中国単身赴任生活 東京浦島太郎編

10数年住んだ中国を離れて東京のサラリーマン。浦島太郎です。
今は、自転車、写真、ジュリエッタなどのブログです。

医療事情

2006-09-04 | 生活
今田舎町では中央電視台で隠しカメラの映像を流されてしまった、医者の薬業界からのリベート騒ぎでちょっと盛り上がっている。

この国では医者にかかろうと思ったら法外な金がかかる。尚かつほとんどが前払いであり、また保証金も一杯かかる。

入院するような騒ぎの時はまず受付で保証金3000元位は当たり前であり、交通事故などでも金を取れそうもないような見掛けの患者は、放置されるのが普通である。

無論有名な医者に手術をしてもらおうなどと思えば「赤包」という名の賄賂は普通であり、そういうものをうまく渡す友達を持っていないとなかなかうまくいかない。友達とお金がなければなおる病気も治らない。

さてTVで放映されたのは、医者が製薬業界の関係者からリベートを受け取っているシーンのようである。ここまで堂々と現金を受け取っているという無神経さも田舎町ならであろう。なにせ隠しカメラの前で現金数えているくらいでここまで放送されたらどうにもならないであろう。

この医者は放送直後から謹慎となり、現在病院内部調査を受けているところだという。


普通の病院に行くと、「医療保険」の有無で窓口が違う。医療保険があるとほとんど自己負担が無くなるので楽になるが、個人で保険に入っているか数少ない真面目に医療保険をかけている企業でもなければ普通は自己負担である。

保険があるとなると、ただだと思って医者も患者もいい加減になる。個人負担ならこんなに薬は要らないと言って値下げ交渉をするこの国の患者さんも保険だと思うと、薬が少ないと、「保険なんだからもっと薬をよこせ! もっと高い薬を出せ!」と言うことになる。

「ゆっくり寝てれば治ります。」と本当のことを言う医者は保険加入者には嫌われて、なんともなくても山のように薬を出す医者は大歓迎を受ける。

風邪ひいて熱があるくらいで医者に行くと「ブドウ糖液」(栄養補給くらいにしかならない)を2時間もかけて点滴されて市販の風邪薬を処方されることになるので私はよっぽどどうにもならなくなってでなければ医者には行かない。

中国に10年以上いるが、歯医者が2回。これが私の医療歴の全てである。

丈夫なんですね、ハイ、その通りです! 
誰が見ても病弱なようには絶対に見えない自信があります!!

でも病原菌のウヨウヨしているところへわざわざ出かけて栄養補給の点滴されるくらいなら家で寝ている方が数段マシだと思いませんか??


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1 コメント

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健康が一番 (みみ)
2006-09-05 00:03:33
あら、私は近所のちっちゃな診療所で点滴を受けても大丈夫になってしまいました…。
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