テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

いのちの、つきぬ不思議。

2015-02-20 22:29:09 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 しゅうまつはァ、まらそんッ?」
「がるる!ぐるがるるるる!」(←訳:虎です!東京マラソンだ!)

 こんにちは、ネーさです。
 22日の日曜日は東京マラソンの開催日、だとか。
 年に一度のマラソン日和!になるといいですね♪
 では、選手さんたちがスタートラインにつくまでの暫しの間、
 準備運動とともに読書も、どうぞ~!

  



         ―― 医学探偵の歴史事件簿 ファイル2 ――



 著者は小長谷正明(こながや・まさあき)さん、2015年1月に発行されました。
 えーと、申し訳ないことに『ファイル1』は読んでいないのですけれど、
 いきなり『2』なんですけど……

「じけんッ、なのでスゥ~!」
「ぐるるるがるぐる?」(←訳:被害者は偉人さん?)

 著者・小長谷さんは医学博士であり、
 専門は神経内科、
 独立行政法人機構鈴鹿病院長さんでもある
 現役の医学者さんです。
 
 それに、どうやら相当な歴史マニアさんのようですね。

「とするとォ~…」
「がるるる?」(←訳:必然的に?)

 ええ、必然的に、考えてしまうのでしょうか。

 偉人さんたちの無念の最期、
 あるいは、
 歴史や伝説にひそむ謎の、医学的な解釈を。

「にほんしィとかァ?」
「ぐるるがる?」(←訳:世界史とか?)

 奇跡、と呼ばれる事象。
 中世の貴族たちの受難。
 禁酒法の時代、冷戦時代、
 はたまた現代の報道からも、
 医学探偵さんは事件の匂いを嗅ぎつけるのでした。

 ……でも、ホントのこと言っちゃいますと、
 私ネーさ、けっこうショックだったんですけど。
 まさか、あの御方の病気が……

「ふァ? どうしたでスかッ?」
「がるるるっ?」(←訳:何ですかっ?)

 米国の作家・科学評論家として知られる
 アイザック・アシモフさん。

 アシモフさんが亡くなった原因は
 心臓の病気だと聞いていたのですが、
 実際は、心臓手術の折に
 輸血によってHIVに感染していた?

「びッくりィでス!」
「ぐるがる~…」(←訳:衝撃だよ~…)

 さらにまた、当時の輸血感染をめぐる誤解や過誤が
 衝撃に拍車をかけます。

 ああ、こんな悲劇がアシモフさんの
 身に起こっていたとは……。

「なんだかァ、むしょうにィ!」
「がるるるる!」(←訳:怒りたくなる!)

 前回記事で御紹介しましたのは、
 健康のための最新情報・ココナッツオイルを取り上げた御本でしたが、
 対して、
 この御本では、最新の医学知識で明らかにされた
 生命の不思議や哀しい最後が描かれています。

 私ネーさが感じたように、
 少なからぬ衝撃をおぼえる方々もおられるかもしれません。

 
「でもォ、すどおりィできないィ!」
「ぐるるる!」(←訳:知らねば!)

 題名だけからでは
 エンタな軽い読み物に見えますが、
 その内側はけっこうヘヴィで真面目な御本です。
 けれど、チャレンジする価値は大いにあり!
 ぜひ、一読くださいね!

 
 
 

 
 
 
 
 
 
コメント
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