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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

歩け歩け~の記念企画展!

2012-04-19 23:24:59 | ミュゼ
 こんにちは、ネーさです。
 今日は読書タイムをサボリ、いえ、
 ちょこっとお休みして、お出掛けですよ~!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 お~で~か~けェ~♪ どこへェでスかッ♪」
「がるる!がるぐるるるぐるがる!」(←訳:虎です!ボク食べ放題に行きたい!)

 えーと、残念ながらグルメなお出掛けではありません。
 目的地は、こちら~!

  

 東京都は町田市の、芹ヶ谷公園内の……

  

 葉桜になっちゃってますけど、
 サクラのトンネルを通り抜け、
 階段やらスロープやらを
 降りたり登ったりして到着したのは……

  

 町田市立国際版画美術館!

「むぽゥ! びじゅつかんッ!」
「がるるぐるがるー!」(←訳:何か書いてあるー!)

 建物壁面に提げられているのは
 『25th』と大きく記された幕。
 ええ、そうです!
 町田市立国際版画美術館さんは今年で開館25周年!
 しかも今日4月19日は開館記念日なんです!
 25周年おめでとうございます~!
 
「わァ~いッ! にゅうじょうむりょうゥ~♪」
「がるる~!」(←訳:タダだ~!)

 はい、今日は来館者には嬉しい無料開放日!
 ですので、平日にも拘わらず館内は混雑しておりました。
 皆さんが夢中になって鑑賞している企画展は……

  

          
           ―― 版画の冒険 ――

 
 会期は2012年6月17日まで(月曜休館ただし4月30日は開館、翌5月1日が休館)、
 『Peintre-graveur:Adventures in Graphic Arts in 19th Century』と英題名が付されています。
 25周年記念の企画展だけに、
 気合が入ってますよ~!

 ターナーさん!
 ドガさん!
 ミレーさんにゴーギャンさん!
 ピサロさんとムンクさん!
 ルドンさん! ホイッスラーさんも!
 19世紀から20世紀にかけて活躍した巨匠さんたちを中心に、
 エッチング、リトグラフ、木版画等の版画作品と
 水彩画や油彩画も展示されています。
 
「たーなーおじさんのォ、すいさいがッ、かちょいいィでス!」
「がるるぐるがるるる~!」(←訳:ルドンさんの油彩画もイイね~!)

 美術史上、19世紀は《岐路》と《変化》の時代でした。
 写真(写真機)の発明と普及、
 印刷技術の発展、
 そんな変化が相次ぎ、
 肖像画家は全員失職するだろう、
 いや、画家という職業そのものが無くなるだろう、
 とまで言われた時代だったのです。

 版画もまた、時代遅れの技術として衰退し、
 消え去ってしまうのだろうかと
 画家さんたち、版画家さんたち、刷り師さんたちは危惧しました。
 彼らはそれぞれに、
 新時代の版画を模索し、制作に取り掛かります。

「わざをォ、きわめるッ!」
「がるるる!」(←訳:色を操る!)

 それが、版画の冒険――すなわち、
 版画家さんたちの冒険と挑戦、であったわけですね。
 例えば、ルドンさんの作品や、
 今もなお新鮮さを失わないムンクさんの作品は、
 冒険そのものです!

「ちゃれんじゃーはァ、まぶしいィぜッ!」
「がるるるっぐるるる!」(←訳:19世紀ってスゴイかも!)

 美術ファンさん&版画マニアさんににおすすめのこの企画展は、
 会期中、展示作品の入れ替えが予定されています。
 詳細は国際版画美術館さんへお問い合わせくださいね!
 おっと、
 常設展も見逃してはいけませんよ!
 今期は、ドーミエさん、デューラーさんの作品も展示されています!

「うゥ~、あいたたたたッ!」
「がるぐるる~!」(←訳:足が痛いィ~!)

 芹ヶ谷公園内の階段と坂、
 そして美術館内部をくまなく歩いて……ふぅ~、足が痛くなりました。
 皆さま、履き慣れた靴でお出掛けを!