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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

デジタル大画面の『怖い絵』は。

2010-03-10 23:16:57 | ブックス
「きゃぽーッ♪ ゆきげしきィでスゥ~♪」
「がるるぐるる!」(←訳:銀世界だあ!)

 今朝、窓を開けましたらば……わっ?!? 白いっ!
 ここは北国だったのーっ??と思わず天に叫んでしまいました。
 一応東京都内なんですけど、市街地なんですけど……雪、積もってます、ね……。
 そんな東京・多摩地方の一角から、こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでス! とりゃッ!」(←雪球、投げてます)
「がるるっ!ぐるる!」(←訳:虎ですっ!負けないぞ!)

 えーと、皆さま、(←雪玉の破片を頭から払い落として)おほん、
 聞かなかったこと、見なかったことにして、
 さあ、本日も御本の世界へひた走りましょう!
 雪をも溶かす熱い気合で、こちらを、どうぞ~!


 
                ―― 「怖い絵」で人間を読む ――


 
 NHK教育TVで放送中の、
 『NHK 知る楽 探求 この世界』2010年2-3月放送分テキストです。
 番組のナビゲーターとして登場し、
 『怖い絵』さんたちを解説/解読してくださるのは、
 もちろん同名のアート評論書シリーズの著者・中野京子さん!

「すごいィ~ッ!ぱちぱちィ!」
「がるるるー!」(←訳:スゴイねー!)

 アート評論の分野では異例のヒット作となり、
 韓国でも翻訳出版されたと聞く『怖い絵』が、
 とうとう映像のジャンルにも進出したのは
 私たちファンにとっては嬉しい出来事です。
 でも、TV版の『怖い絵』って……どんなものなんでしょう?

「こわいィにィ、きまッてまスゥ!」
「がるるーるぐる!」(←訳:泣いちゃうくらい怖いぞ!)

 『怖い絵』、『怖い絵2』そして『怖い絵3』と、
 ジリーズ全3冊の御本から成る内容を、
 著者・中野さんと制作スタッフさんたちは
 大胆に構成し直しました。
 
 ハプスブルク家の悲劇も終末も、
 よりヴィジュアルに、より印象的に、
 大河に等しい歴史の流れから切り取り、映像に焼きつけます。
 また、書籍版よりもずっと把握しやすく、
 それゆえに恐怖をさそうストーリーとなったのは、
 レーピン描くロシア皇帝家を題材とした歴史画……。
 ゴヤの画も、
 ベックリンの『死の島』も、
 デジタル映像処理され、
 くっきりした色彩で大きな画面に映し出されると、
 この絵についてはとうに知っている、知識はあるのだ、と
 分かってはいても――
 ついつい、ハッとさせられますね。

「えきしょうてれびィのォ、はくりょくゥでス!」
「がるるる!」(←訳:プラズマTVもあり!)

 書籍の『怖い絵』には文章を中心とした書籍なりの、
 またTVにはTVだからこそ、の面白さがあります。
 加えて、こちらのテキストにも工夫が凝らされ、
 TV番組を見損ねちゃったわ!という方々にも、
 『怖い絵』の良さがよく見え、よく解る出来上がり!
 『怖い絵・総集編』版と呼んでもいいかもしれませんね♪

 TV放送は、毎週月曜日の午後10時25分から!
 再放送は、翌週の月曜日早朝の午前5時35分から、となっています。
 御本の『怖い絵』を楽しく読んだアート好きさんは、
 ぜひテキスト片手にTVの『怖い絵』を御覧くださーい!

「だいはッけんッ、あるかもッ!」
「がるぐるがるる!」(←訳:感動もあるかも!)

 御本未読の、TVっ子さんにも、おすすめです!