「ひゃァッ! たいへんッ!たいへんでスよゥ、ネーさッ!」
「がるるるー!」(←訳:緊急事態かもー!)
はあ? どうしたんです、テディちゃに虎くん?
緊急事態ですって??
「なッ、なつやすみィがァッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:もう一週間も残ってないよ!)
んまあっ! それは大変!
では本日は、夏休みの読書感想文には全く役に立ちそうもない
摩訶不思議な物語を御紹介いたしましょうか。
「ぶゥー! いじわるゥ!」
「がるがるる!」(←訳:ひねくれ者!)
おほほほっ、何とでもお言いなさ~い♪
いざ! ひねくれ読書タ~イム!というわけで、
こちらを、どうぞ~!
―― 壜の中の手記 ――
著者はジェラルド・カーシュさん、
画像の日本語文庫版は2006年に発行されました。
英原題は『THE OXOXOCO BOTTLE and Other Stories』……はい?
OXOXOCOって、ミスプリントじゃないか、ですって?
いいえ、ちゃあんと読み方があるんですよ。
『オショコショ』とお読み下さいな。
「おしょこしょッ?? はやくちィことばァ、でスかッ?」
「がるがるー!」(←訳:暗号かもー!)
オショコショとは、地名なんです。
メキシコの、とある火山の麓の、小さな村。
絵のように美しい村の名がつけられた壜は、
語り手の『私』が、
メキシコ旅行の折に買い入れた物でした。
長らく忘れていた土産の壜は、
数年の後、ようやく思い出されたのですが……
あらら、
友人にお披露目すると同時に、割れてしまいました!
「えッ! ざんねんッ!」
「がるぐるがる!」(←訳:もったいない!)
しかし……
壜の中から出てきたのは、
文字が書かれた薄い紙片。
『私』と友人は、
文書と壜を大英博物館へ持ち込みます。
いったい、紙片には何が記されていたのでしょう……?
「どきどきィでスねッ!」
「ぐるぐるがるる?」(←訳:世紀の大発見とか?)
エドガー賞を受賞した表題作『壜の中の手記』、
悲しくも怖ろしい『豚の島の女王』、
レイ・ブラッドベリさんの名作を彷彿とさせる『ブライトンの怪物』他、
摩訶不思議にして奇っ怪、
妖艶にして寂寥とした、
一筋縄ではゆかない物語たちで編み上げられた一冊です。
著者カーシュさん(1911~1968)は、
こちらも一筋縄ではくくれない不思議な御仁。
パン屋さん、ナイトクラブの用心棒、レスラー、
映画館の支配人や銀行の事務員、
ボディガードにセールスマン、バーテンダー……と、
職を転々とした末に、
念願の作家さんとなりました。
「うむゥ!
ものがたりィとォ、おなじくらいィ、へんてこッ!」
「がるーるがるる!」(←訳:良い意味でへんてこ!)
キッズには理解できそうもない?カーシュさんの不思議奇想譚、
オトナな活字マニアさんに、ぜひ!
きっと、記憶に残る御本になることでしょう!
「みなさまッ、おみやげのォ、びんはァ」
「がるる!」(←訳:大切にね!)
「がるるるー!」(←訳:緊急事態かもー!)
はあ? どうしたんです、テディちゃに虎くん?
緊急事態ですって??
「なッ、なつやすみィがァッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:もう一週間も残ってないよ!)
んまあっ! それは大変!
では本日は、夏休みの読書感想文には全く役に立ちそうもない
摩訶不思議な物語を御紹介いたしましょうか。
「ぶゥー! いじわるゥ!」
「がるがるる!」(←訳:ひねくれ者!)
おほほほっ、何とでもお言いなさ~い♪
いざ! ひねくれ読書タ~イム!というわけで、
こちらを、どうぞ~!
―― 壜の中の手記 ――
著者はジェラルド・カーシュさん、
画像の日本語文庫版は2006年に発行されました。
英原題は『THE OXOXOCO BOTTLE and Other Stories』……はい?
OXOXOCOって、ミスプリントじゃないか、ですって?
いいえ、ちゃあんと読み方があるんですよ。
『オショコショ』とお読み下さいな。
「おしょこしょッ?? はやくちィことばァ、でスかッ?」
「がるがるー!」(←訳:暗号かもー!)
オショコショとは、地名なんです。
メキシコの、とある火山の麓の、小さな村。
絵のように美しい村の名がつけられた壜は、
語り手の『私』が、
メキシコ旅行の折に買い入れた物でした。
長らく忘れていた土産の壜は、
数年の後、ようやく思い出されたのですが……
あらら、
友人にお披露目すると同時に、割れてしまいました!
「えッ! ざんねんッ!」
「がるぐるがる!」(←訳:もったいない!)
しかし……
壜の中から出てきたのは、
文字が書かれた薄い紙片。
『私』と友人は、
文書と壜を大英博物館へ持ち込みます。
いったい、紙片には何が記されていたのでしょう……?
「どきどきィでスねッ!」
「ぐるぐるがるる?」(←訳:世紀の大発見とか?)
エドガー賞を受賞した表題作『壜の中の手記』、
悲しくも怖ろしい『豚の島の女王』、
レイ・ブラッドベリさんの名作を彷彿とさせる『ブライトンの怪物』他、
摩訶不思議にして奇っ怪、
妖艶にして寂寥とした、
一筋縄ではゆかない物語たちで編み上げられた一冊です。
著者カーシュさん(1911~1968)は、
こちらも一筋縄ではくくれない不思議な御仁。
パン屋さん、ナイトクラブの用心棒、レスラー、
映画館の支配人や銀行の事務員、
ボディガードにセールスマン、バーテンダー……と、
職を転々とした末に、
念願の作家さんとなりました。
「うむゥ!
ものがたりィとォ、おなじくらいィ、へんてこッ!」
「がるーるがるる!」(←訳:良い意味でへんてこ!)
キッズには理解できそうもない?カーシュさんの不思議奇想譚、
オトナな活字マニアさんに、ぜひ!
きっと、記憶に残る御本になることでしょう!
「みなさまッ、おみやげのォ、びんはァ」
「がるる!」(←訳:大切にね!)