先週、新聞に「主要交差点120箇所に白線を引いた。この線を越えたら罰金10元!」というなんとも子供の遊びのような記事が出ていました。
田舎町も朝夕の出退勤の時間帯には、渋滞します。とは言え信号2回待ちくらいで可愛いものですが、この町のせっかちな住民には、耐えられない環境のようです。
主たる原因は、車が増えたことであるのは間違いありませんが、それに拍車をかけているのは信号を守れない人々の行動です。
驚くべき事に中学生に信号を守らないのは交通規則の違反行為である、と言うこと素らが認識されていないのです。報道によると半数以上の中学生(何度も書きますが小学生や幼稚園ではありません! 中学生です!)が信号を守らないで道路を渡ることは違反ではない!と思っているとのことでした。
と言うことであれば、歩行者、自転車を取り締まれば良いんだ! と考えたのでしょう。 それまで5元だった罰金を先月10元に引き上げました。
でも効果はありません。文句を言いながら絶対に罰金を払おうとしない奴が取締をしている警官等にくってかかっている脇を堂々とみんな信号無視です。
じゃあ白い線を新しく引いたらみんなが守るのでしょうか?
守れるわけがないとは思いますが、ちょっとは新鮮かも知れませんね。また今まで道路にはみ出していた信号待ちの人々を歩道に押し込めておく方法としては、ただ信号を守れ!と叫んでいるだけよりは効果が期待できそうです。
昨日平日休みの午後、散歩がてら近所の交差点で人々の行動を観察しながら実験しました。
<実験1>
時間帯:16時頃。 取締のオジサン(警察官ではない)が立っている交差点で赤信号の時に白線を越えてみる。
結果:オジサンに叱られる。 「おまえはTVも新聞も見ていないのか! この白線越えてはいけないんだ! 今度越えたら罰金10元だぞ!」
考察:いきなり罰金を取ろうとしてもああだこうだと文句ばっかりになってどうせ取れない。 ならば猶予してやるから次回から守れ、と言う方が効果的と判断した模様で、正しい対応と思われる。もしかしたらこの政策は効果があるのかも知れないと一瞬錯覚した。
<実験2>
時間帯:18時過ぎ 退勤ラッシュのまっただ中。ある政府系機関の門の前の交差点。利用者の大半は政府系機関からの退勤者!
同じように白線を越えてみる。
結果:みんなが全然信号も白線も守っていなくて道路にはみ出し放題なので、オジサンは何も言えない。
考察:中学生が信号無視を何とも思わないのは親の教育、親の行動を見ているせいだと言うことが明らかに判る。
また政府系機関(それも福建省の)からの退勤者ですら守れない、いや、正確に言いましょう、守ろうとしていない という事で、こう言う問題を真面目に考えているのは、ほんの一握りの交通局や警察の人間であることも明白。
実験を終了しての感想:今の親の世代で「ルールを守ろう」という成果が出てくるのは無理。 どう早くても今の子供達のそのまた子供の世代を待たなければいけないのであろう。
と言うことは1世代20年として、あと20年以降の事ですね。
田舎町も朝夕の出退勤の時間帯には、渋滞します。とは言え信号2回待ちくらいで可愛いものですが、この町のせっかちな住民には、耐えられない環境のようです。
主たる原因は、車が増えたことであるのは間違いありませんが、それに拍車をかけているのは信号を守れない人々の行動です。
驚くべき事に中学生に信号を守らないのは交通規則の違反行為である、と言うこと素らが認識されていないのです。報道によると半数以上の中学生(何度も書きますが小学生や幼稚園ではありません! 中学生です!)が信号を守らないで道路を渡ることは違反ではない!と思っているとのことでした。
と言うことであれば、歩行者、自転車を取り締まれば良いんだ! と考えたのでしょう。 それまで5元だった罰金を先月10元に引き上げました。
でも効果はありません。文句を言いながら絶対に罰金を払おうとしない奴が取締をしている警官等にくってかかっている脇を堂々とみんな信号無視です。
じゃあ白い線を新しく引いたらみんなが守るのでしょうか?
守れるわけがないとは思いますが、ちょっとは新鮮かも知れませんね。また今まで道路にはみ出していた信号待ちの人々を歩道に押し込めておく方法としては、ただ信号を守れ!と叫んでいるだけよりは効果が期待できそうです。
昨日平日休みの午後、散歩がてら近所の交差点で人々の行動を観察しながら実験しました。
<実験1>
時間帯:16時頃。 取締のオジサン(警察官ではない)が立っている交差点で赤信号の時に白線を越えてみる。
結果:オジサンに叱られる。 「おまえはTVも新聞も見ていないのか! この白線越えてはいけないんだ! 今度越えたら罰金10元だぞ!」
考察:いきなり罰金を取ろうとしてもああだこうだと文句ばっかりになってどうせ取れない。 ならば猶予してやるから次回から守れ、と言う方が効果的と判断した模様で、正しい対応と思われる。もしかしたらこの政策は効果があるのかも知れないと一瞬錯覚した。
<実験2>
時間帯:18時過ぎ 退勤ラッシュのまっただ中。ある政府系機関の門の前の交差点。利用者の大半は政府系機関からの退勤者!
同じように白線を越えてみる。
結果:みんなが全然信号も白線も守っていなくて道路にはみ出し放題なので、オジサンは何も言えない。
考察:中学生が信号無視を何とも思わないのは親の教育、親の行動を見ているせいだと言うことが明らかに判る。
また政府系機関(それも福建省の)からの退勤者ですら守れない、いや、正確に言いましょう、守ろうとしていない という事で、こう言う問題を真面目に考えているのは、ほんの一握りの交通局や警察の人間であることも明白。
実験を終了しての感想:今の親の世代で「ルールを守ろう」という成果が出てくるのは無理。 どう早くても今の子供達のそのまた子供の世代を待たなければいけないのであろう。
と言うことは1世代20年として、あと20年以降の事ですね。