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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

マニアだったら、ハズせない!

2013-10-17 21:49:05 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うむゥ! ちかづいてェきましたでス!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!秋だもんね!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、近付いてまいりましたね、
 今年2013年の《読書週間》は10月27日~11月9日!
 書店さんや古書店街ではイベントも予定されているようですが、
 さあ、その前に、
 こちらの御本でちょこっと予習をしておきましょう~♪

  



     
               ―― 本屋図鑑 ――



 著者は得地直美さん&本屋図鑑編集部の皆さん、2013年7月に発行されました。
 本屋さん!といえば、
 私たち活字マニアにとって憩いの場、
 リフレッシュとエンタの空間であり、
 千葉の某ネズミの王国にも劣らぬワンダーランドですよねえ♪

「おさいふがァ~かるくなッてェ~」
「ぐるるがるるる!」(←訳:荷物は重くなる!)

 そうね、その点だけはなんとも悩ましいわ。
 でも、やっぱり行かずにはいられないのが、本屋さん!

 この御本で紹介されているのは、
 全国的に有名な書店さん、とか、
 アート系の品揃えは日本屈、とか、
 NYのデザイナーさんがプロデュースしたオシャレな書店さん、
 ではありません。

 駅前にある本屋さん。
 ショッピングセンターの本屋さん。
 そして、商店街やスーパーの中、
 病院の一角、
 学校の前、
 道路沿いに店舗を構える、
 いわば
 《日常使い》で、
 ごく身近な存在の本屋さんです。

「がッこうのォ、かえりみちィ~♪」
「がるるるるぐるる!」(←訳:お買い物の合間に!)

 親近感たっぷりの、そういった本屋さんを
 北海道から、青森、秋田、山形、岩手、宮城、福島……
 南は長崎、大分、宮崎、熊本、鹿児島、沖縄……と
 本屋図鑑編集部の方々は巡ります。

 小さな本屋さん、
 中規模の本屋さん、
 町で唯一の本屋さん。

 お店を紹介する文章を読み、
 得地直美さんのイラストを拝見していると、
 百軒百様、
 どのお店もそれぞれに持ち味があり、
 本を扱う、ということに
 誇りを持っているのだと、
 ページから伝わってきますよ。

「あッたかァ~いィ、ふんいきィ♪」
「ぐっるがるる!」(←訳:行ってみたい!)

 また、この御本のスゴさは、
 単なる書店さんガイド本に終わらないところ、です。

 御本の後半、第五章に著されているのは、
 近代日本の本屋さんの歴史、
 昭和や平成の書店界の動き。

 開店前の本屋さん、
 レジをしめた後の本屋さん、などの本屋さんの一日の情景!

 本屋さんで使われている専門用語、
 本屋さんをもっと知るための書籍30冊もリストアップ!

「これでェ、きぶんはァ~」
「がるるぐる!」(←訳:書店員さん!)

 本好き、活字マニアなら見過ごせない、
 魅惑の“書物”香が漂う一冊、
 読書週間前に、皆さま、ぜひ一読を~♪