こんにちは、ネーさです。
世間的にはきらきらのGW!
なのに拙ブログは相も変わらず読書タ~イム!
「……こんにちわァ、テディちゃでス!
あそびにィゆきたいィよゥッ!」
「……がるる!がるるぐるーぐるがるー!」(←訳:……虎です!遊園地とかー旅行とかー!)
東京では、今春新しくオープンした商業施設がたくさんあります。
近県にお住まいの活字マニアの皆さま、
お時間があれば遊びに来てくださいね♪
私たちもお出掛けの機会を虎視眈々と狙いつつ、
今日のところは、やっぱり書物ネタで!
本日ご紹介いたしますのは、は~い、こちらの新書で~す!

―― オノマトペがあるから日本語は楽しい ――
著者は小野正弘さん、2009年7月に発行されました。
『擬音語・擬態語の豊かな世界』と副題が付されています。
「おのまとぺェ??」
「ぐるがるる~?」(←訳:呪文みたい~?)
「はわいィのことばッ、でスかァ?」
オノマトペ、とは
ハワイの言葉でも呪文でもございません。
フランス語のonomatopeeを語源とする、
《擬音語》と《擬態語》を指す言葉です。
鐘が鳴るさまの『ゴーン』、
飛行機が飛ぶ様子の『キーン』――これが《擬音語》。
回転の様子を伝える『クルクル』、
輝きを描写する『ピカピカ』――こちらは《擬態語》ですね。
「さかながァ、ぴちぴちッ!」
「がるるぐるるるっ!」(←訳:足がフラフラっ!)
一見、お子ちゃまモード全開の言葉遣いかと思われる《擬音語》と《擬態語》。
ですが、明治大学文学部教授さんである著者・小野さんは、
この《擬音語》&《擬態語》にこそ、
日本語の奥深さを視ることが出来る、と説きます。
「うむむッ!
わきゃるようなァ、きがしまスゥ!」
「がるるるぐるるるがるぐるる!」(←訳:ピチピチやクルクルは楽しいし!)
そうね、楽しいって大事だわ!
本文中で小野さんは
《擬音語》&《擬態語》の効果と効能を、
とっても分かりやすい例を挙げて
解説して下さるのですけれど……
その例というのが、
『ゴルゴ13』!
「えッ??
ほうしゅうはァすいすぎんこうにィ、ッていうのでスかッ??」
「ぐるるがるがる~?」(←訳:なんでゴルゴさん~?)
ゴルゴさんが細身の葉巻に火をつける効果音、
『シュポッ』――
小野さんはここに注目します。
『シュポッ』。
こうでなくちゃ!
『シュバッ』ではダメだ!
『チャッ』でも違う!
『シュボッ』!
世紀のスナイパー『グルゴ13』に相応しいのは、この音だ!
何故なら、ゴルゴの人となりの一面、その技量、
物語の背景や展開、
読み手側の期待、
それらすべてを表しているのが
この『シュボッ』なのだから……!
「……ふァ~」
「……がる~」
漫画と劇画だけではありません。
《擬音語》&《擬態語》は
文豪さんたちにも愛されているのです。
川端康成さんは『伊豆の踊子』で
実に効果的に
『コトコト笑う』
という文を使用しています。
三島由紀夫さんはオノマトペの使い過ぎを戒めながらも、
実はけっこう使っているんです。
地域別のオノマトペもありますし、
そして古典中の古典たる
『古事記』にも
しっかり出てくるんです、オノマトペが!
「そんなにィ~むかしまでェッ!」
「ぐるがるるぐるるぐる!」(←訳:オノマトペは長生きだ!)
わかりやすく、面白く、
それでいて日本語の核心に迫る《擬音語》&《擬態語》論、
GWは読書三昧さ!という御方は
びしっと読破しちゃって下さいませ~!
「どしどしィッ、ばりばりッ!」
「がるるぐるっぐるがるる!」(←訳:読みまくろうっ連休を!)
