゥ~!」
「がるるぐるるるる?」(←訳:正しい手掛かりは?)
英米圏では、ミステリというより、
ほとんど純文学に匹敵するほど
高く評価されているチャンドラー作品。
この御本の或る箇所で
探偵マーロウさんはこう述べています。
私は警官でもないし、密告屋でもないし、
裁判所の廷吏でもない。
ならば、マーロウさんは何者なのでしょうか。
探偵?
では、探偵とは、いったい何なのか――
「てつがくしゃッ?」
「ぐるる?」(←訳:傍観者?)
《私立探偵マーロウ》シリーズの最高傑作は
おそらく『ロング・グッドバイ』なのでしょうけれど、
こちらの『高い窓』もとても素晴らしい!
とりわけ、本文333ページに刻まれた美しさは……
本好きを自負する御方は、
ぜひぜひ読まねば!
「もうひとつゥ!」
「がっるる!」(←訳:こっちも!)
村上春樹さんの『訳者あとがき』も
どうか、読み逃しなきよう!