goo blog サービス終了のお知らせ 

テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 甘く典雅な書簡集 ~

2010-08-17 23:10:42 | ブックス
 今日の午後のことでした。
 外出途中、ふと目をやると……わ! 
 小さくではありますが、萩のお花が咲いていますよ!
 残暑厳し過ぎる毎日でも、
 秋が来るんだ~とホッとしたような、
 寂しいような心地のネーさです。こんにちは。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるる!」(虎です!)

 もうすぐ秋!と信じたい本日は、
 季節を色濃く取り込んだすばらしいお菓子ガイドを御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!


 
              ―― 京都・東京 甘い架け橋 ――


 
 著者は甲斐みのり さん&奥野美穂子さん、’10年2月に発行されました。
 副題に『お菓子で綴る12か月の往復書簡』とあります。

「うむッ!
 みのりィおねえさんとォ、おかしィ!
 そのくみあわせはァ~」
「がるぐるがるる!」(←訳:間違いようがないね!)

 『乙女の京都』をはじめとする
 ステキに美味しく可愛らしい御本の著者さん、甲斐みのりさん。
 そして、奥野美穂子さんは、
 京都の喫茶店、六曜社地下店のスタッフさんです。
 
 おふたりは、六曜社で扱う『ペーパー』制作のお仕事を契機に
 親しくなりました。
 
「ぺーぱーッ??」
「ぐるるー?」(←訳:どんなものだろー?)

 『六曜社ペーパー』は、
 プレゼントを包んだり、
 壁に貼ったり、
 本のカバーにもしたり……というような、
 幅広い使いみちを想定して作られた《紙》です。
 3つの柄があるそうで、
 この御本の表紙に用いられているのも
 『六曜社ペーパー』の一種、
 六曜社のドーナツをデザイン化したものなんですよ。

「わぽッ♪ おいしそうでェ~♪」
「ぐるるがるる!」(←訳:しかも格好いい!)

 京都の美穂子さんと、
 東京のみのりさん。
 ふたりを結ぶのは、
 手紙とお菓子がセットになった《甘い》便り。

 春が来れば春のお菓子が、
 東京のみのりさんから京都の美穂子さんへ、
 また京都の美穂子さんから東京のみのりさんのもとへ
 お手紙とともに贈られます。
 なんとも優雅な、雅やかな……。

「きょうとのォおかしィ、きれいィでスねッ!」
「ぐるるーがる!」(←訳:お菓子の包み紙と箱も!)

 どんなお菓子がみのりさんと美穂子さんの間を行き交うのか、
 それは御本を読んだ人にだけ分かる秘密!
 としておきましょう。
 有名な御品もあれば、
 うんうん、
 実にマニアな?裏メニュー的逸品もあります。
 お菓子好きさんは、これはもう、必読です!

 (おや? ぐるる~、ぐるるる~、と奇怪な音が……?)

「あうゥ~、おなかがァ、すいてきちゃッたでス!」
「ぐるるがるがるるー!」(←訳:あれもこれも実食したいー!)

 ついつい誘惑される美麗なお菓子往復書簡、
 お菓子好きさんだけでなく、
 全ジャンルの活字マニアさんにおすすめです!