こんにちは、ネーさです。
今日は赤トンボを見ましたよ~!
小っちゃくて可愛いわあ~♪♪
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるる!ぐるるぐるるがる!」(←訳:虎です!ボクらだってカワイイよ!)
「そーだッ、そーだッ!」
……えーと、早くもUターンラッシュが始まっているそうですね。
ふぅ~また忙しくなるなぁ、という御方、
これから海外へ飛ぶわ!という御方にも、
本日ご紹介いたしますのは、ヘヴィ級な一冊!
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 不死細胞 ヒーラ ――
著者はレベッカ・スクルートさん、原著は2010年に、画像の日本語版は2011年6月に発行されました。
英原題は『HeLa THE IMMORTAL LIFE OF HENRIETTA LACKS』、
『ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』と日本語副題が付されています。
この御本は、調査と執筆に10年以上を費やした、
著者・レベッカさん渾身のノンフィクション!
或いはサイエンス・ドキュメントと呼ぶべきでしょうか。
「さいえんすゥ??」
「がるぐるるぅ?」(←訳:科学ですかぁ?)
ええ、レベッカ・スクルートさんは
サイエンス・ライターとして知られるジャーナリストさんなのです。
ただし、この御本に関していえば、
メディカル・ドキュメントとも申せましょう――
一時期、医学会で大きな論争をよんだ、
或る《細胞》の“誕生”が、テーマなのですから。
『HeLa』。
研究者さんたちは、その細胞を『HeLa(ヒーラ)』と呼称しています。
医学会ではきわめて重要な、
数々の研究の礎地となった細胞なんです。
ポリオワクチンの開発、
インフルエンザ治療薬の開発、
クローニング、
遺伝子マップの作成、
そして、もし癌の治療法が確立されるとしたら、
それはこの細胞の研究が基盤になっているものだろう、
とも言われる、
人類への貢献度は計り知れない、
巨大な可能性を秘めた《細胞》が、この『HeLa』。
「ふァ~、そんなァすごいィものがァ、あるのォ?」
「がるるぐるぐる!」(←訳:びっくりだね!)
『HeLa』細胞は、でも、
どこから来たんでしょう?
誰の細胞なんでしょう?
著者のレベッカさんは、あるとき、疑問を持ちます。
生物の教科書には
ヘンリエッタ・ラックスという名前が載っていました。
これが、『HeLa』?
ヘンリエッタの細胞が、『HeLa』?
でも、それだけ。
教科書には、ヘンリエッタさんがどんな人物であったか、
どこに生まれ、どこで暮らしていたのか、
何の言及もありません。
「むむゥ! みすてりィ、みたいッ!」
「がるぐる!」(←訳:不思議だ!)
ヘンリエッタさんを追って、
その人生を追って、
残された家族を追って、
レベッカさんの調査が始まります。
時代によって変わる医学会の方針、
倫理や人種差別、
ヘンリエッタさんを失った一家にのしかかる不安、
今も解決されていない法的な問題……
《医は仁術である》――
読みながら、何度もこの言葉を思い返し、想い浮かべました。
仁術の恵みを、
ほんの少しでも、
ヘンリエッタさんは受けることが出来たのだろうか……?
そこに仁愛があれば、
彼女の家族の苦悩を、
減らせたのだろうか……?
レベッカさんのこの力作は、
2010年度の米国読書界で高く評価されました。
重いテーマの御本は夏休みには合わないや!と
考える御方もおられるでしょうが、
読めば深く考えさせられる一冊になること間違いありません!
「かつじィまにあしょくんッ、よむべしィ!」
「がるぐるがるるー!」(←訳:重さに負けるなー!)
激おすすめのノンフィクション、ぜひ!
今日は赤トンボを見ましたよ~!
小っちゃくて可愛いわあ~♪♪
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるる!ぐるるぐるるがる!」(←訳:虎です!ボクらだってカワイイよ!)
「そーだッ、そーだッ!」
……えーと、早くもUターンラッシュが始まっているそうですね。
ふぅ~また忙しくなるなぁ、という御方、
これから海外へ飛ぶわ!という御方にも、
本日ご紹介いたしますのは、ヘヴィ級な一冊!
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 不死細胞 ヒーラ ――
著者はレベッカ・スクルートさん、原著は2010年に、画像の日本語版は2011年6月に発行されました。
英原題は『HeLa THE IMMORTAL LIFE OF HENRIETTA LACKS』、
『ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』と日本語副題が付されています。
この御本は、調査と執筆に10年以上を費やした、
著者・レベッカさん渾身のノンフィクション!
或いはサイエンス・ドキュメントと呼ぶべきでしょうか。
「さいえんすゥ??」
「がるぐるるぅ?」(←訳:科学ですかぁ?)
ええ、レベッカ・スクルートさんは
サイエンス・ライターとして知られるジャーナリストさんなのです。
ただし、この御本に関していえば、
メディカル・ドキュメントとも申せましょう――
一時期、医学会で大きな論争をよんだ、
或る《細胞》の“誕生”が、テーマなのですから。
『HeLa』。
研究者さんたちは、その細胞を『HeLa(ヒーラ)』と呼称しています。
医学会ではきわめて重要な、
数々の研究の礎地となった細胞なんです。
ポリオワクチンの開発、
インフルエンザ治療薬の開発、
クローニング、
遺伝子マップの作成、
そして、もし癌の治療法が確立されるとしたら、
それはこの細胞の研究が基盤になっているものだろう、
とも言われる、
人類への貢献度は計り知れない、
巨大な可能性を秘めた《細胞》が、この『HeLa』。
「ふァ~、そんなァすごいィものがァ、あるのォ?」
「がるるぐるぐる!」(←訳:びっくりだね!)
『HeLa』細胞は、でも、
どこから来たんでしょう?
誰の細胞なんでしょう?
著者のレベッカさんは、あるとき、疑問を持ちます。
生物の教科書には
ヘンリエッタ・ラックスという名前が載っていました。
これが、『HeLa』?
ヘンリエッタの細胞が、『HeLa』?
でも、それだけ。
教科書には、ヘンリエッタさんがどんな人物であったか、
どこに生まれ、どこで暮らしていたのか、
何の言及もありません。
「むむゥ! みすてりィ、みたいッ!」
「がるぐる!」(←訳:不思議だ!)
ヘンリエッタさんを追って、
その人生を追って、
残された家族を追って、
レベッカさんの調査が始まります。
時代によって変わる医学会の方針、
倫理や人種差別、
ヘンリエッタさんを失った一家にのしかかる不安、
今も解決されていない法的な問題……
《医は仁術である》――
読みながら、何度もこの言葉を思い返し、想い浮かべました。
仁術の恵みを、
ほんの少しでも、
ヘンリエッタさんは受けることが出来たのだろうか……?
そこに仁愛があれば、
彼女の家族の苦悩を、
減らせたのだろうか……?
レベッカさんのこの力作は、
2010年度の米国読書界で高く評価されました。
重いテーマの御本は夏休みには合わないや!と
考える御方もおられるでしょうが、
読めば深く考えさせられる一冊になること間違いありません!
「かつじィまにあしょくんッ、よむべしィ!」
「がるぐるがるるー!」(←訳:重さに負けるなー!)
激おすすめのノンフィクション、ぜひ!