世間的にはきらきらのGW!
なのに拙ブログは相も変わらず読書タ~イム!
「……こんにちわァ、テディちゃでス!
あそびにィゆきたいィよゥッ!」
「……がるる!がるるぐるーぐるがるー!」(←訳:……虎です!遊園地とかー旅行とかー!)
東京では、今春新しくオープンした商業施設がたくさんあります。
近県にお住まいの活字マニアの皆さま、
お時間があれば遊びに来てくださいね♪
私たちもお出掛けの機会を虎視眈々と狙いつつ、
今日のところは、やっぱり書物ネタで!
本日ご紹介いたしますのは、は~い、こちらの新書で~す!

―― オノマトペがあるから日本語は楽しい ――
著者は小野正弘さん、2009年7月に発行されました。
『擬音語・擬態語の豊かな世界』と副題が付されています。
「おのまとぺェ??」
「ぐるがるる~?」(←訳:呪文みたい~?)
「はわいィのことばッ、でスかァ?」
オノマトペ、とは
ハワイの言葉でも呪文でもございません。
フランス語のonomatopeeを語源とする、
《擬音語》と《擬態語》を指す言葉です。
鐘が鳴るさまの『ゴーン』、
飛行機が飛ぶ様子の『キーン』――これが《擬音語》。
回転の様子を伝える『クルクル』、
輝きを描写する『ピカピカ』――こちらは《擬態語》ですね。
「さかながァ、ぴちぴちッ!」
「がるるぐるるるっ!」(←訳:足がフラフラっ!)
一見、お子ちゃまモード全開の言葉遣いかと思われる《擬音語》と《擬態語》。
ですが、明治大学文学部教授さんである著者・小野さんは、
この《擬音語》&《擬態語》にこそ、
日本語の奥深さを視ることが出来る、と説きます。
「うむむッ!
わきゃるようなァ、きがしまスゥ!」
「がるるるぐるるるがるぐるる!」(←訳:ピチピチやクルクルは楽しいし!)
そうね、楽しいって大事だわ!
本文中で小野さんは
《擬音語》&《擬態語》の効果と効能を、
とっても分かりやすい例を挙げて
解説して下さるのですけれど……
その例というのが、
『ゴルゴ13』!
「えッ??
ほうしゅうはァすいすぎんこうにィ、ッていうのでスかッ??」
「ぐるるがるがる~?」(←訳:なんでゴルゴさん~?)
ゴルゴさんが細身の葉巻に火をつける効果音、
『シュポッ』――
小野さんはここに注目します。
『シュポッ』。
こうでなくちゃ!
『シュバッ』ではダメだ!
『チャッ』でも違う!
『シュボッ』!
世紀のスナイパー『グルゴ13』に相応しいのは、この音だ!
何故なら、ゴルゴの人となりの一面、その技量、
物語の背景や展開、
読み手側の期待、
それらすべてを表しているのが
この『シュボッ』なのだから……!
「……ふァ~」
「……がる~」
漫画と劇画だけではありません。
《擬音語》&《擬態語》は
文豪さんたちにも愛されているのです。
川端康成さんは『伊豆の踊子』で
実に効果的に
『コトコト笑う』
という文を使用しています。
三島由紀夫さんはオノマトペの使い過ぎを戒めながらも、
実はけっこう使っているんです。
地域別のオノマトペもありますし、
そして古典中の古典たる
『古事記』にも
しっかり出てくるんです、オノマトペが!
「そんなにィ~むかしまでェッ!」
「ぐるがるるぐるるぐる!」(←訳:オノマトペは長生きだ!)
わかりやすく、面白く、
それでいて日本語の核心に迫る《擬音語》&《擬態語》論、
GWは読書三昧さ!という御方は
びしっと読破しちゃって下さいませ~!
「どしどしィッ、ばりばりッ!」
「がるるぐるっぐるがるる!」(←訳:読みまくろうっ連休を!)