車のメンテナンスの間に、代車を貸して貰おうとお願いしたら、フランス車を貸してくれるというので、喜んでついでに遊びに出かけた。
シトロエンのDS4。
正直初めて見たと思うし、もちろん乗るのは初めて。
ちょっと背の高い小型ハッチバック。 大きさは、ジュリエッタとほぼ同じで少しだけ幅が広くて少しだけ背が高い。
フロントグリルも、スゴく個性的ではないし、地味な高級車、かな。
乗るとこれが楽しい。
1600ターボ、アイシン製6AT(CVTでもDCTでもなくトルコンですね)
足回りは、ジュリエッタに比べると相等柔らかく、エンジン音も静か。
なんというか、ヌルヌル走る感じです。
日本車の柔らかい足回りのように、フワフワではなく、基本は結構硬め、でなんだかヌルヌル。
特に高速道路を100km前後で走っているときに、ビタッと路面に追従しながら、ヌル~ンって滑るように走ります。
加速もアクセルきゅっと踏むと、クイッと加速開始で、かなり軽快感ありますが、ジワッとアクセル踏むと、スルーンって言う感じに加速していきます。
房総のちょっとクネクネした一般道路で遊びましたが、ジワッと加速していくときの感じが一番楽しいかもしれません。
ドンと踏むと、もちろんドンと加速しますが、滑らか感を楽しむのが一番美味しく感じました。
座席が、普通のセダンでもない、SUVでもない不思議な高さ感があって、これは私にはマイナス点。
もっとぺったんこが良いですね。
フロンドガラスが巨大で、ほぼ頭の上までガラス。
明るくて気持ちいいです。
太陽が上にあってもまぶしいというのはオープンカーみたいですよ。
スタイル最優先なんでしょうが、後部座席のガラスは開きません。
イタリア車に乗って、フランス車に乗る機会があって、改めて個性、何を大事にするか、ということで車作っているんだなぁと思います。
車が移動手段、だけではなくて、楽しみを見つけられる道具、になっている気がします。
使い勝手、と言う意味では日本車は高得点。
かゆいところに手が届いて、使っている限り不満なところは少ないと思いますが、楽しさ、と言う点で違いますね。
自転車でも、一台一台乗り心地が違って、それを楽しむ様になって、車でも同じ事なんだなと。
DS4は、クロモリの楽しさです。
自分の車を引き取って、ヌルヌルからコツコツへ。
ジュリエッタの少し硬めの足がやっぱり嬉しい。
少し賑やかなエンジン音、排気音が楽しいです。
個性、というものを大事にしている、イタリア車やフランス車、人生楽しくやろうぜ! と言っているようです。